視聴率20%に王手!「財閥家の末息子」キム・シンロクがソン・ジュンギの逆鱗に触れる?第8話のネタバレと見どころ

2022年12月05日19時00分ドラマ
画像出典:JTBC「재벌집 막내아들」公式サイトより

昨夜4日(日)に放送された第8話では、病に冒されたイ・ソンミンが長子相続の原則を廃止したことによって、本格的な後継者争いの幕が切って落とされた。そんななか甥のソン・ジュンギを牽制するあまりその逆鱗に触れてしまったキム・シンロクは、次なるターゲットに選ばれるのだった。視聴率も19.4%と20%台に王手をかけた「財閥家の末息子」。気になる第8話のあらすじと見どころを紹介していこう。番組HPで予告動画が公開中だ。



「財閥家の末息子」は、財閥一家のオーナーリスクを管理する秘書がひょんなことから一家の末息子として生まれかわり、第二の人生を生きるファンタジードラマだ。【「財閥家の末息子」を2倍楽しむ】では、韓国での放送にあわせて各話のネタバレあらすじ、見どころ、キャスト、視聴率など紹介している。

■キャストキャスト詳細
ユン・ヒョヌ、チン・ドジュン役:ソン・ジュンギ(一人二役)
チン・ヤンチョル役:イ・ソンミン
ソ・ミニョン役:シン・ヒョンビン
チン・ソンジュン役:キム・ナムヒ
チン・ヨンギ役:ユン・ジェムン
ソン・ジョンレ役:キム・ジョンナン
チン・ドンギ役:チョ・ハンチョル
チン・ファヨン役:キム・シンロク


■第8話あらすじ
祖父ヤンチョルの妨害によって、DMC(デジタルメディアシティ)開発事業に待ったをかけられたドジュン。それどころか今にでもスニャン建設に事業権を取られそうな状況で、ドジュンは頭を抱えるしかなかった。そんななかセヒョンから“4989ホームショッピング”が売却を決定したと聞かされたドジュンは、ふと兄ヒョンジュンの言葉を思い出す。「ショッピングは必要なものを買うのではなく、欲しいものを買うんだ」これにヒントを得たドジュンは、解決策を見出すのだった。

その足でスニャン病院に入院中のデヨングループ会長チュ・ヨンイル(イ・ビョンジュン)のもとへ向かったドジュン。実は父ユンギが受け取った委任状には、スニャン病院のVIP名簿が同封されていたのだ。デヨン物流がスニャン運送を負かし、物流業界1位の栄冠を手にする方法を教えにきたとドジュン。その方法とは、先ほどセヒョンから聞かされた4989チャンネルを買収しろというものだった。ホームショッピングと物流が連携をとることで、業界1位も夢ではないとドジュンは話す。

一方、式の直前に控え室で待つヒョンミンのもとへ向かったソンジュンは、2人きりで話があるという。そしてヒョンミンが自分ではなく、ドジュンに好意を持っていることを知っていると明かすソンジュン。実は先日ソンジュンは、ギャラリーでヒョンミンとドジュンが一緒にいる場面を目撃していたのだ。ヒョンミンが自分を男として選ばなかったのと同じく、自分にとってもヒョンミンはビジネスの1つだと嘲笑するソンジュン。そんなソンジュンの態度に悔し涙を流すヒョンミンだったが、式は予定通り進められた。なんとしてもソンジュンを後継者の座から引きずり下ろしたい次男のドンギは、隣に座るヤンチョルへ封筒を差し出す。そこに入っていたのは、例の土地投機がヨンギではなくソンジュンの仕業であることを記した書類だった。そんなドンギに向かって、「お前でも知れることを俺が知らないとでも?」とヤンチョル。

式も終盤に差し掛かり、家族写真を撮影しようとする一同。するとそこへ、遅れてドジュンがやってくる。ヤンチョルの隣に立ったドジュンは、自分の金でスニャンを買おうという考えは捨てたと話す。入院先の病院から式場に駆けつけたヨンイルと顔を合わせるヤンチョル。同じ頃、ソンジュンはDMCに参入する業者がすべて埋まったという知らせを聞き、愕然とした。ヤンチョルの意志とは裏腹にDMCへの参入を決めたのは、他でもないヨンイル率いるデヨングループだった。

スニャン家の一同が集まった披露宴で、乾杯の音頭をとるチャンジェ。つづいてヨンギから祝いの言葉を求められたヤンチョルは、ソンジュンの望み通り結婚祝いを用意したと話す。しかし、封筒の中に入っていたのは株式譲渡の書類ではなく、人事異動の知らせだった。大人としてすべての責任を取らせて欲しいと言ったソンジュンの言葉通り、ヤンチョルは土地投機とDMCの事業権獲得に失敗したことの責任を取って、ソンジュンを物流倉庫の責任者として働かせるという。さらにヤンチョルは「今日を持って、スニャンの長子相続の原則はなくなった」と宣言。

自宅に戻ったヤンチョルは、先ほどのヨンイルの言葉を振り返った。誰よりもドジュンがヤンチョルにそっくりだと話すヨンイル。一方、ヤンチョルが去った後の披露宴会場では、怒りに震えたソンジュンがドジュンに掴みかかる。一触即発の雰囲気を破ったのは、新婦ヒョンミンだった。その場に気を失って倒れるヒョンミンだったが、それはすべてパフォーマンスだった。ヨンギとジョンレが出て行った後、何事もなかったかのように起き上がったヒョンミンは、後継者争いに勝つまでは今日のような感情的な行動は慎むよう忠告した。

翌日、三兄妹にそれぞれ担当する系列会社の割り当てと株式及び債務の整理が告げられた。これまでの百貨店事業に加えて、マートとホテルチェーンまで任されることとなった長女ファヨンは、兄2人の系列会社に合わせて4千億ウォン(約400億円)を返済しなければならなくなってしまう。夫のチャンジェはミラクルのセヒョンに相談してみてはどうかと提案するが、父ヤンチョルが突然長子相続の原則を廃止した背景にドジュンがいると考えるファヨンは、それを拒否する。

そんななか新聞の一面を飾るドジュンの母ヘインの姿を目にしたファヨンは、何やら不審な笑みを浮かべ…。しばらくしてスニャン百貨店に足を運んだドジュンは、同じくファヨンに呼び出された母ヘインと顔を合わせる。先に職員に呼ばれて部屋を出たヘインは、VIP顧客の前でフィッティングモデルを務めることに。さらにその様子をモニター越しに目にするドジュン。顧客たちの前で屈辱を受けるヘインの姿を見たドジュンは思わず席を立つが、そこへファヨンが現れる。言いたいことがあるなら直接言ってくれと話すドジュンに向かって、「スニャンの相続者になれるなんて勘違いしないで。あんたたちは私たちとは違う」とファヨン。

その後、アナリストのレイチェル(ティファニー/少女時代)から今最も業界を騒がせている企業の名前を聞いたドジュンは、かつてニュースでその名前を目にしたときのことを思い出す。それはインターネット電話事業に成功し、6か月で約200倍という株価上昇を見せたが、わずか1年で撤退したニューデータテクノロジーだった。まずは次男のドンギを利用してニューデータテクノロジーの株を買わせたドジュンは、つづいてファヨンにターゲットを絞った。兄たちに返済すべき債務に追われるファヨンに金を貸す代わりに、百貨店の株式30%を担保として預かることにしたセヒョン。さらにセヒョンからニューデータテクノロジーの件を聞いたファヨンは、目の色を変えて株の投資に動いた。

言われた通り4万ウォンになったところで株式を売却したファヨンだったが、その後もニューデータテクノロジーの株価は上昇。あっという間に10万ウォンまで上昇した株価を目にしたファヨンは、一日中株価チャートから目が離せなくなる。一方、ファヨンが百貨店の株式30%を担保にミラクルから金を借りたと知った兄らは、次々とセヒョンに連絡を入れた。

ふたたびファヨンに会いに行ったドジュンは、ニューデータテクノロジーの背後に作戦勢力がいるとし、株価はこれからも上昇する一方だと伝えた。さらに兄たちが百貨店の株式を狙っていると聞いたファヨンは、またしてもニューデータテクノロジーに大金を投資するのだった。

■見どころ・感想
まんまとドジュンの罠にハマったファヨン。1年以内に急下落するニューデータテクノロジーの株式をめぐって、ドジュンは見事ファヨンを陥れることに成功した。これまでの回もどれも見応えがあったが、今回はとくにスピード感があって一気に引き込まれてしまった。反転につづく反転。本格的にスニャン家のトップの座を狙って激しい競争が繰り広げられるなか、やはり圧倒的な力を見せつけるドジュンの姿が印象的だ。
zaibatsu8©JTBC

一方、ファヨン役のキム・シンロクの演技も圧巻だった。毎回どの作品でも存在感あふれる演技を披露するキム・シンロクだが、本作ではなんとも憎たらしい財閥家の娘を演じている。ファヨンが真っ先にドジュンの逆鱗に触れた時点で結果は予想できたが、ここまで単純に引っかかってしまうのも、ある意味彼女の魅力なのかもしれない。次回予告では、ついに百貨店の代表理事を解任されそうになるファヨンの姿が登場した。今後もファヨンに向けられるドジュンの攻撃から目が離せない。

毎回右肩上がりだった視聴率も昨夜の放送で19.4%を記録し、20%台まであと一歩となった。この数字は、初回の6.1%の約3倍にあたる。これによって本作は、2022年のミニシリーズ部門で最高視聴率を記録したENAドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の17.5%を超え、堂々の1位に輝いた。今年はまだミニシリーズ部門で20%を超える視聴率を記録した作品がないなか、「財閥家の末息子」がその快挙を成し遂げることとなるのか、期待が高まる。(ニールセンコリア、全国調べ)

「財閥家の末息子」の予告動画は、番組HPで公開中だ。

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