「科捜研の女2022」第7話 芦毛の“ウインター号”の名演技が話題に!ネタバレと第8話あらすじと予告

2022年12月07日11時32分ドラマ
@テレビ朝日

12月6日(火)「科捜研の女 2022」(テレビ朝日、よる9時)第7話で、事件を目撃した“ウインター号”は初めから犯人を告げていた!12月13日(火)に放送される第8話に、正義感溢れる樹木医役で真飛聖がゲスト出演する。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「科捜研の女」は、京都府警科学捜査研究所(科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口)ら個性あふれる研究員たちが、科学捜査で難事件に挑む人気サスペンス。

12月6日に放送された第7話では、殺害の目撃者となった美しい芦毛(白馬)の元競走馬“ウインター号”(ソウタ)が、初めから犯人を告げていたことが判明。面通し実験や恐怖に怯えるシーンなど、“ウインター号”の真に迫る演技は注目を集め、Twitterには「あのお馬さん演技上手いな馬だけに」「めっちゃ演技派だった」「馬の演技が一番良かった」といったコメントが寄せられた。ドラマの後半で科捜研にいるマリコが“ウインター号”と心の中で対峙するシーンは、なんとも抒情的かつシュールで視聴者を釘づけに。

また、馬が人間の顔を識別することや、人間の感情を察し、表情を読み解くこと、さらに、馬が左目を対象者に向ける時は、危険を感じたときに取る行動とされている、など馬に関するトリビアも視聴者の関心をひいた。

生駒准教授は「動物が無垢で純粋と言うのは間違い、動物の一緒に過ぎない人間が、嘘、罪、矛盾を重ねているのだから…」と殺人犯だと暴かれる前に マリコに語った。彼女の罪の意識が、つい言葉に出てきてしまったのだろう。そんな彼女の心の機微を感じ取ったマリコは、生駒の論文から馬の行動を読み解き、事件を解決に導いた。動物を守るためとはいえ、罪を犯したのに名乗り出なかったのは実に残念なことだった。

次週12月13日に放送される第8話には、“動物”ではなく“樹木”を熱愛する疑惑の人物が登場。役元宝塚歌劇団トップスター・真飛聖が、植物をこよなく愛し“木を傷つける者は許さない”という強い信念をもつ樹木医・曽根くるみ役を演じる。

樹木医とは、傷ついたり病気になったりした樹木の診断を行い、木の再生を担う専門家。くるみの案内により、被害者が転落した場所が判明する。そこは、かつて荒れ放題だったところを、くるみや植木職人仲間が少しづつ整備をすすめてきた雑木林。しかも、被害者がクライミングしていたのはSNSで“血を流す木”と話題を読んでいる不気味な木だったことが判明し…。

■前回 第7話:ネタバレあらすじ
乗馬ファームの厩舎の前で、馬主の吉川耕造(吉田輝生)が死んでいるのが発見され、吉川が所有する馬“ウィンター号”が行方不明になっていることもわかる。榊マリコ(沢口靖子)が検視したところ、遺体の後頭部と前頭部に外傷が残されていることが判明した。ファームのスタッフによると、ウィンター号は元競走馬で、現在は乗馬体験や撮影などで活躍していたという。もしや、ウィンター号が被害者を蹴って逃走したのだろうか。

直後、思わぬ場所でウィンター号が見つかった。現場から数百メートル離れた映画撮影所に迷い込んでいたのだ。後脚に血液が付着しているのに気づいたマリコらはALSライト(科学捜査用ライト)を当てようとするが、突如現れた動物行動学を専門とする准教授・生駒遥夏(石井杏奈)に「勝手な真似をしないで!」と制止される。

生駒は、撮影所から馬に過剰な負担を強いていないかコンプライアンスチェックを任されている人物で、生駒はALSライトが馬にとって安全なのか、マリコに問いかけるとともに、馬は凶器や証拠などの“モノ”ではなく、感情を持った“ひとつの命”だと訴える。さらに生駒は、馬は優れた記憶力を持ち、人間の顔を覚えることができるとも話す。

まもなく、君嶋直樹(小池徹平)の鑑定により、ウィンター号の蹄鉄と被害者の傷口の形状は一致しないことが断定され、殺人事件であることが明らかになった。脚に血痕が付着していたということは、ウィンター号は殺害時に現場にいて犯行を見ていたに違いない。

そんな中、疑惑の人物として、ウインター号に乗馬予定だった新人俳優・潮田純哉(富樫慧士)が浮上する。生駒の言葉を思い出したマリコは、ウィンター号による“面通し”実験を実行することに。その結果、ウインター号は潮田と面識があることが発覚する。潮田はウインター号と会っていないと証言していたが、実は撮影前日に厩舎におもむき、餌を与えていたことを告白する。その時、何者かが厩舎にやってきたが、潮田は厩舎に忍び込んだことがバレるのをおそれ、慌てて帰ったという。

その後、ウインター号が映画撮影所に逃げ込んだ時に、追いかけてきた人物がいることが判明、さらに、被害者の吉川が乗馬ファームを潰して、グランピング施設にしようと目論んでいたことがわかる。マリコはそれらの情報を精査し、ある仮説にたどり着く。

マリコは生駒の論文から、馬が人の気持ちに寄り添うという事に注目。再度、心拍センサーによる“面通し”が行われた。呼び出された潮田は、ウインター号の前で、リラックスした表情と、怒りの表情をしてみせる。潮田の怒りの表情に怯えたウインター号はストレスを感じ、心拍数が跳ね上がった。

その直後、土門(内藤剛士)が生駒に、被害者と乗馬ファームを取り潰す件で癒着していたのではないかと詰問。生駒が逆上して怒りをあらわにしたところ、ウインター号が生駒の表情をみて暴れ出した。生駒は狭い厩舎の中でウインター号が怪我をしないように、すぐさま扉を開けてウインター号を放した。マリコは生駒の行動ですべての謎が解明されたと語る。

土門が生駒と被害者が癒着していると言ったのは、生駒を逆上させることが目的のデタラメだったが、殺害犯は生駒だった。乗馬ファームを取り潰すために、馬に毒餌を食べさせ弱らせようとしていた被害者に腹を立て、衝動的に殺害。その様子を見たウインター号が怯えて暴れ出したため、怪我をしないように厩舎から逃がしたのだ。その後、ウインター号に危害が及ばないように撮影所まで誘導し、何事もなかったかのようにマリコたちに接していた。
ウインター号は、初めから生駒の様子を左目で確認し、用心していたのだった。

■次回 第8話:あらすじ 
イチョウの木の下に“ツリークライミング”中の事故で落下したと思われる、都内在住の船井文治(尾崎右宗)の遺体が見つかった。臨場した榊マリコ(沢口靖子)らが単なる事故死ではないとにらんだみ鑑定したところ、被害者の着衣からイチョウとは違う樹皮が見つかり、彼が登っていたのは別の樹木だったことが判明。さらに、現場に残された車輪の跡から、遺体がリヤカーで運ばれてきた事実も浮上した。

着衣から採取したヒントを元に、マリコは近くの雑木林に向かう。雑木林を整備している樹木医・曽根くるみ(真飛聖)に案内してもらったところ、マリコ予想どおり周辺から血液反応が見つかり、やはり被害者の船井は血を流す木に登り、そこから落下し首を骨折して死亡したことが明らかになる。だが、雑木林からイチョウの木の下まで、犯人はなぜ遺体を運んだのか?そしてそもそもなぜ船井はこの木に登っていたのか。疑問を明らかにするため、君嶋直樹(小池徹平)が検証実験に乗り出す。すると、思いもよらぬ真実が浮かび上がり…。

テレビ朝日「科捜研の女2022」は10月18日スタート。出演:沢口靖子、内藤剛志、小池徹平、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斉藤暁、西田健、山本ひかる、石井一彰/第7話ゲスト出演:石井杏奈 富樫慧士 吉田輝生 /第8話ゲスト出演:真飛聖 尾崎右宗 ほか。主題歌:坂口有望『サイレント』。番組公式Twitterアカウントは「@kasouken_women」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

テレビ朝日「科捜研の女2022」番組公式サイト

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