TBSドキュメンタリー『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』センセーショナルな予告編解禁

2023年01月11日09時00分映画

TBSドキュメンタリー史上、最大の問題作『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』が2月24日(金)より角川シネマ有楽町、ユーロスペース、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開!この度、予告編が解禁となった。

1967年に放送され、放送直後から抗議が殺到、閣議でも偏向番組、日の丸への侮辱として問題視され、郵政省がTBSを調査するに至った、TBSドキュメンタリー史上、最大の問題作と呼ばれた作品が、半世紀の時を経て現代に蘇る。

サブカルチャーの先駆者であり時代の寵児であった劇作家の寺山修司が構成を担当し、街ゆく人々に「日の丸の赤は何を意味していますか?」「あなたに外国人の友達はいますか?」「もし戦争になったらその人と戦えますか?」といった、人々が普段考えないような本質に迫る挑発的な質問を、次々とインタビューしていく。



長年タブーとされていた本作を、「現代に同じ質問をしたら、果たして?」 という思いから、ドラマ制作部所属で、本作が初ドキュメンタリーとなる若干28歳の佐井大紀は、1967年と2022年の2つの時代を対比させることにより「日本」や「日本人」の姿を浮かび上がらせようと、自ら街頭に立った。

この度解禁された予告編映像では、「TBSドキュメンタリー史上最大の問題作が現代に蘇る」というセンセーショナルなナレーションとともに、街ゆく人に“日の丸の赤は何を意味しているか”や“祖国と家庭どちらを愛しているか”といった、挑発的で無機的なインタビューを矢継ぎ早に行う様子が切り取られる。55年前に寺山修司が構成を手掛け、テレビという公共の電波を使った壮大な実験であった番組である「日の丸」を現代に蘇らせるというのだ。真摯に答える人、いらだちを露わにする人。そこに映し出されるのは、過去、そして現代の日本と日本人の姿―。「国家」とは何かを追い続けていた寺山修司による「挑発」に込められた思惑や驚異のトリックが、当時を知る関係者から赤裸々に語られる。情念の反動化に対する挑戦とは?詩的なアジテーションとは?そして、日本人の正体とは?予想外の急展開に我々はきりきり舞いしながら、テレビの限界に挑んだ人々の思いに触れ、激動の現代における自らの存在を考えさせられる映像となっている。

寺山修司没後40年となる2023年、観る者を圧倒する「むき出し」のドキュメンタリー『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』は2月24日(金)より全国公開。

監督:佐井大紀  企画・エグゼクティブプロデューサー:大久保竜 総合プロデューサー:秋山浩之、小池博
チーフプロデューサー:松原由昌 プロデューサー:津村有紀、樋江井彰敏、森嶋正也
TBS DOCS事務局:富岡裕一  協力プロデューサー:石山成人、塩沢葉子
出演:高木史子、シュミット村木眞寿美、金子怜史、安藤紘平、今野勉 語り:堀井美香、喜入友浩(TBSアナウンサー)
2023年/日本/87分/5.1ch/16:9 製作:TBSテレビ 配給:KADOKAWA ©TBSテレビ hinomaru-movie.com

予告編YouTube