13日ノーカット放送『思い出のマーニー』は、高月彩良と有村架純がWヒロインの青春ファンタジー

2023年01月12日16時12分映画
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日本テレビ系「金曜ロードショー!」では、先週に続いてジブリの名作を放送、第2夜となる明日1月13日(夜9時~)は、米林宏昌監督の『思い出のマーニー』(2014)を放送、予告動画は番組公式サイトで公開中だ。

『思い出のマーニー』は、イギリスの作家、ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学作品を基に、舞台を北海道に移し、かたくなに心を閉ざした少女アンナが、海辺の村に住む少女マーニーとの交流を通じて心を開いていく様子が描かれる青春ファンタジー。



日本が誇るアニメーション制作会社・スタジオジブリの作品は、1986年公開、宮崎駿監督『天空の城ラピュタ』からはじまり『となりのトトロ』(88)、『火垂るの墓』(88)、『もののけ姫』(97)、そしてアカデミー賞長編アニメ賞を受賞した『千と千尋の神隠し』(2001)など、数々のヒット作品を作り続けている。2013年『風立ちぬ』で宮崎駿は長編映画の制作から身をひき、宮﨑の意思を継ぐ若手クリエイターが次々と新しい作品に取り組んできた。その中の1人が『借りぐらしのアリエッティ』(2010)で長編監督デビューした米林宏昌監督だった。『思い出のマーニー』は、宮﨑、高畑両巨匠は一切関わってない、まさに新しいジブリの時代を象徴する作品として注目を集めた。
日本では2014年7月に公開され、国内累計興行収入は35億円以上を突破した。なお米林監督は2014年末にスタジオジブリを退社している。

物語の主人公は杏奈とマニー。喘息の治療のため海辺の街にやってきた杏奈は、養母の愛を信じられず心を閉ざしていた。そんな彼女は、入り江の向こうの洋館でマーニーという少女と出会う。2人はやがて打ち解け合い、行動を共にすることになるが…。不思議な冒険の果てに、彼女がたどり着く思いがけない真実とは?Wヒロインの声を演じるのはオーディションで選ばれた高月彩良と有村架純。他にも、松嶋菜々子、寺島進、森山良子、吉行和子、黒木瞳ら豪華俳優陣が声を担当。派手さはないが美しい風景の中で少女たちの成長を丁寧に描き、見終わった後に温かい気持ちになるファンタジーだ。

本作はDVDも発売されており、DVD発売記念、米林宏昌×高橋大輔トークイベントをニコ生で生中継もされた。⇒関連記事

■あらすじ
幼いころ両親を亡くした杏奈(高月彩良)は、養母・頼子(松嶋菜々子)に育てられてきたが、ある出来事をきっかけに頼子は自分のことを愛してないと思うようになった。それ以降、孤独と不安に押しつぶされそうになった杏奈は体調を崩してしまう。そこでしばらく北海道に住む親戚・大岩清正(寺島進)、セツ(根岸季衣)夫妻の家で暮らすことになった。
そんなある日、杏奈は町の人たちから「湿っ地屋敷」と呼ばれる古い洋館に、心惹かれるようになる。そしていつしか杏奈は、屋敷に住む少女のことを夢で見るようになる。意を決して屋敷に行った杏奈は、そこでマーニー(有村架純)と名乗る不思議な少女に出会うのだが…。

【思い出のマーニー】(2014)
原作:ジョージ・G・ロビンソン
監督・脚本:米林宏昌
脚本:丹羽圭子/安藤雅司
製作:鈴木敏夫
美術監督:種田陽平
出演:高月彩良/有村架純/松嶋菜々子/大泉洋/安田顕/音尾琢真/戸次重幸/杉崎花/白石晴香/寺島進/根岸季衣/森山良子/吉行和子/黒木瞳ほか『思い出のマーニー』

日本テレビ「金曜ロードSHOW!」番組公式サイト