映画『すべてうまくいきますように』で初共演のソフィー・マルソー×シャーロット・ランプリング出演シーン映像公開

2023年01月13日14時00分映画
© 2020 MANDARIN PRODUCTION – FOZ – France 2
CINEMA – PLAYTIME PRODUCTION – SCOPE PICTURES

”安楽死”を巡る父娘の葛藤を描いたフランス映画『すべてうまくいきますように』(2023年2月3日より全国公開となるが、初共演を果たしたソフィー・マルソーとシャーロット・ランプリング、名優2人の出演シーン映像が解禁となった。



本作は、これまで新作を発表するたびに異なるテーマで観る者を圧倒してきたフランスの名匠フ ランソワ・オゾン。これまでオゾンが幾度も描いてきた“死”をテーマに、その集大成ともいうべき新作映画。

主演は『ラ・ブーム』(80)の世界的大ヒットでスーパーアイドルとなり、今なおフランスの 国民的俳優として愛され続けるソフィー・マルソー。以前からオゾン作品のファンだったマ ルソーにとって念願の初タッグとなった。また、主人公の母親役として、これまで『まぼろし』 (01)、『スイミング・プール』(03)、『17 歳』(13)でオゾン監督とタッグを組み、そのつど圧 倒的な存在感を示してきたシャーロット・ランプリングが出演している。マルソーとランプリン グも、本作が初共演だ。

今回新たに解禁された本編映像は、そんな二人の名優が共演したシーンだ。エマニュエル(ソフィー・マルソー)と母のクロード(シャ ーロット・ランプリング)が、安楽死を希望した父/夫のアンドレについて話し合う。エマニュエルは「パパから聞いた?」と安楽死のことを切 り出すが、鬱病を患うクロードはアンドレと長年別居中ということもあり、夫の安楽死に対する反応は薄い。それよりもクロードが懸念して いるのは、アンドレの愛人ジェラールの存在だ。「あなたもスイスへ?」と聞いたあとに「ジェラールは?」と聞くクロード。エマニュエルが「もう会 わないって」と伝えるも、クロードは「口先だけよ」と冷笑する。しかし、最後に「なぜパパと別れなかったの?」という娘の質問に対して、クロ ードは「愛してたの、バカね」とほほ笑むのだった。台詞は少ないが微妙な表情の差異によって感情を表現するランプリングの名演技を堪 能できるシーンとなっている。



■あらすじ
芸術や美食を楽しみ、ユーモアと好奇心にあふれ、何より生きることを愛していた85歳の父アンドレが突然、安楽死を願う。脳卒中で倒れたことによって、身体の自由がきかなくなったという現実が受け入れられず、人生を終わらせるのを手伝ってほしいと娘のエマニュエルに頼んだのだ。小説家のエマニュエルは妹のパスカルと、父の気が変わることを望みながらも、スイスの合法的に安楽死を支援する協会とコンタクトをとる。一方で、リハビリが功を奏し日に日に回復する父は、孫の演奏会やお気に入りのレストランへ出かけ、生きる喜びを取り戻したかのように見えた。だが、父はまるで楽しい旅行の日を決めるかのように、娘たちにその日を告げる。娘たちは戸惑い葛藤しながらも、父と真正面から向き合おうとする

■作品情報
監督・脚本:フランソワ・オゾン(『ぼくを葬る』『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』)
出演:ソフィー・マルソー、アンドレ・デュソリエ、ジェラルディーヌ・ペラス、シャーロット・ランプリング、ハンナ・シグラ、エリック・カラヴァカ、グレゴリー・ガドゥボワ
2021│フランス・ベルギー│フランス語・ドイツ語・英語│113分│カラー│アメリカンビスタ│5.1ch│原題:Tout s'est bien passé│字幕翻訳:松浦美奈│映倫区分:G
© 2020 MANDARIN PRODUCTION – FOZ – France 2 CINEMA – PLAYTIME PRODUCTION – SCOPE PICTURES
提供:木下グループ 
配給:キノフィルムズ

『すべてうまくいきますように』公式サイト
『すべてうまくいきますように』予告動画