赤ペン瀧川による 映画『ヒトラーのための虐殺会議』解説映像が解禁!

2023年01月20日09時00分映画

ヴァンゼー会議からちょうど81年後の本日 1月20日(金)ついに公開となる映画『ヒトラーのための虐殺会議』を、映画プレゼンターの赤ペン瀧川による解説映像が解禁となった。



本作は、1942年1月20日正午、ドイツ・ベルリンのヴァンゼー湖畔にある大邸宅にて、ナチス親衛隊と各事務次官が国家保安本部長官のラインハルト・ハイドリヒに招かれ、高官15名と秘書1名による会議が開かれた史上最悪な会議の全貌に迫る映画。議題は「ユダヤ人問題の最終的解決」。

今回、「紹介するにあたって久しぶりに頭を抱えた。なぜなら映画の内容が恐ろしすぎる!」と数々の映画を明快に解説してきた映画プレゼンター赤ペン瀧川を悩ませた本作。

ヒトラー

解禁された特別映像では、「より楽しくご覧いただくため、いや、より謹んで目撃する」ために見逃さないでほしい注目ポイント3か条を提示。

まずこの最悪の会議を議事録から忠実に再現していることを挙げ、「爆売れ小説」や「ヒット漫画」など映画あるある原作で製作された作品ではなく、ホロコーストに関する重要文書が原作であることを指摘。さらに会議に集まったのが「中間管理職」で、ヒトラーが全て仕切っていた印象のあるユダヤ人の虐殺が、実際にはヒトラーの部下達が作戦を実行していたことにも着目。この会議を「上司に怒られたくない皆様が集合」して、「人権よりも効率」といった「ビジネスマン的発想を持つ男たち」が「狂った優先順位で進む恐怖の会議」だったと解説する。

そして「誰も撃たれない&誰も死なない」「会議室から描かれる戦争映画」とその独自性に注目するなど、本作への理解度が高まるポイントを次々紹介、鑑賞前でも後でも必見の解説映像となっている。

81年前の今日、実際に行われていた史上最悪の会議から我々現代人が何を学べるのか。スクリーンでその全貌をぜひ目撃してほしい!



★『ヒトラーのための虐殺会議』公開記念トークイベント決定!★
本作公開を記念し、1月21日(土)に新宿武蔵野館にて柳原伸洋さん(ドイツ近現代史研究者/東京女子大学准教授)をゲストに迎えてのトークイベントを実施。本作をより深く知るための貴重な機会、気になる方は参加してみては?
日時:1月21日(土)12:05の回上映後
場所:新宿武蔵野館
登壇者:柳原伸洋(ドイツ近現代史研究者/東京女子大学准教授)
MC:綿谷エリナ

詳細はこちら⇒https://shinjuku.musashino-k.jp/news/30068/

■作品概要
監督:マッティ・ゲショネック
キャスト:フィリップ・ホフマイヤー、ヨハネス・アルマイヤー、マキシミリアン・ブリュックナー
2022年/ドイツ/112分/ビスタ/5.1ch
原題:Die Wannseekonferenz/英題:THE CONFERENCE/字幕翻訳:吉川美奈子/配給:クロックワークス/G
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