韓国ドラマ「ペイバック~金と権力~(法銭)」第6話 イ・ソンギュンとカン・ユソクの家族愛を利用するキム・ホンパ!ネタバレと見どころ

2023年01月22日12時20分ドラマ
画像出典:SBS『법쩐(法銭)』HPより Prime Videoにて2023年1月6日より独占配信

1月21日(土)韓国で放送した「法銭」(SBS金・土夜10時)第6話では、ミョン会長(キム・ホンパ)からの反撃にピンチにヨン(イ・ソンギュン)がピンチに追い込まれるが、甥テチュン(カン・ユソク)との家族愛が色濃く描かれる!本作はPrime Videoにて邦題「ペイバック~金と権力~」として独占配信中だ。

第6話の視聴率は全国7.1%、首都圏7.57%(ニールセンコリア)と数字を落としたが、これは韓国で正月(旧正月)のためと考えられる。

Prime Video(韓国ドラマ・独占配信)



■キャスト
ウン・ヨン役:イ・ソンギュン
パク・ジュンギョン(Prime Videoではユンギョン)役:ムン・チェウォン
チャン・テチュン役:カン・ユソク
ファン・ギソク役:パク・フン
ミョン・インジュ役:キム・ホンパ

■あらすじ
検察に出頭したヨンは、集まった記者たちの前でオ頭取(イ・ギヨン)とは正規な取引をしただけで、信頼できる友人が証言してくれるはずと話す。監察部長は、執務室にファン・ギソク検事(パク・フン)を呼びつけ、オ頭取の自殺が女性とのスキャンダラスな写真のせいかと詰め寄り、鉄拳を喰らわす。だが、ヨンの会見をテレビで観た2人の形勢は逆転。監察部長の悪行も握っているファンは、監察部長に「ヨンの友人として証言するのか」と話し、害が及ばないように自分が助けてやると告げる。

ヨンを連行するテチュンを特捜と監察部が遮る。監察はテチュンを機密情報漏洩の容疑で拘束し、ヨンはファンが事情聴取する。「前科者の会社経営者と検事の甥との不正取引、検事の母親の年間4億ウォンの施設代は、韓国の民の怒りに火をつけるのは十分だ」とヨンを挑発するファン。「なぜオ頭取を殺したのか」と聞くヨンに「ウン・ヨンに脅迫されたという遺書まであった」としらを切りヨンを“敵”と呼ぶ。そんなファンを「俺の敵はミョン会長。お前は奴の血を吸うただのヒルに過ぎない」と蔑むヨン。

ホン・ハンナ(キム・ヘファ)に会いにファウンド会社を訪れたジュンギョン(ムン・チェウォン)。ヨンの出頭がテチュンのためだという認識を共有しているだけに、ハンナはヨンを一人にしたジュンギョンを責める。さらに彼の手錠姿がテレビで流れたっために会社は大混乱したと不満を口にしながらも、韓国で一番高い弁護士をつけたと伝える。

ハンナがつけた弁護士は、前検事総長のキム・オチョル。だが、キム弁護士との接見の前にヨンを拘置所送りにされていた。中央拘置所ではミョン会長やイ・スドン弁護士たちが手ぐすね引いて待っていた。

テチュンは、かつてゲームセンターからヨンに送った「GMI銀行の報告書」を流出したことで取り調べを受ける。マジックミラー越しにその様子を見ていた監察部長は、無名大学の若造だとテチュンを罵り、すべてをファンに任せたと仲間たちに話す。

ジュンギョンとハンナはペク議員に会い、10年前にジュンギョンが捏造したブルーネットの債権回収リストの原本が入ったUSBみせ、2度目の記者会見について打ち合わせする。ペク議員は3日以内に記者会見を開いて訴訟を起こし、国会の監査と特別検察官の任命で奴らを追及すると計画を話し、ハンナは選挙資金で協力すると約束する。「国の威信を守るためにもファンのような汚い奴を倒せねば…」と息巻くペク議員をジュンギョンは不安げに見つめる。

収監されたヨンは房ではなく工作作業所に連れていかれ、そこでキム・ソンテ(イ・ゴンミョン)と子分たちのリンチに遭う。必死に応戦するヨンは警報器を鳴らしてその場を切り抜けようとするが、刑務官たちが駆けつける前にソンテがドライバーで自分の子分を刺し殺し、ヨンは気絶させられる。意識が戻ったヨンは殺人犯に仕立てられていた。

ヨンが殺人を犯したと報告を受けて気が動転するテチュンに、ミョン・セヒから連絡が入る。食品研究者らしく体によさそうな料理でテチュンを持てなしたセヒは、ジュンギョンのUSBと引き換えにヨンの殺人事件の冤罪を晴らすと取引を持ち掛ける。

テチュンはジュンギョンとハンナとこのことを話すが、ジュンギョンは信じられないと取引に応じようとしない。このままではヨンは殺人犯として10年以上の懲役になる。テチュンとハンナの必死の説得にもジュンギョンは応じない。

ジュンギョンもヨンの冤罪を晴らそうとしていたが、先輩のハム・ジン部長検事(チェ・ジョンイン)は凶器にヨンの指紋、目撃者たちの口裏を合わせた証言もあり、冤罪は晴らす手立てはないと言われ、気まずく別れる。

テチュンもまたナム係長から報告書は完璧で拘置所の防犯カメラも壊れていて当時の映像がないと聞き、頭を抱える。係長と酒を飲み、ヨンが父親のような存在だったとヨンへの家族愛を打ち明ける。酔っぱらったテチュンは雨の中、「叔父を助けてくれ」とジュンギョンに土下座で頼む。断るジュンギョンに「辛いのはあなただけじゃない」と、自分の過去を明かし、「自分たち弱者を蔑んだ奴らを思い知らせるために検事になったが、今は、正義や法律、復讐よりも家族を助けるのが先決だ」と訴える。10年前の自分と同じ選択をしようとするテチュンを平手打ちし、「取引はしないが、復讐もヨンのことも絶対にあきらめない」とジュンギョン。

ぺバック画像出典:SBS『법쩐(法銭)』HPより Prime Videoにて2023年1月6日より独占配信

ずぶ濡れのテチュンを家に入れて寝かしつけたジュンギョンは、ことあるごとにヨンの話題をしていた母ユン・へリを思い出していた。初めてヨンに会った日、なぜ孤児で少年院上がりの彼を連れ帰ったのか聞いたジュンギョンに、母は「大人としての義務。そうしないと彼はまた独りになる」と答えていた。さらに帰国したヨンの「これはお前独りの闘いでない。おばさんは俺にとっても家族だ。俺とお前は仲間だ」という言葉もも思い返す。

ヨンが警察病院でうなされている夜、ミョン会長とイ弁護士は金の力で釈放される。出迎えたファンはオ頭取の葬儀に行ってきたと話すが、まったく興味を示さないミョン。そんなミョンにペク議員とジュンギョンが組んでおり、セヒが取引を持ち掛け次の手も考えていると報告する。

第2回目の記者会見当日。あやしい車に尾行されたジュンギョンは激しいカーチェイスの末に入れ墨のある男に肩を刺される。パトカーが駆けつけたことで一命をとりとめる。男が捜したUSBは、目覚めたテチュンの目の前にあった。

会見の時間が過ぎてもジュンギョンが現れず、焦るペク議員の前にテチュンが現れUSBを渡し、必ず記者会見をするよう告げる。そこにジュンギョンが刺されたという知らせが入り、テチュンは病院に駆けつける。一方、ミョン会長にもジュンギョン襲撃に失敗したと報告が入る。ミョン会長はペク議員に会って、彼の選挙区で中止された再開発の損失分を埋め合わせするという『契約履行保証書』と引き換えにUSBを受け取る。

結局ペク議員の裏切りでUSBを奪われた挙句に2回目の記者会見も中止となった。さらにファンはヨンの弁護人・キム弁護士にも接触し、ヨンが殺人罪を認めれば3年の刑期にすると約束していた。

テチュンは、ジュンギョンの病院に駆けつけた担当刑事から車載カメラの映像を見せてもらい、入れ墨男が90年代に北山少年刑務所にいたイ・ジンホだと教え、すぐに指名手配すべきとアドバイスする。

ハンナを通じてジンホがジュンギョンを刺したと聞いたヨン。さらに拘置所から出るには殺人罪を認めれば3年だと、キム弁護士の見解を聞かされる。常々闘いには平常心が必要と心がけてきたヨンだったが、今やそれは必要ないと、腕のギブスをはずしてキム・ソンテたちに暴行を加え、独房に送りとなる。

1か月たってもジュンギョンの意識は戻らない。担当のウォン刑事は付き添うテチュンに、「イ・ジンホは指名手配したが黒幕のミョン会長の逮捕状は何度発行しても検察が拒否する」と伝える。そしてテチュンの停職処分も同じくファンの仕業だと察し、停職処分で動けないテチュンに代わって自分が動くので、資料が欲しいと申し出る。テチュンは関われば停職になるか、ジュンギョンと同じ目に遭うので関わらない方がいいと告げる。

独房から出されたヨンに金目当ての刑務官が接触する。そこで「ファン・ギソクが大手3社の不正を捜査」という新聞記事を目にするヨン。今やファンは三大証券会社の不正を暴いた“汝矣島の正義”と称賛されていた。ミョン会長はファンの活躍を利用して、南山財閥会長イ・ジョングンを脅し意のままに動かそうとしていた。

一方、拘置所ではキム・ソンテが、独房から出たヨンに仕返ししようと近づくが…。



■見どころ
第6話はテチュンのために自ら検察に出頭したウン・ヨンが、これまでのやり方ではない形で反撃しようと決心するまでが描かれる。そんなヨンの姉ジヒとその息子テチュンへの深い家族愛は、冒頭の1983年ヨンが12歳の時と1988年ジヒが息子を生んだ回想シーンで見てとれる。ちなみにテチュンという名前は、父親を知らずに生まれてきた赤ん坊が穏やかな人生を送れるようにとの願いを込めた修道女が「テチュン=穏やかな春」と命名してくれた。

今回、ヨンが激しいリンチに遭う拘置所の工作作業室。電動ノコやドライバーなど凶器となる工具が比較的簡単に手に入るこの場所は「刑務所のルールブック」など韓国ドラマのリンチの場所としてよく登場する。

第1話でモンゴルの草原を馬で駆ける髭ぼうぼうのヨンをイ・ソンギュンが野生的に見せてくれたが、1か月の独房暮らしでまた一味違う髭ヨンに戻る。ヨンは一体どんな方法で凶暴な囚人たちを手下にしたのか?

次回予告では、ヨンがキム・ホンパ扮するミョン会長に、新たな頭脳戦を仕掛けるようだ。拘置所からパク・フン扮するファンに託した資料とどう関係しているのか?次回の放送が待ち遠しい。

「ペイバック~金と権力~」は、Prime videoにて2023年1月6日(金)午後11時30分より、毎週金土に各1話ずつ独占配信中だ。第7話は27日、予告動画はSBS番組サイトで公開中だ。

SBS「법쩐(法銭)」HP
Youtube予告動画(オリジナル版)
第7話予告動画

kandoratop【作品詳細】【「ペイバック(法銭)」を2倍楽しむ】