『JUNG_E/ジョンイ』×「車輪」Netflix 2作品で別々の顔を見せるキム・ヒョンジュの魅力に迫る

2023年01月30日00時20分映画
Netflix映画『JUNG_E/ジョンイ』独占配信中

1月20日の公開後、Netflix映画の非英語部門で1位になるなど話題のサイバーパンク・アクション映画『JUNG_E/ジョンイ』。物語の鍵を握る主演のキム・ヒョンジュは同じくNetflixで独占配信中のドラマ「車輪(原題:トロリー)」でも主演を務めている。今回は2つの作品で全く別の表情を見せる彼女の魅力について探ってみよう。

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■「車輪」で見せるミステリアスな良妻賢母ヘジュトロリー2©SBS

「車輪」は、過去を隠したまま生きてきた国会議員の妻の秘密が世間に暴かれていくなかで、夫婦が直面するジレンマと数々の選択を描いたミステリージレンマメロだ。その中で彼女が演じるのは国会議員ヒョンド(パク・ヒスン)の妻として夫を支え、本の修繕の仕事に励む主人公キム・ヘジュだ。

息子が謎の死を遂げ、悲しみにくれる中、様々な人間関係が絡み合っていく先の読めない展開が魅力的なドラマにおいて、(韓国ドラマでは珍しく)国会議員の妻ながら夫婦仲はアツアツ、一男(夫の連れ子)と一女の母として、品性を備えた物静かな良妻賢母を演じる反面、夫にも言えない過去を抱えるミステリアスさが更にストーリーを際立たせ、旧友からの脅迫に対して何も手を出せないもどかしいほどの弱々しさも見せるなど、触れたら割れてしまうガラスのようなキャラクターが印象的だ。

■『JUNG_E/ジョンイ』ではアクションとワイルドな口調が印象的な伝説の衛兵
今回新たに配信を開始した『JUNG_E/ジョンイ』は気候変動による人類の宇宙への移住や反乱によって荒廃した2170年代を舞台に、内戦を終息させる為にかつて戦場で伝説の傭兵と呼ばれた「ジョンイ」のクローンを戦闘AIとして開発するとある研究所での出来事を描いた物語。この作品における彼女の役は、かつて伝説の傭兵と謳われ、致命傷を負った後に戦闘用AIとして利用され続けるユン・ジョンイだ。

本作では冒頭からワイルドな言葉遣いで敵のロボットと激しい戦闘を繰り広げる彼女のアクションが目を引き、言われないと同じ人物が演じているとは思えないほど正反対の動的なキャラクターを演じている。この作品では戦闘AIとしての戦闘シーンが見どころだが、彼女がまだ生身の人間だった頃の回想シーンでは子を想う勇ましい母親としての姿も描かれ、物語の重要な鍵となってくる。


■何色にも染まれるキム・ヒョンジュの魅力
涙を流す事が多いが芯の強い「車輪」のキム・ヘジュ、娘への愛情を胸に果敢に戦場を駆け巡るジョンイ。作品の毛色が違えば演じる人物も当然違うが、キム・ヒョンジュのように激しい戦闘アクションも違和感なくこなし、同時期にまるで違った顔を見せてくれる俳優はなかなかいない。カメレオンのように作品ごとに違った顔を見せる彼女の役者としての引き出しの多さが彼女の最大の魅力と言っていいだろう。どちらを先に観てもそのギャップに驚かずにはいられないはずだ。

どちらも脚本・演出ともに視聴者の期待を裏切らないこの冬オススメの作品なので、是非全く別人のような多彩なキャラクターを演じるキム・ヒョンジュの魅力を実際に体験してみてはいかがだろうか?

■キム・ヒョンジュ プロフィール
1977年4月24日生まれ 45才。京畿道高陽市出身。身長168cmで雑誌モデルを経て1996年に歌手キム・ヒョンチョルのMVに出演し、1997年ドラマ「私が生きる理由」でデビュー。その後「ガラスの靴」「アンダーカバー」「地獄が呼んでいる」など主にドラマで様々な役を演じ、年齢を重ねる毎に魅力を増してきた。

■『JUNG_E/ジョンイ』作品概要
監督・脚本:ヨン・サンホ
時間:1時間 39分
13+

■キャスト
カン・スヨン
キム・ヒョンジュ
リュ・ギョンス
 ほか

【Netflix映画】【2023年配信映画】

■「車輪(原題:トロリー)」作品概要
演出:キム・ムンギョ、クォン・ダソム
脚本:リュ・ボリ
制作:STUDIO S
放送開始:2022年12月19日(月)〜SBS、Netflix
原題:트롤리(トロリー)

■キャスト
キム・ヘジュ役:キム・ヒョンジュ
ナム・ジュンド役:パク・ヒスン
チャン・ウジェ役:キム・ムヨル
キム・スビン役:チョン・スビン


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