織田裕二、刑事役で34年ぶりNHKドラマに主演!「ガラパゴス」今夜スタート!あらすじ、キャスト

2023年02月06日10時52分ドラマ
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NHKBSプレミアムでは本日2月6日(月)と13日(月)の2週にわたって夜9時から織田裕二主演で、刑事がある派遣労働会社の謎に鋭く迫るさまを描く特集ドラマ「ガラパゴス」を放送する。番組公式サイトで予告動画が公開中だ。

【前編】ネタバレあらすじ / 【後編】ネタバレあらすじ



団地の一室で発見された、青年の遺体…自殺とされたその死は、大きな悪の構図によって仕組まれた殺害だった!

織田のNHKドラマ主演は、テレビドラマ初主演作となった1989年「十九歳」(全3回)以来、実に約34年ぶりとなる。織田の代表作ともいえる「踊る大捜査線シリーズ」では、元敏腕営業マンで飄々として人懐っこく、どこか刑事らしからぬ雰囲気ながら、正義感を持った青島刑事を熱く演じたが、本作ではメモ魔の窓際刑事・警視庁捜査一課継続捜査担当の田川信一を渋く演じる。

田川はリスト「903」の男が自殺に見せかけて殺害されたことを見抜き、男が仲野定文であることを突き止める。一方、特殊班捜査係の鳥居は人材派遣会社・ホープネス・ホールディングスの森社長、自動車メーカー「ヒラガモータース」の松崎社長と緻密な関係を築いていた。

殺害された仲野を満島真之介、警部補の鳥居を『THE LEGEND & BUTTERFLY』の伊藤英明、森社長を高嶋政宏、松崎社長を鶴見辰吾が演じる。また、田川とともに仲野の死の捜査をする木幡巡査部長を桜庭ななみが務める。他にも、、泉里香、鶴見辰吾、上地雄輔、金井勇太、野間口徹、東幹久、篠原ゆき子、あめくみちこ、津嘉山正種、戸田菜穂ら演技派俳優陣が脇を固める。

原作は相場英雄の同名小説『ガラパゴス』( (小学館文庫))。『震える牛』に続く社会派小説だ。現代の生き地獄を暴露する危険きわまりない長編ミステリー。働いても働いても一向に給料が上がらない。先進7カ国中で最も平均給与の安い国・日本の闇をあぶりだす。

原作を描かれたのは7年前だが、働く者を取り巻く環境はより苛烈になっている。本作のドラマ化にあたって原作の相場は、「ドラマの中で、リアルな田川警部補がどのように悪の存在をあぶり出していくのか。多くの視聴者は、粘り強い田川の捜査にクギ付けとなるはずだ。田川が辿る容疑者確保への道筋は、あなたが直面している厳しい生活の写し鏡かもしれない」とコメントしている。

主演を務めた織田も「これほど分かりやすく今の日本の問題点をあぶり出してくれる作品はないだろう。僕も、演じる上でこれほど『…怖い』と感じたことはない」とインタビューで語っている。

脚本は戸田山雅司、演出は若松節朗。放送は、2月6日(月)、13日(月)よる9:00~10:30 BSプレミアム/BS4。

■前編あらすじ:ある労働者の死が、刑事の旅の始まりだった。
捜査一課継続捜査班の刑事・田川信一(織田裕二)は、鑑識課の木幡(桜庭ななみ)に頼まれて身元不明の死者リストを調べていた。田川はリスト「903」の男が自殺に見せかけて殺害されたと見抜き、男が沖縄出身の派遣労働者・仲野定文(満島真之介)と突き止める。一方、特殊班捜査係の鳥居(伊藤英明)は田川に目を光らせつつ、裏で人材派遣大手の森(髙嶋政宏)、自動車メーカーの松崎(鶴見辰吾)と緊密な関係を結んでいた。

■後編あらすじ:働く。生きる。誰もが幸せになっていいはずだ。
刑事・田川信一(織田裕二)は鑑識課の木幡(桜庭ななみ)とともに、生前の仲野定文(満島真之介)の足跡をたどって彼が派遣労働者として働いていた各地の勤務先を訪ね歩く。田川が知ったのは仲野が体験した理不尽な環境であり、仲野が世の中に何かを知らせようとしていたことがわかってくる。それは誰にとって、どういう意味をもつ内容だったのか? 田川は、鍵を握る鳥居(伊藤英明)とついに対峙する。真実が明らかになる!

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