NHK「DOC あすへのカルテ」第14話 災難続きのロレンツォにまたしても不幸な知らせが…ネタバレあらすじと第15話予告

2023年02月06日11時53分ドラマ
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2月5日(日)「 DOC(ドック)あすへのカルテ 」(NHK総合、夜11時)第13話“許すこと許されること”が放送された。次回第15話“陰謀”は2月12日(日)に放送される。NHK番組公式サイトで予告動画と15分のダイジェスト動画を公開、NHK+では最新話を見逃し配信中だ。



「DOC(ドック) あすへのカルテ」は、イタリアの病院で医長を務めていた実在の医師の実話をもとに制作されたオリジナルドラマ。過去12年間の記憶を失った主人公アンドレアが、医者から患者へと立場が変わったことに戸惑いながらも、1人の男として、そして医師としての人々の人生に関わりながら、自らの人生を再建していくヒューマンストーリーだ。

2月5日に放送された第14話「許すこと許されること」 で、ロレンツォの元恋人・キアラがコカインの過剰摂取の疑いで入院してくる。しかし、彼女が中毒症状を起こしたのは体内にコカインを入れて運ぼうとしていたことが分かり、ロレンツォはすぐさま対処。キアラは一命をとりとめるが、そもそも彼女が薬物依存になる原因となったのが、様々な体調不良を伴う先天性銅過剰症(ウィンルソン病)によるものだと明らかにされた。しかし、時すでに遅く、キアラの肝機能障害は肝硬変にいたるまで悪化していたことが診断された。やっとやり直せると喜んだ矢先の悲劇にキアラもロレンツォも絶望する。

イケメンで人望も実力もありパーフェクトなロレンツォだったのに、アンドレアの事件以降、ジュリアとフラレ、溺愛する妹に自立され、元恋人の誘いで薬物に手を出し、今回は元恋人の病気発覚、と負の連鎖が続いている。しかも、薬物乱用については、マルコに証拠を捕まれているため、何かあったときには脅されかねないのだ。

そんなロレンツォとは対照的に、四人の研修医たちの恋は実った。リッカルドとアルバは想いが通じ合い、ドラマラストで感動的なキスシーンをみせ、故郷に帰らないことを決めたガブリエルとエリザは医局でもイチャイチャが止まらない。しかし、ガブリエルが故郷に戻らないことへの罪悪感に苛まれていることを、実は誰よりも心優しいエリザが気づいていないわけがなく…。これから2人が選ぶ未来がどんなかたちになっていくのかは不明だ。

次週2月12日に放送される第15話で、マルコとその妻・イレーネ(アイリーン)の策略によって、アンドレアがサトナルの治験データの件で告発されてしまう。アンドレアが撃たれたあの日に追い出された、インターンのダリオ・カローラが、サトナル試験の結果を改ざんするように彼から命令を受けたと主張したのだ。記憶を失っているアンドレアには彼の主張を否定する根拠もなく…。

■前回:第14話「許すこと許されること」ネタバレあらすじ
アンドレアがサトナルの治験データを読み込み再計算した結果、誤りに気がつく。マルコと妻・アイリーン(イレーネ)に、サトナルの副作用による死亡率が発表された論文よりも高いことがわかったため、試験をやり直すよう製薬会社に警告することを提案する。陰謀が暴かれそうになり窮地に追い込まれたマルコたちはアンドレアの失脚を目論み始める。

ガブリエルは、エチオピア人コミュニティに出向くと、研修後にエチオピアには戻らず、自分のアイデンティティを築くことができたイタリアに残りたいと宣言。恋人になったエリザと祝杯をあげる。リッカルドは母の元から自立することを決意し、2人が暮らせるアパートをみつけたので引っ越すと皆に話す。それをきいたアルバはとうとうマリアと同棲を始めるのだと思い悶々とする。

そんな中、キアラがコカインの過剰摂取と思われる症状で入院してきた。ロレンツォがキアラに話を聞くと、コカインは接種していないが、実はお金のためにコカインを体内に入れて運ぶ予定だったと明かす。ロレンツォが慌ててキアラの体内からコカインを取り出し、キアラの症状は落ち着く。ロレンツォは麻薬密売人たちには警察に知られたと話せばよいとキアラに告げ、このまま足を洗うようキアラを説得。売人たちから身を隠すため、アンドレアはキアラを自宅にかくまうことにした。

一方、子どもたちにギターを教えている青年・トマソが、髄膜炎菌性髄膜炎と思われる症状で治療を受けていたが、症状が改善されない。教え子がB型髄膜炎菌に感染して同じ病院内で治療をうけており、彼も同じ菌に感染したと思われていた。トマソの母は息子の病歴や最近の状況を訊ねられるが、トマソが勝手に大学をやめてギターで生計を立て始めたことで喧嘩となり、ここ一年は連絡をとっていなかったため何もわからないと嘆く。

アンドレアとジュリアがデートをしていると、キアラから体調不良の連絡が入る。2人はキアラを病院に運び、腹痛と痙攣に苦しむ彼女の腹部を触ったアンドレアは、彼女の肝臓が固くなっていることに気が付く。検査の結果、キアラは慢性肝炎を患っており、それ意外の症状はウィルソン病によるものだと判明する。ロレンツォはキアラに、ウィルソン病は幸い完治可能だが、実際の肝臓の状態を把握するために生検が必要だと告げる。キアラは自分の体調不良が改善されると分かり、もう一度学業に戻れると喜び涙する。

アルバはトマソの腕に紫斑を発見する。ジュリアはトマソの病気が細菌性でもウイルス性のものではなく、寄生虫が原因のアメーバ性のものだと診断。脳を食べるアメーバと呼ばれるナエグレリア・フォウレリに対抗するため、トマソを低体温の薬理昏睡役状態におかせる治療を提案する。病状は一刻の猶予もならず、トマソの母は息子の命を救うため、危険な施術に同意する。

マルコは、アンドレアからの追及を逃れるために、アンドレアに追い出され、その後マルコが救った研修生ダリオ・コローラに一役買ってもらうことを思いつく。アイリーンは製薬会社にダリオを呼び出し、今回の要件を告げる。

トマソの経過を見守る母は、ジュリアとアンドレアに、喧嘩別れしたことを悔やみいつでも伝えられるときに愛を伝えるべきだと話す。それを聞いたジュリアはアンドレアにキス。その会話を立ち聞いたアルバも、引っ越し中のリッカルドのもとに駆け寄り、彼にもう一度チャンスが欲しい、愛していると告白。リッカルドは自分が同居するのは親友だと明かし、アルバにキスをして抱きしめた。

トマソの低体温治療は功を奏し、彼は昏睡から目を覚まし、母と無事体面を果たす。一方で、キアラは最終診断で肝硬変だと分かり、ロレンツォに代わってアンドレアが告知を行なった。

■次回:第15話「陰謀」あらすじ
ガーナで貧しい人たちのために病院を開き、人権活動も行っていた医師ニコラ・フォルティが倒れて入院する。本人によると自分は敵が多いため毒を盛られたのだと言い、倒れる前に会った妹のことまでも疑っている。2人は父親の遺産相続でもめていた。ロレンツォは肝臓移植が必要なキアラを移植待機リストに載せようとするが、彼女の薬物依存が問題視されてしまう。アンドレアがサトナルの治験データの件で告発されたと聞いた内科のメンバーは動揺し…。

■キャスト
アンドレア・ファンティ:ルカ・アルジェンテーロ(声:安元洋貴)
ジュリア・ジョルダーノ:マティルデ・ジョリ(声:沢城みゆき)
アニェーゼ:サラ・ラッザーロ(声:日髙のり子)
マルコ・サルドーニ:ラファエレ・エスポジト(声:星野貴紀)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
マルコ・サルドーニ:ラファエレ・エスポジト(声:星野貴紀)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
リッカルド・ボンヴェーニャ:ピエルパオロ・スポッロン(声:大河元気)
アルバ・パトリツィ:シルヴィア・マッツィエリ(声:上杉華子)
エリーザ・ルッソ:シモーナ・タバスコ(声:葉山那奈)
ガブリエル・キダーネ:アルベルト・ブバカル・マランキーノ(声:野澤英義)
ほか

原題:DOC - NELLE TUE MANI
制作:2020年 イタリア

【放送予定】 総合 毎週日曜夜11時 2022年10月9日スタート!
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:イタリア語)字幕放送有り]

NHK「DOC(ドック)あすへのカルテ」番組情報サイト
YouTube「DOC(ドック)あすへのカルテ」吹替版予告編 
YouTube「DOC(ドック)あすへのカルテ」字幕版2分30秒予告編