映画『コンペティション』大俳優vs新進気鋭監督、気まずすぎて笑っちゃう本編映像解禁!著名人コメントも到着

2023年02月17日15時00分映画

ペネロペ・クルス×アントニオ・バンデラス 2大スペイン俳優が豪華競演する映画『コンペティション』の初めての読み合わせでいきなり《激突(コンペティション)》勃発!凍り付く場に笑ってしまう本編映像が解禁された。



スペインを代表する俳優、ペネロペ・クルスとアントニオ・バンデラスが母国の映画で共演を果たし、現代映画界を爽やかに皮肉った業界風刺エンターテイメントが日本上陸!誰もが憧れる華やかな映画業界の裏側で本当に繰り広げられているかもしれない、天才監督と人気俳優2人の三つ巴の戦いを描き、アイロニカルでスタイリッシュな傑作が誕生した。

『ル・コルビュジエの家』、『笑う故郷』など、スタイリッシュな映像とシニカルなユーモアで構築された独自の世界観を誇る映像作家ガストン・ドゥプラットとマリアノ・コーンのふたりが監督を務め、知られざる映画製作の過程を臨場感あふれる手法で描く。

個性的でわがままな女性監督には、アカデミー賞®助演女優賞を獲得した経験をもつペネロペ・クルス、うぬぼれたスター俳優には、ハリウッドを始め国際的に活躍しカンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞したスペイン人俳優のアントニオ・バンデラス、老練な舞台俳優には、『笑う故郷』でベネチア国際映画祭最優秀男優賞を受賞したアルゼンチンの大御所俳優オスカル・マルティネスがそれぞれ扮する。世界中から評価を受ける演技派大物俳優陣が意地の悪い役柄をド直球に演じ、全力の小競り合いを華麗なドラマに仕立て上げる。

米映画批評家サイト「Rotten Tomatoes」では 96%の高評価を獲得。さらに昨年末にローリングストーン誌が発表した 2022 年のベストムービー22 にも選出されるなど、海外で軒並み賞賛されている話題作となっている。



この度解禁となる映像は、映画監督、映画スター、一流舞台俳優の 3 人が集まって行われる台本の読み合わせ。読み合わせとは、製作準備の初期段階で行われる稽古のひとつで、この作業からセリフの発音やキャラクターの感情、関係性を確認するなど、様々な目的のために行われる。しかしエゴの強い 3 人が集まると、この初歩的な段階ですら難解な作業になってしまう。

数々の映画祭で高い評価を受け、波に乗っている新進気鋭の監督であるローラ(ペネロペ・クルス)は、世界で活躍する映画スターのフェリックス(アントニオ・バンデラス)と、主に舞台で活躍する名優イバン(オスカル・マルティネス)の 2 人を招集し、台本読み合わせを行う。手慣れた様子で始まった読み合わせだが、シーン1の二言目のイバンのセリフ「こんばんは」で急停止。業界で長らく活躍する大俳優に向かって遠慮なくやり直しをさせるローラの気迫に、場は凍り付く――。

リハーサル初っ端から気まずすぎる嫌~な空気が漂う製作現場。これまでの作品でも人間のエゴとプライドをシュールな笑いに昇華させてきたガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーンのセンスが光るワンシーン。間に挟まれたアントニオ・バンデラスのセリフのない秀逸の演技も興を添えている。

さらに、本作を一足先に観た各界著名人からの推薦コメントも到着‼解禁されたシーンのように、笑えないのに笑ってしまう独特なユーモアと、思わず共感してしまう業界あるあるの描写に賛辞を贈っている。女優と監督、二足の草鞋を履き業界で活躍する黒木瞳は、「業種が同じだけに、何度にやけたことか…」と映画製作の裏側で起きる事件を楽しみ、大森立嗣監督も「日本映画にも思い当たる節があって、最後はズドーンとくらいました。おもしろっ!」と自身の経験を重ねながら作品の面白さを噛みしめている。



▼著名人コメント一覧<名省略/順不同>
黒木瞳(女優/映画監督)

こんな映画見たことない!
俳優陣の最高のパフォーマンスが、クオリティの高い脚本演出に見事な華を咲かせている。業種が同じだけに、何度、にやけたことか、、、。

大森立嗣(映画監督)
映画人が情けなくて、カッコ悪くて、笑っていたんだけど、やっぱり日本映画にも思い当たる節が多々あって、最後はズドーンとくらいました。おもしろっ!

堀未央奈(女優)
作品を作っていくスピード感が心地よく、共感する部分や逆に笑ってしまうくらいにぶっとんだシーンもあり、時間があっという間でした!

辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)
ラテンの情熱が暴走し、ぶつかりあったところに生まれるシュールな笑い。ピュアで真剣なスペインの映画人の姿に感情を揺さぶられます。

中村真夕(映画監督)
映画に魅了され、狂わされた映画人たちの愛すべきコメディ。万国共通、良くも悪くも、映画は作り手の人生を狂わせます。

森迫永依(女優)
本当にこんなことがあったらどうしよう?と見ているこちらが気まずくなるような、笑えないのに笑ってしまう空間。主演陣の人間臭さ溢れる演技に脱帽です。

瀬戸あゆみ(モデル/Dear Sisterhood ディレクター)
シニカルでシュールなコメディ。
(でも、きっとこうやって定義づけられるのも監督は嫌がるかな。なんて。)魅せられる演出と演技で、引き込まれてあっという間に観終わってしまった。映画の終わり方も印象的ですき。エンターテイメントには虚構が存在する。そんなことを、散りばめられた皮肉が考えさせてくれる。

■あらすじ
大富豪の起業家は、自身のイメージアップのために一流の映画監督と俳優を起用した伝説に残る映画を作ろうと思い立つ。変わり者だが、あらゆる映画賞を総ナメする天才女性監督、人気と実力を兼ね備えた世界的大スター、そして老練な一流舞台俳優の 3 人が集結し、ベストセラー小説の映画化に挑む。しかしエゴが強すぎる 3人はまったく気が合わず、リハーサルは予想外の展開を迎えることに――。果たして映画祭のコンペティションを勝ち抜けるような傑作は完成するのか⁉

■作品概要
出演:ペネロペ・クルス、アントニオ・バンデラス、オスカル・マルティネス
監督:ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーン
原題:Competencia oficial/2021 年/スペイン・アルゼンチン/スペイン語/114 分/カラー/配給:ショウゲート/スコープ/5.1ch/字幕翻訳:稲田嵯裕里
©2021 Mediaproduccion S.L.U, Prom TV S.A.U./competition-movie.jp