【最終回】「100万回 言えばよかった」佐藤健は蘇ったのか!井上真央との甘い生活は幻か?第9話ネタバレと第10話予告

2023年03月11日09時00分ドラマ
©TBS

直木(佐藤健)を抱きしめる悠依(井上真央)の幸せそうな顔!「100万回 言えばよかった」(毎週金曜、よる10時、TBS)の最終回・第10話が3月17日に放送される。宋(シム・ウンギョン)の前に最後に姿を見せた弥生(菊地凛子)と同じなの?譲(松山ケンイチ)と3人で過ごすハッピーエンド希望者多数!予告動画が番組公式サイトで公開されている。



数奇な運命に翻弄されながらも奇跡を起こそうとする3人の姿を中心に脚本家・安達奈緒子が描く完全オリジナルドラマ「100万回 言えばよかった」の第9話が3月10日に放送された。直木(佐藤健)、希也(永島敬三)を殺し、莉桜(香里奈)を襲ったのは英介(荒川良々)で、涼香(近藤千尋)を殺したのは希也だとすべて判明した。その後ろにいて、少女たちに売春させていたのは武藤千代(神野三鈴)だ。英介と千代は逮捕される。

英介は荒れていた少年時代に千代に使われ、莉桜たちの送迎などをしていたのだ。しかし、勝(春風亭昇太)に助けられ、「子どものため」にいろいろな事業を始める。24時間空けている塾を作り子どもの居場所を作り、勝の遺した家を保護施設にしようとしたり、直木にやらせているレストランで子ども食堂を経営する。「いい人間になりたかった」という英介だが、過去を隠すためといえ、直木を殺し、自首しようとしていた希也も手にかけ、悠依(井上真央)のことまで襲ったことは悲しい事件だ。

事件は解決し、サスペンス要素は終わったとも思われているが、英介は直木の遺体を勝の家に放置したままのはずなのだ。ドラマ前半で直木の遺体が発見されたときに「なんであんなところ」という台詞を英介が吐いている。事件の本当の真相は最終回に持ち越された。

そして第9話のラストに、直木がよみがえって、悠依の前に現れる。料理を作り、悠依が腕をつかむときちんとその存在がわかる。事件の後、譲(松山ケンイチ)の身体を使って会話したのを最後に幽霊としても姿を見せることもなくなっていた。それが、「生身」の人間として登場したのだ。最終回となる3月17日に放送の第10話では、「生きた」人間の直木と悠依のラブラブな状態が見られる。これは本当に生き返ったのか?それとも、宋(シム・ウンギョン)の前に最後に姿を見せた弥生(菊地凛子)と同じように最後に一瞬だけよみがえったのか?さらに予告では直木の弟が登場する。直木の骨髄移植で命が助かった弟の出現はどういう意味なのか?

思い出の中ではない「生き生き」とした直木と悠依のラブラブな関係がずっと続くことを願いながら、「遺体はもう火葬したよね?」「直木の服はずっと同じままなのはなぜ?」とよみがえったことは信じ切れない視聴者も多い。結末が予想できない「100万回 言えばよかった」の最終回が待たれる。

■前回:第9話ネタバレあらすじ
勝(春風亭昇太)の家で、悠依(井上真央)は英介(荒川良々)の様子に慄然としながらも、平静を装い会話を続けていた。悠依を心配して直木(佐藤健)と譲(松山ケンイチ)は現場に向かうが、まだまだ着かない。そこで、悠依は携帯を通じて直木に口笛を吹かせる。英介は悠依に手を出せなくなる。悠依は直木を感じて心強く思うことが出来た。

家に到着した譲(松山ケンイチ)は、近くで悠依を助ける機会を伺っているが、悠依に危険が及ぶ可能性があり動けずにいた。直木は悠依の前に立ちはだかって悠依を守っているが、その光景は譲にしか見えない。英介は直木が本当にいるんだよね?と念を押し、いったいなんと言っているのかを確かめる。悠依は「どうして」と言っていると伝えた。

英介はその言葉を聞いてこれまでのことを話し始める。子ども食堂を開催していた1月13日、直木から莉桜(香里奈)と会うことを聞いた。英介は過去のことを話されるのを恐れて、直木と莉桜が会うのを阻止しようとしたが、莉桜はハチドリにやってきて、直木を会ってしまう。莉桜は、自分が武藤千代(神野三鈴)の紹介で売春をしていたことや、千代がまたその仕事をしていること、英介も関わっていたことを話す。英介は危険な人物だから離れるようにいうが、直木の知っている英介は子どものことを一番に思っている人物だ。みずから英介に事情を聞こうと連絡をする。勝の家で会うことにした。

勝の家につくと、英介は過去を話し出した。20年前、何の仕事もなく荒れていた英介に仕事をくれたのが千代だったという。少女たちの送迎や金銭の授受などだ。一度、千代はダークな仕事をしていることが見付かりそうになり、分け前を少女たちに渡して仕事をやめた。それが莉桜が持っていた500万円だという。

英介は勝と出会い、改心した。自分のような居場所のない子どもを作らないためにと奔走してきた。しかし、千代がまた仕事を始めたことは知らないという。勝の家も子どものために使いたいという英介に「今いる子どもも助けないと」といって、警察に行こうと言われるが、過去がばれることを恐れた英介は近くにあった剪定ばさみで直木を刺した。直木が最後に目にした花は中学生の悠依と一緒に育てた花だった。

英介はすべてを悠依に話すと悠依を襲う。譲が立ち向かおうとするが、悠依の首に刃物を押し当てている。直木は渾身の力で英介がもつ刃物に静電気を走らせると、そこに雷が落ちて悠依は助かった。譲が呼んだ警察官たちが英介を捕まえた。

しかし、すべての力を使い果たした直木はいまにも消えそうになっていた。譲は自分の身体を使って本当にいいたいことを悠依に伝えるように言う。直木は譲の身体に入った。「ごめん…」としか直木はいえない。この機会が本当に最後だと感じていた悠依は直木に抱きつき「わかってる」というのが精一杯だった。そして直木は消えていった。

直木が身体から抜けた譲に「ちゃんと言いましたか?」と聞かれた悠依だが、微笑むだけだった。

千代も逮捕され、幽霊の樋口(板倉俊之)は1人になってしまったとさみしそうだ。悠依は莉桜に会う。莉桜は過去のことなどをすべて悠依にも話す。悠依は莉桜に守ってくれてありがとうという。

数日が経って、幽霊の直木とすら会えない日常を送っていた。そして、毎朝、全部夢だったらいいのにと思って目を覚ます。その日もそうやって目を覚ました。しかし、キッチンからなにか音がする。ドアをあけると直木が立って、ハンバーグを作っていた。「夢?」と思う悠依だが、直木が「夢じゃない」と。そして直木に触れることができた。

■最終回・第10話あらすじ
直木(佐藤健)が巻き込まれた一連の事件の全貌が明らかとなった。直木、希也(永島敬三)を殺害した英介(荒川良々)、少女売春など多くの犯罪に関与した武藤千代(神野三鈴)が逮捕された。事件にかたはついたが、直木は譲(松山ケンイチ)に乗り移るも本当に伝えたいことは伝えられないまま姿を消してしまった。

直木のいない世界を生きる覚悟を決めた悠依の元に、夢か幻か…姿を消した直木が「生身の人間」として現れる。

1月13日スタート、TBS金曜ドラマ「100万回 言えばよかった」。出演:井上真央、佐藤健、松山ケンイチ、シム・ウンギョン、板倉俊之(インパルス)、春風亭昇太、荒川良々、平岩紙ほか。番組公式Twitterアカウントは「@hyakumankai_tbs」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

TBS「100万回 言えばよかった」番組公式サイト

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