人生を賭けた壮絶な復讐を描いた「ザ・グローリー ～輝かしき復讐～」。3月10日（金）に配信開始したパート2（9〜16話）前回は、復讐計画とともにミョンオ失踪の経緯と、ヨンジンが彼を殺害した事を示唆するシーンで幕を閉じた。気になる11−12話のあらすじと見どころをチェックしていこう。

「ザ・グローリー ～輝かしき復讐～」は、学生時代にいじめに遭い、人生をめちゃくちゃにされた女性ムン・ドンウン（ソン・ヘギョ）が、ヨンジン（イム・ジヨン）ら加害者たちへの壮絶な復讐とその渦に巻き込まれていく人々の姿を描く復讐劇。【「ザ・グローリー」シリーズを2倍楽しむ】では、パート1とパート2の各話のネタバレあらすじと見どころなどまとめて紹介している。

■第11話あらすじ
ミョンオ（キム・ゴヌ）に学生時代に起きたソヒの死亡事件について脅しを受けたヨンジン（イム・ジヨン）はとっさに近くにあった酒瓶で彼を殺してしまい、後処理を内通していたヨンジュン刑事（イ・ヘヨン）に任せるがヨンジュンは何かを企む表情を浮かべる。

ヨジョン（イ・ドヒョン）の形成外科で麻酔から覚めたヨンジンは、意識を失う寸前に彼がミョンオの名を口にした事から取り乱して飛び出していく。しかし、麻酔による幻覚だと言われて、必死に冷静を装うヨンジン。

ヨンジン側のスパイとなったヒョンナム（ヨム・ヘラン）は娘ソナと離れ離れになってしまい、海外留学に旅立つ当日もヨンジンに妨害されて、娘を見送りに行く事は出来なかった。それだけでなく、ヨンジンが渡した金でギャンブルに没頭してしばらく家に帰ってこなかった暴力夫が帰宅し、激しい暴行を受けてしまう。しかしある日、鞄の中に大金があるのを見せ、ある人物（ヨンジンの母）に一日1回脅迫メールを送る代わりに報酬をもらったとヒョンナムが明かすと、夫は金欲しさからヒョンナムの代わりにヨンジンの母を積極的に脅迫し始める。

一方で、ドンウンの前には長い間疎遠になっていた母（パク・ジア）が姿を現した。彼女はドンウンを退職させるべく、ヨンジンに雇われたのであった。ドンウンは自宅に住みついて金を無心してくる母親に頭を悩ませる。

ジェジュン（パク・ソンフン）はヨンジンに消された店の防犯映像の復旧を試み、ヘジョン（チャ・ジュヨン）はミョンオのタブレットに残されていた録音から、彼が最後に会ったのがヨンジンだったと突き止める。

閉鎖された葬式場を買い取ったヨジョン。その葬儀場こそ、遺体の後処理を任されたヨンジュン刑事がヨンジンに内緒でミョンオの遺体を隠した場所だった…。


■第12話あらすじ
ヒョンナムはヨンジュン刑事を尾行し、誰もいないはずの葬儀場跡地で、霊安室だけ電気が通っている事を突き止めていた。葬儀場を買い取ったヨジョンとドンウンはヨンジュンが雇った管理人を買収しながら、霊安室で真空保存されたミョンオの遺体を発見する。

ヒョンナムからドンウンとヨジョンの関係を聞かされたヨンジンは、ヨジョンがソヒの遺体を冷凍保存している病院の跡取り息子だと知って驚愕、一方ヨンジンの母（ユン・ダギョン）も、かつてもみ消したはずの事件でソヒの遺体がいまだに冷凍され残されている事実と、毎日届く脅迫メールに怯え、ついに約束を破って警察署にヨンジュンを訪ねたせいでヨンジュンとの間に溝が生まれてしまう。

同僚教師（ホ・ドンウォン）から嫌がらせを受けていたドンウンは、彼が女子生徒のスカートの中を盗撮していた事実を利用して、ジェジュンにその事実を伝え、学校で騒ぎを起こさせる。しかし、ある日、保護者から退職を迫られ、母が金の為にヨンジンと共に自分を邪魔したと知ると母を責めるが、娘よりも金に目がくらんだ母に失望。そんな彼女を支えたのはヨジョンだった。

サラ（キム・ヒオラ）がいる教会を訪れたドンウンはヒョンナムを使ってあえてその情報をヨンジンに流す。そして、麻薬を断って精神的に不安定なサラに知人の暴力団経由で手に入れた麻薬を送りつける。薬でトリップしたサラはミョンオと関係を持った夜の事を思い出し、十字架に向かって自慰に耽るがその様子を多くの礼拝客が動画に収めていた。やって来たヨンジンに向かって不敵に微笑むドンウン。ネットではヨンジンの過去のいじめや殺人が告発され、ヨンジンのもとにもメッセージが殺到し始めた…。


■見どころ
9話から10話にかけて展開の大きな軸となっていたミョンオ失踪の真実が明かされた。彼を殺したのがヨンジンで、今まで通り後処理を押し付けられてきたヨンジュン刑事が彼女の命令に背いて遺体を埋めずに隠した真意はまだ語られていないが、ゆくゆくはヨンジンと母、ヨンジュンの関係の崩壊に繋がりそうな重要な伏線のひとつである。

そして、ヒョンナムが復讐計画に加担する最大の理由である暴力夫が、ヨンジンの母を脅迫する駒として、復讐計画に投入された点や、ドンウンが予測していなかったヨンジンの反撃で登場した母親にも注目だ。どちらも目に余る凶悪なキャラクターだが、ドンウンの復讐計画でどんな役割を担っていくのだろうか？

加害者グループの中でも最初にサラが「社会的な死」を迎えたほか、ヨンジンがミョンオ殺害の事実をうまく隠蔽できたと信じ込んでいる裏で、ジェジュンやヘジョンがそれぞれ真相に近づいている様子から加害者グループ内部の関係崩壊も近そうだ。

気がかりな点としてはジェジュンの店で働くギョンラン（アン・ソヨ）の存在が挙げられる。彼女はかつてドンウンの次にいじめの対象となり、いじめられる側で今でも加害者グループと共に働いている点から他のメンバーとは一線を画しており、更にミョンオの死について何か知っていそうなそぶりを見せ、今後何らかの形でドンウンに有益な情報を与えそうな展開が予想される。

「ザ・グローリー ～輝かしき復讐～」Netflixで独占配信中。後編となるパート2が3月10日（金）に配信開始した。

■スタッフ
監督：アン・ギルホ
脚本：キム・ウンスク

■キャスト
ムン・ドンウン：ソン・ヘギョ
チュ・ヨジョン：イ・ドヒョン
パク・ヨンジン：イム・ジヨン
カン・ヒョンナム：ヨム・ヘラン
チョン・ジェジュン：パク・ソンフン
ハ・ドヨン：チョン・ソンイル
ほか

◇Netflix

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