「愛だと言って」第9・10話:“ドンジン”キム・ヨングァンの憤怒は“ウジュ”イ・ソンギョンへの想いから

2023年03月24日08時00分ドラマ
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Disney+「スター」で15日に独占配信した韓国ドラマ「愛だと言って」(全16話)の第9話と第10話では、ウジュ(イ・ソンギョン)とドンジン(キム・ヨングァン)が互いの気持ちを確認し、ヘソン(キム・イェウォン)はジュン(ソンジュン)の腕の中で涙する…各話のネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。

「愛だと言って」は、復讐劇で結ばれた2人の男女が互いを理解しながら変化する姿に、感動とときめきを抱かせるロマンチックメロドラマだ。毎週水曜に2話ずつ追加され、全16話で構成される。
「愛だと言って」会見レポート&写真



■キャスト
ハン・ドンジン:キム・ヨングァン
シム・ウジュ :イ・ソンギョン
ユン・ジュン :ソンジュン
カン・ミニョン :アン・ヒヨン
シム・ヘソン :キム・イェウォン
 ほか

■第9話あらすじ
ウジュ(イ・ソンギョン)は、ついにカラオケ店でバイトするジグを見つける。きちんとした職業について安定した生活を送るために、もう一度公務員試験の予備校に通うように説得するが、ジグは歌の道に進むと聞き入れない。さらに世話になっている友人が、実はドンジン(キム・ヨングァン)だと知り、激怒するウジュ。

ジグを帰らせてドンジンのマンションに向かったウジュは、ドンジンの背中にしがみつくミニョン(アン・ヒヨン)を見かけ、その場を立ち去ろうとする。だがその様子をシン社長(シン・ムンソン)も見ていることに気づき、2人に近づこうとするシン社長の行く手を阻み、「ハン・ドンジンに何かしたら許さない」と告げる。

一方、ミニョンはドンジンにとってもう自分が特別な存在でないことを思い知り、改めて終わらせてしまった恋の大きさに涙ぐむ。部屋に戻ったドンジンはジグからのメールで、彼が家に戻ったと知り、感謝の言葉ととともに荷物は姉のウジュに渡してほしいと頼まれる。だが、ウジュは電話に出ず、メールでもそっけない。

シン社長は味方だと思っていたウジュがドンジン側の人間だったことをチャ・ヨンミン(ソ・ドンウォン)に話す。ドンジンとウジュの不仲を知っていたヨンミンは2人が恋愛関係にあるとは信じられない。シヌ展覧はすでに資金もショートしており、チェソン展覧を潰す資金どころか、奪い取った展示会を開くこともできない状態。さらにチェソンの得意先だったキム本部長が乗り込んできて、契約金を返せと迫られ、シン社長は自分をハメてミニョンへの憎しみを募らせる。

一方、チェソン展覧の新企画は順調に進み、ドンジンのサポートをウジュがすることに。

そんな中、ジュンがヘソン(キム・イェウォン)を恋人として両親に会わせる。ところが、父親はヘソンに一瞥をくれただけで全く無視。母親も口をつぐんだまま夫に合わせるだけ。ヘソンへの気遣いも全くなく、去り際にヘソンのワンピースの黄色が気に入らないと言い残した。

場所を変えたジュンとヘソン。おしゃべりなジュンは堅苦しい家庭で変わり者扱いされて育ったと明かし、今日の両親の態度を恥じる。ヘソンは恥ずかしさでいうと自分にはかなわないはずと、妙な慰めをする。ジュンはだから賑やかに暮らすのが夢だったと打ち明け、ヘソン達3姉弟のお陰で実現した。このままずっとやかましく暮らそうと、2人で乾杯する。

残業の後、ジグの荷物を渡すためにウジュをマンションに誘うドンジン。「穏やかに暮らしてほしいと言っておきながら、終始不機嫌なウジュのために心穏やかになれない。怒らせるようなことをなにもしていないはずなのに…」とついに不満を口にしたドンジンは、理由を答えないウジュを残して立ち去る。

ドンジンを心配するキャンプ場を経営するユン・デウン(チェ・ジョンウ)がチェソン展覧にやって来る。そして、ドンジンに心をざわつかせる人がまたできたことを喜び、安心して帰る。一方、ウジュの能力を高く評価するペク・スヒ部長(チン・ソヨン)は、正社員にならないかとウジュに話すが、契約通りに今月で辞めると断わられる。

ゴミ出しに一階に下りたミニョンの前に酔ったシン社長が現れる。手に石を持ち復讐しに来たと、迫るシン社長。その時、ウジュが姿を見せ、これまでさんざんドンジンを苦しめたが彼は何もしなかった。彼から復讐を辞めて立ち直るチャンスをもらった人生を棒に振るのか、と止めようとするウジュにシン社長が殴りかかる。



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■第10話あらすじ
ソヌからの電話で、ウジュがミニョンをかばってシン社長に石で殴られ怪我をしたと聞いたドンジンは、慌てて病院に駆け付ける。そしてこれまで決して声を荒げることなどなかったドンジンが、シン社長に殴りかかろうとする。ソヌが必死で止め、ドンジンは目の上を5針も縫ったというウジュの様子を見に行く。その場に残ったソヌは、ウジュが告訴しないと言ったと、シヌ社長に教える。そしていい加減に悪縁を断ち切ろうと話す。シン社長は憑き物が落ちたように「すまない。許してくれ」と涙で謝る。

付き添っていたミニョンを帰らせたドンジンは、眠るウジュの頬に触れる。意識の戻ったウジュはその手を握りしめる。そして、悪縁を断つために逃げなかったと言う。「穏やかに暮らしてほしい」と言ったのは本心だとこれまでの全てを謝る。突然素直になったウジュに驚くドンジンは、不器用な冗談で返す。ジグの荷物を取りに行っていいかと聞くウジュに、来たければいつだって来てもいい。待ってるからと答えるドンジン。

翌朝、ウジュの怪我を心配するジュンは、それがドンジンのせいだと察し、目を覚ませと大声を出す。決して一線を越えないというウジュの先を案じる。

そんな中、ドンジンたちを裏切ったキム本部長がやって来る。ドンジンは、待たせておけといって、ウジュとランチ。かつてキム本部長に5時間待たされたと打ち明けると、ウジュは「本部長も同じ目に遭えばわかるはず」と5時間待たせるよう勧める。でも無理しているドンジンに「やられたからといって無理にやり返す必要はない。心のままにやりたければやり、イヤならやめればいい」と教えてやる。気が楽になったドンジンは社に戻り、キム本部長と会う。だが、もう一度手を組むのは断る。ソヌは、自分の気持ちをストレートに出すドンジンを好ましく思う。

その頃、ジュンの薬局に再び母親がやって来る。そして、友達だという妹と恋人だと紹介した姉とどっちに好意を持っているのか、はっきりしろと迫る。どちらが好きなのか考えるからと引き取らせる。

ドンジンはウジュに対してもう一度勇気を出し、キャンプに誘う。3年ぶりのキャンプ場に向かう車中。ドンジンはキャンプ場で後味の悪い別れをしたために大好きだったキャンプに行けなかったと、理由を話す。そして今は「ウジュさんと行きたくなった」と想いを伝える。互いの気持ちを確かめ合ったドンジンとウジュ。そんな二人をデウンは笑顔を迎える。キャンプを楽しむ人がいるが、自分は休むためにキャンプすると話すドンジン。キャンプは嫌でも体を動かさなきゃいけないので、忙しく動き回っているうちに、頭が空っぽになって、心が安らぐ。ドンジンにとってキャンプ以上の休息はなかったと話す。長い小道のあるキャンプ場があるので、今度一緒に行こうと誘う。

一方、スホとの交際は順調かと思われたヘソンだったが、スホに合わせるためにいつも笑顔で無理をしていた。「自然体でいろ。無理に笑ったり好きなふりをしたりするな。気を使うのは恋愛じゃなくて苦行だ」と、ジュンに言われた言葉を思い出したヘソンは、勇気を出してスホに告白する。実は元カレの内縁の妻が銀行にやって来て修羅場と化した2か月前から、PTSDに苦しみ人混みが苦手になっていた。薬を服用して症状を抑えていたのだ。スホに近づいたのも、新しい恋をすればトラウマから立ち直れるかと思って付き合ったのだと告白した。

スホはそんなヘソンを理解してくれたが、やっとの思いで打ち明けた告白を、スホがいとも簡単に電話で友達に話しているのを聞いて、思わず一人で帰ってしまうヘソン。ジュン薬局の前まで来たとき、ジュンの姿を見つけたヘソンは、そのまましがみついて泣き出す。そしてスホとのことを打ち明ける。恥ずかしいと泣くヘソンを優しく抱きしめ「大丈夫だよ」と慰めるジュンの胸の中で声をあげて泣くヘソン。

カラオケ店のバイトをするジグは、ソウルを離れて暮らしている母ヒョンジュ(キム・ヒジョン)が帰って来るくるという電話に慌てる。20年以上暮らしてきた家を奪われたことを母は知らない。焦って2人の姉に電話をするが、連絡がつかない。ソウルに着いたヒョンジュは家に帰るが鍵があわない。駆け付けたジグに連れられ、ヒョンジュはジュンから事情を聞く。家を奪われたことを内緒にしていた子供たちに怒るヒョンジュ。

やり切れない思いで外に出たウジュにドンジンからのメールが届く。「島のような存在だったテントを片付けたら気分が晴れやかになった。君に出会えたおかげで僕は島から脱出できた。ありがとう。助けてくれて」と。出会ってはいけない人を捜し、そして好きになってしまったウジュ。自分たちを苦しめ、母を泣かした女の息子を愛してしまった後悔の涙があふれる。

■9・10話の見どころ
9話はミニョンにハメられたシン社長の焦りととんでもない行動が描かれたが、このことでドンジンのウジュへの想いがハッキリする。10話では一気に距離を近づけたウジュとドンジン。「いつでもマンションに来ていい」というドンジンの言葉に頬を赤らめるウンジュが可愛い。そんなウジュを見つめるドンジンの口角が上る。やっと互いの想いを確かめ幸せムードの中、母親の登場で好きになってはいけない相手だと、ラストで流すウジュの涙がつらすぎる。

一方、2か月前に元カレの内縁の妻が銀行に乗り込み、ヘソンの髪を掴んで暴れた日以降、ヘソンはPTSDでで苦しんでいた。大事故や怖ろしい恐怖体験とかでなくても、身近に起こりそうな浮気騒動(あっては困るが…)でもPTSDに陥るのだ。そんなヘソンを慰め専門のジュン(ソンジュン)が優しくフォローする。この2人の関係も気になる。9話ではジュンの家庭環境も知ることができた。

また、ミニョン(アン・ヒヨン)の先輩でチェ展覧の共同経営者ソヌ。ふさぎ込むミニョンに家族でも恋人でもないから、ここまでだと言いながらお粥の差し入れをする。その様子がソワソワ落ち着かない。「愛の粥」という店の名前も気になる。

切なくも心温まる男女の愛の物語「愛だと言って(原題:사랑이라 말해요)」は、毎週水曜日午後5時頃より2話連続で「Disney+ (ディズニープラス)」のコンテンツブランド「スター」にて独占配信中だ。第11話、第12話は29日放送、配信される。

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