江口のりこが暴走しまくる『愛に乱暴』場面写真6点が解禁 著名人からの絶賛コメントも続々
ヒューマンサスペンス『愛に乱暴』(8月30日公開)より、チェーンソーを抱きかかえ、泥だらけで床下に横たわる、江口のりこが暴走しまくる場面写真6点が解禁した。予告動画は映画公式サイトで公開中だ。
『愛に乱暴』は、人間の複雑な感情とその裏に隠された本質を鋭く炙り出してきた著者が、本作では愛が孕(はら)むいびつな衝動と暴走を描く。数々の権威ある文学賞を受賞し『悪人』『さよなら渓谷』『怒り』など多くのベストセラーが映画化されてきた吉田修一の同名小説が原作。
場面写真6点が解禁
そっけない夫の態度、過干渉の姑、挨拶を返さない隣人、不穏な不倫SNSアカウント……と、日々のストレスを溜めこみながらそれらを振り払うように「丁寧な暮らし」を心がけ、良き妻、良き嫁を演じていた江口のりこ扮する主人公・桃子。解禁された写真はそんな桃子がついに暴走を開始する場面。
理不尽な目に合わされ続けた桃子がついに覚醒?!真っ赤なリップを無表情で塗る姿、丸ごとのスイカを抱え愛人宅に突撃する姿、チェーンソーを傍らに畳をはがし床下に潜りこむ姿、床下を徘徊する姿、そして夜の町を駆け抜ける姿など、規律を守って生きてきた桃子が、危うさ全開で暴走するカットの数々。ひときわ目を引くのは、赤いチェーンソーを大事そうに抱きかかえ、泥だらけの姿で床下に横たわる姿。一体なにがあったのか。なぜ桃子はチェーンソーを手にしたのか。そして床下へ執着する真意は―――?
この後は、ぜひ劇場で見届けて欲しい。なお“床下ゆりかご”写真は、8月99日(金)から9月5日(木)まで新宿ピカデリーとなんばパークスシネマの巨大柱装飾にお目見えする予定なので、劇場に立ち寄った際はぜひチェックしてみて欲しい。
著名人コメント(五十音順/敬称略)
著名人コメント(五十音順/敬称略)
伊藤さとり(映画パーソナリティ・映画評論家)
どこまでが偽装?/何が真実? /愛についてのあれこれが /江口のりこによって掻き乱される。 /このトリックを一度で見破れるか。 /それは言葉から服からほつれ出す。
岩松了(劇作家・演出家・俳優)
これこそ義理の嫁の話。 /観始めたときは「江口のりこ、頑張ってるな」だったのが観終わる頃には「桃子さん、頑張って!」になってた。 /『セーラー服と機関銃』ならぬ『桃子とチェーンソー』 /割烹着?いやいや、桃子には着るべき服がない!
岡山天音(俳優)
「映画」すぎました。/格好良い映画でした。表現が格好良すぎます。/人物に語らせていないのに人物が語りまくっています。 /これを書きながら、なんだか文章が上手くまとまりません。 /それは僕の語彙力の問題なのか、まっさらでこの映画と出会ってほしいからなのか、わからない。 /人生って怖い!悲しい!最悪! /でもこの映画は最高。
SYO(物書き)
不条理を丁寧にかき混ぜて、型に流し込んで出来上がった主婦を《おかしく》したのは本当に周囲の《個人》なのか? /日本映画の文法で、埋められた澱を掘り起こす反語の一作。
児玉美月(映画文筆家)
必死にしがみついていたものを手放してみても、 人生は案外しぶとく続くかもしれない。 /映画が幕を閉じるとき、 始まりを告げる狼煙が上がる。/『愛に乱暴』の放った炎が飛び火して、 あなたの燻る心を焦げつかせてゆく。
早川千絵(映画監督)
暴走する女のヒリヒリした孤独。 /痛い。でも愛おしい。
ひらりさ(文筆家)
夫は無関心。姑も冷たい。 しんどい。ひりひりする。息が詰まる。限界を迎えて暴走する桃子には、一種の魅力がある。/「もっとやれ」と思ったし、こちらもつられそうになった。 /それでも。孤独に駆け抜けた桃子が到達するラストには、とてつもない人間愛が込められていた。愛に愛を返してもらえない辛さを抱えつつも、自暴自棄になりきれずに必死に生きている人たちへの、心からのエール。 /桃子、あなたも私も幸せになれるよ。絶対に。
光石研(俳優)
森ガキ組が江口のりこに挑む。脅し、突き放し、追い詰め、泥まみれ。しかし、彼女は全く動じない。しっかり森ガキ映画を牛耳ってる。ラストの江口のりこの顔は必見!/僕はこれからも、変わらず江口さんのファンを続ける。
◇映画公式サイト
◇映画公式X