最低最悪の同僚ファンと、空から落ちてきた兄ジュンセ!「華麗なる遺産」8話見どころ-BSフジ

2010年07月24日16時26分ドラマ
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(c)2009 SBS

働かざるもの食うべからず!祖母スクチャの言いつけに従うしかないファンは、ウンソンと同じチンソン食品の本店で働き始める。今回は、一日1万円のお小遣いで社会人生活を始めるファンと、ジュンセとウンソンの仲直りの場面が見どころだ。
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【第8話の見どころ】
今回、ウンソンも自分が“遺産相続人”に指名されたことを初めて知る。ウンソンのことを「信頼している、必要な人物だ」というスクチャに、彼女はファンたちの性根を鍛えなおすべく、スクチャの企みに協力することにした。もちろん、ファンたち家族からの風当たりがますます強くなるとを承知の上だ。

そんな二人の苦労も知らないファンは、初出勤からタクシーで乗り付け、家から追い出されないために、しぶしぶ働く。しかし、その態度のふてぶてしさときたら…。それでもいじけてゴシゴシテーブルを拭いたり、終了時間の5時になるのを秒針をにらみながら待つあたり、母性本能を刺激する。幼い子供のようなファンは必見だ。特に、おそらく初めて利用するだろうバスの乗り方が分からず、それをウンソンがからかう場面はほのぼのとしていい。
また、今回から二人の絡む大切なシーンとして、第4話の見どころで紹介した本店の屋上が登場する。ドラマの後半で、「ファンのために父親の死に目に会えなかった」という事実を、ウンソンが泣きながらファンに訴えるのもこの場所だ。これをきっかけに、ファンのウンソンに対する何かが変わり始める。大切なシーンなので見逃すことのないように。

一方、身分を偽ったとウンソンから嫌われてしまったジュンセは、何とかウンソンの怒りを解きたいがうまくいかない。最後の手段で、ウンソンを待ち伏せ直談判をする。“囚人”のたとえ話まで持ち出すジュンセの必死の弁明に、ウンソンへの思いの深さが見て取れる。そんなジュンセの心を知らず、ウンソンはジュンセを許すときにこんな台詞をいう。今週のタイトルにした「空から落ちてきたオッパ(兄)」だ。オッパになるということは、ジュンセから言い出したことだが、今のジュンセにとって、この言葉は最も聞きたくない言葉かも…果たして、ジュンセは兄から恋人に昇格できるのか?
そうそう、心優しきジュンセは相変わらずボランティアに精を出し、ウンソンの父ピョンジュンの仕事の世話までしている。

シリアスなドラマながら、毎回くすっと笑えるシーンがたくさん登場するが、今回はファンの母ヨンナンと妹ジョンのに注目しよう。混雑するバスや電車を使って通勤するのがいやな二人は、手持ちの高級バッグを売って、そのお金でタクシー通勤を目論もうとする。まったく本末転倒なお話だが、いかにもこの二人の考えそうなこと。高級ショップに持ち込む姿、せっかく手にしたお金を祖母に見破られ、取り上げられる姿。笑いのツボがあちこちにちりばめられている。

ヨンナンとジョンの楽しい母娘のシーンに比べ、ソンヒとスンミの母娘のシーンは今回も切ない。女の武器も発揮してジュンセの父から仕事を世話してもらったソンヒをみて、「また再婚するのか」と詰め寄るスンミに、ソンヒがこれまで自分が歩いてきた人生を語る。このときばかりはソンヒが少々哀れに思える。ソンヒの身勝手な言動は、自分のことはもちろんだが、何よりスンミを幸せにしたいという間違った母性から出たものなのだから。
そんな母に同情したスンミであったが、あるきっかけで、母が隠していた事実を知る。この事実は、ドラマ後半で確かめよう。


【尊敬語とパンマル】

今回はキャストの紹介をお休みして気になる韓国の文化を紹介しよう。
日本にも尊敬語はあるが、韓国の尊敬語は半端でない。たとえば、「おばあ様はお食事なさいましたか?」という日本語。日本で言うところの尊敬語のない英語からすれば、これだけでも大した(?)モノだが、韓国語ではもっと凄いことになる。下のハングルを見て説明しよう。
読み方 → ハルモニム チンジ チャプショスムニカ?読み方 → ハルモニム チンジ チャプショスムニカ?上の文は「おばあ様は、お食事、なさいましたか」と、3つの要素に別れる。
しかし、韓国語には恐ろしい尊敬語ルールがある。日本では食事という一般名詞に“お・御”をつけて丁寧にするが、韓国では①接尾語、②助詞、③一般名詞、④動詞、⑤語尾などに至るまで尊敬語様の言葉があるのだ。
因みに、上の言葉を、平板の言い方「おばあちゃん、ごはん食べた?」と表現すると、次のようになる。
   読み方 → ハルモニ パップ モゴッソ?   読み方 → ハルモニ パップ モゴッソ?この平板な言い方は、ごく親しい仲間内や目下の者にだけ使う、いわゆる、タメ語。これを韓国語では“パンマル”と呼んでいる。初めて会った人や、位の上の人に使うことは最も非礼なこととされている。ドラマなどでも、言葉遣いから喧嘩になる場面が良く登場する。
初出勤の日に、ファンが店長に起こったのは、経営者の孫である自分に“パンマル”を使ったからなのだ。

日本でも昔は今よりずっと厳しい尊敬語のルールがあったようだが、今も儒教という精神が生活の中に根付いている韓国では、そのルールは厳然として残っている。しかも、他人に身内のことを話すときも、敬語を使う“絶対敬語”。何しろ、喧嘩の時にも相手が目上なら尊敬語を使っているのだから…恐るべしハングル!

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