【最終回ネタバレ】「3000万」第8話:安達祐実の決断が導いた結末とは?続編を匂わせて幕
23日放送したNHK土曜ドラマ「3000万」最終回(第8話)は、祐子(安達祐実)を中心に佐々木家の運命が大きく揺れ動く物語が描かれた。この回のあらすじと見どころを紹介する。NHKプラスでは1週間の見逃し配信をする(ネタバレあり)
「3000万」は、思わぬアクシデントと出来心をきっかけに、人生が激変してしまう家族を描くクライムサスペンス。複数の脚本家が共同で作品を手がける海外ドラマの手法を持ち込み、誰もが余裕のない社会の痛みをえぐり出す。⇒【各話のあらすじと見どころ】
■第8話あらすじ
坂本(木原勝利)の逮捕で司令塔を失った祐子たち。祐子は義光(青木崇高)の制止も聞かず、ソラ(森田想)と長田(萩原護)共に闇組織のボス・穂波悦子(清水美沙)が暮らすマンションに潜入する。
ソラがお金を探し出している間、悦子は「助けてくれたら家族に関わらない」と提案s、祐子が警察から逃げるつもりだと見抜く。祐子は、悦子から闇組織の仕組みを聞き出す。ついにソラが隠し部屋を見つけ、闇組織のノートと大金を発見。祐子は自分の個人情報を、ソラは3000万円だけを取り出し、後は長田の取り分と手を付けない。ソラの目的は、自分が強盗した分を被害者に返すためだった。
一方、奥島(野添義弘)は祐子が捨てたメモを見つけ、佐々木家が闇組織から脅迫されていると確信する。義光は時間が欲しいとごまかすが、奥島は、坂本の取り調べ中の野崎刑事(愛希れいか)に連絡。野崎は退職した奥島の捜査協力を拒否するが、結局奥島からの情報で動き出す。
祐子たちの計画は順調に進むと思われたが、“かけ子”担当だった末次(内田健司)が現れ、長田にも裏切られ2人は命の危機に。しかし祐子は悦子が話した闇バイトに関する証言を録音していたことで、命は助かるが、隠し部屋に監禁される。火災報知機に気づいた祐子が火を放ち、悦子たちの虚を突いてベランダの非常はしごから逃げ出すことに成功。
祐子は義光に電話して夫の慰めの言葉に礼を言って、遅くなるけどちゃんと帰るから話す。そしてソラが強盗に入った家へ向かい、3000万円を返してソラは目的達成する。
その頃、マンションの駐車場で奥島に確保された長田は、悦子たちに「ボス助けて」と叫んで逃げる。ちょうど駆け付けた野崎が悦子の逮捕に成功する。悦子は「私一人を捕まえたところで何も変わらない。エンドレスよ」と開き直り、野崎は「これからも追いかけ続けるだけ」と告げる。警察の廊下で悦子は坂本とすれ違う。
車中。祐子は「抑圧された生活から抜け出したかった」とこれまでを振り返り、「結局以前以上に締め付けられた状況になった」とソラが続ける。そして自分たちが言わない限り蒲池(加治将樹)は湖に沈んだままと話す。「おばさんはどうする?帰れる?」の問いに返事できない祐子。
結局ソラは自らの罪を償うために交番へ出頭。佐々木家では義光と純一が「母さんは帰ってくる」と互いに励まし合い、祐子の帰りを待ち続けていた。その頃、祐子は、家路に向かう車を突然Uターンした!
コールセンターでたくさんの苦情を聞いてきた祐子は、かけ子で思わぬ能力を発揮した。最終回でもマンションの入り口で管理人に見つかりそうになった時や、部屋で逆襲に遭って殺されそうになった時にも素晴らしい機転で切り抜けてきた。結局、祐子のそうした機転は、その場しのぎと欲望に溺れてとんでもない方向に進んでしまった。果たして祐子が行き着く先は?
マンションから降りて来た末次が誰と電話で話をしていたのか気になる。相手は塚田晴彦(栗原英雄)なのか?長田と末次も逮捕には至らず、祐子の最後の決断も明かされず、物語は続編をにおわせて幕を閉じた。
【放送予定】
総合2024年10月5日(土)~11月23日 22:00~スタート<全8回>
BSP4K 毎週土曜 9:25~
[再放送] 総合 翌週火曜 24:35~
【出演】安達祐実
青木崇高 加治将樹 工藤遥 野添義弘 持田将史 萩原護 愛希れいか 味元耀大 森田想 ほか
【脚本】弥重早希子 名嘉友美 山口智之 松井周 from WDRプロジェクト
【演出】 保坂慶太 小林直毅 【制作統括】 渡辺哲也
【プロデューサー】 上田明子 中山英臣 大久保篤
◇NHK「3000万」番組サイト
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