【最終回ネタバレ】「月まで行こう」それぞれの道を選んだ三人に訪れた変化と胸キュンなハッピーエンドに注目【第12話】

11月02日01時51分ドラマ
画像:MBC「달까지 가자」

世代を超えた三人の友情と人生の起死回生を描いた「月まで行こう」クライマックスとなる第12話が10月31日に韓国MBCで放送された。ニールセンコリアによると最終回の視聴率は全国、首都圏共に2.1%で幕を閉じた。

第12話では、夢を追う恋人ジウ(キム・ヨンデ)との別れを選んだダヘ(イ・ソンビン)、会社を辞めて行方をくらませたウンサン(ラ・ミラン)、起業で成功を収めたジソン(チョ・アラム)ら三人の1年後の姿と、視聴者大満足の胸キュンなハッピーエンドが描かれた。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう(ネタバレあり)。



「月まで行こう」は、月給だけではとても生活が成り立たない三人の女性が、希望を求めてコイン投資へ飛び込む姿を描く。ハイパーリアリズムを全面に押し出し、ありふれた一日の延長にある“生存”をテーマにしていた社会サバイバルストーリーだ。

■キャスト
チョン・ダヘ役:イ・ソンビン
カン・ウンサン役:ラ・ミラン
キム・ジソン役:チョ・アラム
ハム・ジウ役:キム・ヨンデ
ウェイリン役:ジャン・ハオ(ZEROBASEONE)※特別出演
 ほか

■第12話あらすじ

社内掲示板での悪質な発言がバレて社内で噂になった後輩ダヒ(ホン・スンヒ)を放っておけないダヘ(イ・ソンビン)。屋上の縁で座って今にも飛び降りそうな彼女を止めようとしたダヘは、捨てられて里親に好かれようと苦しんで、大人になっても冷たくあしらわれ仮面を被って暮らしてきたダヒの過去を知る。ダヒは、社内で仮面を被って無理をしていたダヘを同類だと思ってわざと迷惑をかけていた。飛び降りようとしたダヒの髪の毛を荒々しく掴んだダヘは、生きて耐えるべきだと説教し、大惨事を防いだ。

退職を決意したウンサン(ラ・ミラン)は後任に引き継ぎを進める。ダヘにカラオケに誘われた彼女だが、ダヘがジウ(キム・ヨンデ)への未練ばかり歌う姿にうんざりして、別れを受け入れる秘訣を教える。長期の休暇を申請しようと決意したジソン(チョ・アラム)だが、突然ドンギュ(アン・ドング)が思い浮かび気が気ではない。上司から休暇申請を妨害され会社への嫌気が限界に達する。

ある日、ウンサンは悩める二人を元気づけようと手に入れた中古車で田舎に向かうが雨に降られ、タイヤがぬかるみにはまり散々な目に。消防車の出動の邪魔になってしまい焦るが、幼稚園バスの事故を知ったウンサンは買ったばかりの車を廃車にした。

相変わらずセクハラまがいの行為で休暇を取らせないよう意地悪する上司を撃退し辞表を突き出し、これまでにされた仕打ちをそのまま返したジソンは、激情した上司を止めたドンギュにより意識してしまい、不覚にもときめいてしまったことを打ち明ける。ダヒは結局、退社を選ぶが表情はどこか晴れやかだった。ウンサンも退職し、三人で屋上で思い出を語り合った。

会社を辞めたウンサンは初めて、娘を失った悲しみに枯れるまで涙し行方をくらませ、ジソンは詐欺に遭いながらも事業を立ち上げる決意を見せ、ダヘはジウからプロポーズされた花畑で恋しさを募らせる。それから1年後、ジソンは起業に成功し、ダヘも社内では新たなポジションにやりがいを見出していた。ダヘは突如家庭に戻ってきた父にも新しい投資金を渡して不器用に父を許した。イギリスで音楽で大成功を収めたジウのインタビューをラジオで聞き微笑むダヘはダヒからジウが凱旋イベントを行うことを知らされる。公演でステージにいるジウを見守るダヘは、隣にいたジウの母(イ・イルファ※特別出演)に感謝の声をかけられ驚きを隠せず、更にウンサンの居場所がわかり会場を飛び出した。

ドンギュは会社に通いながらもジソンの店を手伝っていたが、そんな時、突然ウェイリン(ジャン・ハオ)が現れる。別れて以来、韓国語をめきめき上達させたウェイリンに嫉妬するドンギュ。しかし既に心の整理がついていたジソンは、彼との関係を友情と割り切ってドンギュを追いかけた。ドンギュが知らない間に昇進し、大きな手術を受けていたと知って動揺するジソンにダサい告白をしたドンギュだが、ジソンは1年前から付き合っていると思っていたと知り、肩透かしを食うが不意に手を握られ、抱きしめられ、キスをされ幸せの絶頂に。遂には自分からジソンにキスをしてお互いの気持ちを確かめ合った。

屋上でウンサンと再会を喜ぶ二人。精一杯楽しみ、悲しみを乗り越え雰囲気も明るくなったウンサンと、新しい環境で挑戦を続ける二人は近況を語り合った。ある日、仕事の帰りに思い出の花畑を訪れたダヘは、ジウとの再会を果たす。花束とメッセージだけ残して会場を出て行ったことにすねたジウは再びプロポーズし、ダヘもそれを受け入れた。こうして非正規社員として冴えないと思い込んでいた三人はそれぞれの幸せを手に入れ、変わらず三人で微笑んでいた…。

■見どころ

月まで画像:MBC「달까지 가자」野球放送のため、一週遅れで放送された最終回では、ダヘとダヒの緊迫したシーンから始まり、本性が知られてしまったダヒは結局会社を去るものの、二人が本音を言い合える関係になったことが示唆され、安心感のある結末となった。

物語終盤では1年後が描かれ、退職して姿をくらませたウンサンは過去の悲しみを乗り越えて、イメチェンを果たし、起業したジソンとドンギュはコミカルな見解の相違を見せながらもようやくお互いの気持ちを確かめ合い、ダヘも溝があった父と和解し、大成功を収めて凱旋公演を行ったジウからのプロポーズを受け入れ、三人とも幸せな結末が描かれた。

凱旋公演のシーンではこれまで明かされることがなかったジウの母親としてイ・イルファが登場した点にも注目したい。

三人がそれぞれの幸せを手に入れてハッピーエンドを迎えた最終回の韓国での視聴率は全国2.1%(ニールセンコリア調べ)だった。後続として11月7日から放送される「この川には月が流れる」にも期待が高まる。
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MBC金土ドラマ次シーズンの「この川には月が流れる」第1話は11月7日(金)放送予定。韓国ではWavveなどで配信される。日本での配信・放送予定は未定だ。

YouTube|이강에는 달이 흐른다 하이라이트(第1話ハイライト予告)

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