今どきの韓ドラ男性主人公の告白事情:「好きかも」が新常識?

11月02日11時00分ドラマ
左:tvN「태풍상사」HPハイライト映像より(2PMイ・ジュノ)、右:SBSNOW公式X「우주메리미」より(チェ・ウシク)

最近の韓国ドラマを見ていると、男性主人公の告白スタイルが少し変わってきている。かつてなら「君が好きだ!」「愛してる!」と熱烈に告げるシーンが定番だったが、2025年秋ドラマを見ると、どうやら控えめでちょっと照れた「好きかも系」が主流らしい。



例えば、昨日11月1日放送のtvN「テプン商事」第7話。主人公カン・テプン(2PM イ・ジュノ)がオ・ミソ(キム・ミンハ)に向かって「나 오주임 좋아하는 것 같해요」とポツリ。直訳すると「オ主任のこと好きかも…」と疑問符付き。そして「汚れた格好でもかわいく見えるから」と、その理由が続く。

同じく10月25日放送のSBS「私と結婚してくれますか?」第6話でも、主人公キム・ウジュ(チェ・ウシク)がユ・メリ(チョン・ソミン)に「내가 메리씨 좋아하나 보죠」と告白。こちらも「ぼく、メリさんのこと好きみたい」と、本人ですら半信半疑。そのあと、「他の男性といるのが嫌なんだ」と、こちらも自己分析。

そういえば、今年5月放送のENA「隠し味にはロマンス」第4話でも、「좋아하는 것 같대」(好きらしいって)と、まるで第三者が主人公の気持ちを実況しているかのような告白シーンがあった。

どうやら、今どきの韓ドラ男性主人公は「大声で告白してハイ完璧!」ではなく、「こっそりつぶやいてドキドキさせる」が定番らしい。視聴者としては「え、今の本気?」「いや、まだ様子見?」とツッコミながら見守る楽しみが増えたわけだ。

こうして振り返ると、男性主人公の告白は熱烈ラブソングより、自問しながらささやくくらいがちょうどいいのかも。2025年秋ドラマの男子たちは、第三者目線で自分の気持ちをこっそり実況しつつ、視聴者の心をじわじわつかんでいる。笑えるくらい控えめなこのスタイル、次はどんな“好きかも”が飛び出すのか、目が離せない。


tvN「テプン商事」tvN「テプン商事」
「テプン商事」(태풍상사)は、1997年のIMF危機という激動の時代を舞台に、不器用だが懸命に生きる若者や家族たちの熱い人生ドラマを描くお仕事・ロマンス。2025年10月4日からスタート。
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SBS「私と結婚してくれますか?」SBS「私と結婚してくれますか?」
「私と結婚してくれますか?」(우주메리미)は、“契約から始まった90日間の夫婦生活”を描くロマンティック・コメディ。2025年10月10日からスタート。
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ENA「隠し味にはロマンス」ENA「隠し味にはロマンス」
「隠し味にはロマンス」(당신의 맛)は、食品企業を継ぐために小さな食堂を買収・合併しようとする“レシピハンター”の財閥御曹司と、全州で看板もないワンテーブル食堂を営む頑固シェフが繰り広げる、戦争のようなキッチンタカ(台所戦)成長ロマンス。2025年5月12日~6月10日まで放送。
➡Netflixにて独占配信中。全話あらすじ・見どころなど【「隠し味にはロマンス」を2倍楽しむ】で。

【11月韓国でスタートの新ドラマ】

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