「ばけばけ」髙石あかりは家族のためにおのれを捨て女中になった…第7週ネタバレと第8話予告

11月14日09時02分ドラマ
©NHK

ヘブン(トミー・バストウ)の女中として働き始めたトキ(髙石あかり)は、いつ"夜“の仕事がやってくるのか緊張していた。しかし、ヘブンはトキのことを”ただの女中“として雇っていた。ダメ三男の三之丞(板垣李光人)を物乞いで支えるタエ(北川景子)はいつ報われる?NHK朝ドラ「ばけばけ」の第8週「クビノ、カワ、イチマイ。」(11月17日~11月21日)のあらすじとみどころを紹介。予告動画は番組公式サイトに公開されている。



朝ドラ「ばけばけ」とは
「ばけばけ」松江の没落士族の娘・小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルに、西洋化で急速に時代が移り変わっていく明治日本の中で埋もれていった人々を描く。「怪談」を愛し、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の物語だ。その第7週が11月10日から放送された。

前払いでもらった給金の大半を実の母・たえ(北川景子)に

トキ(髙石あかり)は、松野家、雨清水家を助けるために決死の覚悟でヘブン(トミー・バストウ)の女中になる。最初、トキを武士の娘を認めなかったヘブンだが、勘右衛門(小日向文世)の孫だと言われてやっと納得した。そして、前金で給料をもらったが、その大半を持って三之丞(板垣李光人)に渡す。それは一重に、実の母・たえに物乞いなどをしてほしくないからだ。しかし、三之丞はその金を生活費ではなく、記者への口止めに使ってしまった。

トキ(髙石あかり)の緊張が伝わりすぎるほど、伝わった第32話

11日に放送された第32話で、トキの女中生活がスタートした。朝ご飯も喉を通らず、花田旅館の平太(生瀬勝久)とツル(池谷のぶえ)の計らいで、ウメ(野内まる)も同席してくれるものの、ヘブン(トミー・バストウ)と二人だけになった瞬間から、ものすごい緊張が画面越しにもひしひしと伝わってきた。

三之丞(板垣李光人)の不可解な行動

トキ(髙石あかり)から高額の金をもらった三之丞だが、トキの希望とは違い、タエ(北川景子)との住まいは荒れ寺のままで、タエは物乞いを続けている。寺の住職が恵んでくれたおにぎりをタエが一粒残らず丁寧に食べたのに、三之丞は犬に与えてしまった。あの金をどうしているのか?タエのことを記事にしようとする記者に口止め料を渡すが、それもトキからもらったほんの一部の金だ。“社長として雇ってもらった”という誰でもわかるような嘘をつく三之丞。そして、三之丞はトキに金を返すと言い出した。“自分の力”でタエを養うと。そんな三之丞を厳しい態度をもって諭したのはトキの母・フミ(池脇千鶴)だ。トキも報われる瞬間になった。

今度は必死で女中の仕事を守り抜く

17日から始まる第8週では、女中としての仕事にしがみつきたいトキ(髙石あかり)が描かれる。司之介(岡部たかし)の牛乳配達、トキのシジミ売り、トキとフミ(池脇千鶴)の内職の全て収入の半年分を一ヶ月で稼ぎ出す女中としての仕事をトキは守りたい。幼い時からタエ(北川景子)に厳しく鍛えられた武士の娘としてのたしなみがトキを助けるか?その奮闘が第8週に描かれる。

【第7週(2025/11/10-11/14)ネタバレあらすじ】

トキ(髙石あかり)は、松野家、雨清水家を助けるためにヘブン(トミー・バストウ)の女中になる決意をした。錦織(吉沢亮)の立ち会いの元、トキはヘブンに女中になる挨拶をするのだが、まさかのヘブンに断られてしまう。困惑するトキと錦織に、ヘブンは「アナタ、ブシムスメ、チガウ!」と怒りをあらわにする。手足を見せるという当時の女性にしたら“恥”以外のなんでもないことまでさせられるが、手足が“労働”で太いのはおかしいとヘブンは言い出す。錦織がトキが、ヘブンに斬りかかった勘右衛門(小日向文世)の孫だと説明し、やっと女中となることが認められた。

前払いで給金をもらったトキだったが、家族には言えるわけもなく、花田旅館で働くことになったと告げる。そして、その大金をもって、三之丞(板垣李光人)に会いに行き、タエ(北川景子)との生活に使って欲しいという。恵んでもらうことはできないと断る三之丞に傳(堤真一)から預かっていたと嘘をついて渡した。

ヘブンの女中として初日を迎えたトキ。自分がラシャメンかもしれず、家族にも言えないまま食事も喉を通らずにヘブンの家に向かうトキを平太(生瀬勝久)、ツル(池谷のぶえ)、ウメ(野内まる)の花田旅館の面々が出迎える。てっきり断ったと思っていたトキが女中をしなくてはいけないほど苦労してたと知り、トキの覚悟を応援したいと行ってくれた。ウメもトキと一緒に働き、トキとヘブンが2人きりにならないようにすると勇気づける。みんなの気遣いに感謝しながら、恐怖と緊張の中、トキの女中生活が始まる。

ウメが用事で離れ、早速ヘブンと2人きりになるトキ。ヘブンは「フトン」と言って、寝室を指さす。もうその役目かと固まっていると、朝食を終えたヘブンはジェスチャーで、フトンをたたむように頼む。錦織が来て、ヘブンがでかけるとトキは緊張の糸が切れて倒れてしまった。夜、うめも旅館の仕事が忙しくなり帰って行く。ヘブンは記事を書くからと部屋に入る。ペンの音がしているうちは安全だと隣の部屋でその音だけを頼りにしていたが、音が止まった。やってきたヘブンに手を引かれ、ラシャメンとしての役割が来たと固まってしまう。しかし、ヘブンは夜も遅いので帰りなさいという。

その夜、帰宅したトキの前に銭太郎(前原瑞樹)が借金回収に現れる。急な来訪に困惑する家族を前に、トキは大金を支払い銭太郎を追い返す。その金額の多さに違和感を感じた家族は、トキが本当に花田旅館で働いているのか疑い始める。

物乞いとなったタエの前に記者の梶谷(岩崎う大)が取材をしたいと現れる。三之丞はタエを守るための口止め料として、トキに渡された生活費を渡してしまう。

一方、松野家ではトキへの疑いが未だ晴れず、司之介(岡部たかし)、フミ(池脇千鶴)、勘右衛門(小日向文世)が跡をつけることに。花田旅館に入って行ったはずのトキが、なぜか裏口から出ていく様子を3人は目撃する。結局、トキがヘブンの女中であることが知られてしまった。勘右衛門はヘブンに斬りかかろうとして、錦織が止めた。錦織がヘブンに説明していると、ヘブンが怒り出す。それは錦織がヘブンがトキを高額で雇っているのは“ラシャメン”“妾”という役割をさせようと思っているからだと話したからだ。ヘブンは単なる女中だと激高する。そして、トキ、フミ、司之介、勘右衛門はほっとした。

さらに司之介、フミ、勘右衛門はタエが物乞いとなり、荒れ寺に住んでいることも知った。トキがタエのことを黙っていたことについて家族が問おうとした矢先、三之丞が松野家を訪れる。トキが家族に隠していた秘密がすべて明るみになる。フミは“産みの母”のためならラシャメンになれるのかとすねるが、トキは“産みも育ても関係ない。家族だからだ。家族が物乞いになったら誰がなったって女中になった”と言い切る。そんなトキの決意にフミ、司之介、勘右衛門は心を打たれるが、三之丞はまだ甘い考えを話す。

そんな三之丞に厳しく言ったのはフミだった。そして、今後もトキが女中の仕事をすることを認めるように勘右衛門に話すと、勘右衛門はトキに“刀”を授けた。トキは町の人の視線を集めながら、刀を差して、ヘブンの屋敷に出勤した。

【第8週(2025/11/17-11/21)あらすじ】


■第36話(月)

家族公認のもと、ヘブン(トミー・バストウ)の女中となった、トキ(髙石あかり)。しかし、錦織(吉沢亮)が原因で広まった誤解のせいで、ヘブンはトキに対して気まずさを感じていた。その空気に耐えかねたヘブンに、トキは「おトキさん、クビ!」と宣告される。松野家と雨清水家の両家を支えるには女中の仕事をクビになるわけにはいかない。クビ撤回のために奮闘するトキに、ヘブンはある”おつかい”を頼む。

■第37話(火)

ヘブン(トミー・バストウ)の女中クビを回避するため奮闘するトキ(髙石あかり)だったが、空回りが続いていた。ヘブンが求める「ビア」を見つけようと、家族にも相談するが的外れな答えばかり。クビだ~と嘆くトキに、錦織(吉沢亮)は「ビア」は山橋薬舗で購入できると教える。店主の山橋才路(柄本時生)と出会い、無事に「ビア」を手に入れたトキだったが、まさかの事態がトキとヘブンを襲う。

■第38話(水)

なんとかヘブン(トミー・バストウ)が求める「ビア」を手に入れ、女中クビの危機を乗り越えたトキ(髙石あかり)。ヘブンに習ったスキップを司之介(岡部たかし)、フミ(池脇千鶴)、勘右衛門(小日向文世)やサワ(円井わん)と練習したり、ヘブンとのコミュニケーション方法もできてきて、余裕が生まれる。しかし、仕事の最中にヘブンを怒らせてしまい再びクビの危機を迎える。

■第39話(木)

女中としてはまだまだ未熟なトキ(髙石あかり)だが、気遣いや武家の娘のたしなみで覚えた生け花などで、徐々にヘブン(トミー・バストウ)の評価をつかみ始めていた。トキは生け花やお茶を習い直そうと、タエ(北川景子)を訪ねて稽古の再開を願う。ある日、ヘブンのシャツをアイロンがけしていたトキだったが、そこに急な来客が訪れる。ヘブンの仕事の邪魔にならないよう、トキは慌てて来客を迎えることになる。

■第40話(金)

スキップをマスターしようと、錦織(吉沢亮)はこっそり練習中。しかし、生徒の小谷(下川恭平)、正木(日高由起刀)、弟の丈(杉田雷麟)、そしてヘブン(トミー・バストウ)にバレてしまう。ひょんなことから、スキップの発祥はヘブンが生まれたアメリカのものではないかと話になるが、ヘブンはアメリカ生まれではなかった。錦織たちにトキ(髙石あかり)も交えた、ヘブンのことを知るための大クイズ大会が始まる。

■スタッフ他


作:ふじきみつ彦
音楽:牛尾憲輔
主題歌: ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
出演:髙石あかり,トミー・バストウ,吉沢亮,生瀬勝久,池谷のぶえ,岡部たかし,池脇千鶴,小日向文世,柄本時生,シャーロット・ケイト・フォックス,円井わん,杉田雷麟,日高由起刀,下川恭平,野内まる,渡辺江里子,木村美穂,多々納斉,他

 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「ばけばけ」番組公式サイト
NHK朝ドラ「ばけばけ」番組公式Twitter @asadora_bk_nhk

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