「緊急取調室」死刑囚の大原櫻子をだまそうとする弁護士・高岡早紀を天海祐希は許さない【第4話ネタバレと第5話予告】

11月14日10時47分ドラマ
©テレビ朝日

死刑が確定している“死のパパ活女子” 佐藤礼奈(大原櫻子)はもう一件の殺人を告白した。しかし、それは真犯人の弁護士・清原美香(高岡早紀)が礼奈に罪を着せたのだった。真壁有希子(天海祐希)たちキントリは礼奈の取調に弁護士を同席させ、弁護士の嘘を見破った。「緊急取調室」(毎週木曜、21時、テレビ朝日)2025年11月20日第5話を放送する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。



「緊急取調室」とは「緊急取調室」は、天海祐希演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる。その第4話が、11月13日に放送された。

死刑囚にはどんな罪をきせてもいいの?

パパ活の客とその家族4人を殺害した罪で収監された日本最年少の女性死刑囚・佐藤礼奈(大原櫻子)。死刑以上の刑は存在しないが、そんな礼奈がもう一人の殺人も告白した。しかし、それは弁護士の清原美香(高岡早紀)が自分の罪を礼奈に着せるために仕組んだものだった。いくら死刑以上の刑はないからといって、礼奈に罪をきせ、弁護士として“のうのう”と生きていこうとする美香に反発の声が多くあがった。

「馬鹿なふりは生きる為」

真犯人の美香が礼奈に「手記をかいて、その報酬を被害者遺族に渡す」からと、もう一件の罪をきせようとした。しかし、罪をきせられそうになる礼奈は本当の“馬鹿”ではない。証言のあちこちに、わざと“嘘”を織り交ぜ、有希子(天海祐希)たち警察が気がつくように振る舞っていた。だまされたふりをして、弁護士をきちんと陥れる算段ができていた。弁護士は“馬鹿の仮面”をかぶっていることに気がつけなかった。

23日に放送される第5話は映画に続く展開に

23日に放送される第5話は、自ら殺人を告白し警察に出頭してきた17歳の矢代卓海(坂元愛登)の母親が与党「民自党」初の女性幹事長(高橋ひとみ)という設定だ。映画『劇場版「緊急取調室 THE FINAL」』では総理大臣(石丸幹二)が襲われ、真壁有希子(天海祐希)たちは総理の取調を行おうとする。第5話ではその総理が信頼する部下である幹事長の息子が殺人を告白し、総理が警察の捜査に口を出してくる。映画に繋がってゆく第5話は見逃せない。

■第4話ネタバレあらすじ

金銭トラブルから放火し、パパ活の客とその家族を殺害した罪で収監された日本最年少の女性死刑囚・佐藤礼奈(大原櫻子)は「死のパパ活女子」と呼ばれ世間を騒がせた。礼奈は弁護士・清原美香(高岡早紀)にもう一人殺していると話した。

真壁有希子(天海祐希)ら「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」と美香は聴取の場所を巡ってもめてしまう。結局、通常通り、キントリの取調室で取調が始まる。

一方、礼奈への取調べも、序盤から膠着状態に陥る。礼奈は、終始のらりくらりとした態度で、供述も曖昧だ。その矢先、礼奈が突然、被害者の名前を思い出した。供述によれば、彼女は「アキヤマ」という名の歯科医をダムに突き落としたという。なぜか菱本進(でんでん)だけは肩入れするような姿勢を見せる。

そんな中、供述通りの場所から白骨遺体の一部が見つかった。歯科医の“アキモト”だ。しかし、2回目の取調べが始まるや、有希子は礼奈の言動に違和感を覚えることになる。殺した動機を話した時、“報酬”という言い方をした。パパ活ではそんな言葉は使わない。さらに歯科医が殺されたのは8年前で、礼奈がパパ活を始めたのは6年前だ。

礼奈は会っている時に歯科医に頻繁に電話がかかってきていたと言い出した。女ともめていたのでは?という話に裏取りをすると、なんと殺された秋本はインプラントの集団訴訟を抱えていて、訴訟する側の弁護士は美香だったのだ。

名前も違うことなどを考え、真相につながる突破口を開くため、異例ではあるが、弁護士・美香の立会いを許可する。有希子達の取調べで礼奈が答えそうになると、美香は“ちゃんと言わないと”と言いながら、礼奈の言動を誘導しようとする。礼奈は「先生、アウトだよ」といって、自分の嘘が有希子達に通じないといいだした。

美香と礼奈は別々のところでの取調べとなる。礼奈の取調は菱本(でんでん)と有希子だ。礼奈は美香から人助けをするつもりはないかと言われたといい、ある殺人事件の犯人になって欲しいというのだ。礼奈は死刑判決が確定しているので、これ以上、何人殺していても刑は変わらないと言い、犯人を助けて欲しいという。礼奈のことを手記にまとめて出版し、その報酬は被害者遺族に送るという提案だったと有希子達に話す。礼奈は殺人犯が美香だと思っていた。

一方、美香の取調で、秋本と酒を飲んでいる時に不覚にも酔ってしまい、まるで美香と秋本に関係があるかのような写真を撮られて脅されていたという。自分を被害者だとまでいう美香に玉本(塚地武雅)や小石川(小日向文世)は厳しく諭した。

礼奈は美香が、礼奈のことを馬鹿だを思って言ってきたに違いないという。手記なんかで喜ぶわけないし、馬鹿なふりをしていたのだという。馬鹿なふりをすれば地位やお金のある男ほどすぐに喜んだという。放火殺人をしたのは、本当に好きだったから、キャンプにいっている男性を見に行ったのだと。そこで、自分の前では見せないような笑顔の男性をみて、脅かしてやろうと思って火をつけたという。有希子は再審の道もあるからと礼奈に話した。礼奈は有希子達のような人にもっと早く会っていれば事件を起こさずに済んだのかも知れないと反省した。

■第5話あらすじ

17歳の矢代卓海(坂元愛登)が私人逮捕系の動画配信者「ケルベロス」を殺害したと警察に出頭してきが。卓海の母親は与党「民自党」初の女性幹事長・矢代樹(高橋ひとみ)で、国民からの人気が高い。3人の養子を迎えて育てている。

不測のスキャンダルに、官邸は騒然となる。総理大臣・長内洋次郎(石丸幹二)の要望は国会の会期中には発表しないで欲しいということだ。疑問を感じながらも、真壁有希子(天海祐希)ら「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」は内々で卓海の取調べを開始する。

出頭してきた卓海も、母の樹も黙秘を貫いている。樹の夫・矢代雄三(宇梶剛士)や、ほかの養子たちに話を聞くも、事件解決の手がかりとなる情報はまったく得られず、瞬く間に八方塞がりとなってしまう。そこへ追い打ちをかけるように、どこからか捜査の情報が漏れ、ガセネタとともにネットを席巻する。三権分立を無視した警視庁や内閣の姿勢に対し、怒りの声があふれる事態となったのだ。

その矢先、これまで頑として沈黙を守っていた樹が突然、捜査協力を申し出た。2人の子を持つ有希子は、同じく母親である樹と取調室で対峙する。一方、キントリきっての頭脳派・小石川春夫(小日向文世)は“ある思い”を胸に、“前代未聞のゲーム”を卓海に持ちかけた。

テレビ朝日 2025年10月16日スタート。毎週木曜日21時放送「緊急取調室」。出演:天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向文世ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kintori_tvasahi」、ハッシュタグは「#キントリ」。

テレビ朝日「緊急取調室」番組公式サイト

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