禁煙したのに…喫煙チンパンジー死亡!YouTubeで生前の動画をアーカイブ

2010年10月09日10時27分社会
視聴サイトへ

たばこを吸うチンパンジーとして、YouTobeなどを通して世界的に有名になった「喫煙ザル」が、6日、52歳で死亡した。喫煙ザルのチャーリーがたばこを吸う生前の姿は、現在もYouTubeのフォーミュレーション 映像アーカイブのチャンネルで視聴できる。

チャーリーは、南アフリカ・ブルームフォンテーンの動物園で飼育されていたチンパンジー。チャーリーの喫煙は、動物園に遊びに来た客が投げ入れたたばこを拾って吸うマネをしたのがきっかけ。一日に20本もたばこを吸うチンパンジーとして、YouTubeや各国のニュースに取り上げられ人気者となった。
公開されている動画には、面白がる人間たちの前で、器用に指先でたばこを挟んで煙をふかしたり、口にくわえて歩き回ったりと、人間さながらのヘビースモーカーぶりにの様子が収録されいる。

動物園側はチンパンジーの喫煙を面白がる観客たちに「タバコを与えないで!」などと呼びかけ、タンパク質シェークとビタミン、ミネラルなどを与える特別管理を施して、健康管理をしてきた。

動物園関係者の話によると、通常、飼育されたチンパンジーの平均寿命は、36~40歳といわれており、直接の死因は喫煙とは関係ないとのこと。動物園では近く解剖して確認することになっている。
とりあえずは、チャーリーは52歳まで生きたのだから天命を全うしたということになりそうだ。
しかし、チャーリーが喫煙していなければ、もっと長く生きていたかも知れないわけで、喫煙が人間及び動物の体にとって害になるのは間違いない以上、たばこの値上げをきっかけに禁煙しようかと悩んでいる方は、ぜひとも意志を貫いてはどうだろう。強制とはいえ、ヘビースモーカーだったチンパンジーのチャーリーさえ、禁煙したのだから・・・。

YouTubeフォーミュレーション 映像アーカイブ「煙草を吸うチンパンジー」