「素晴らしき新世界」第6話も小ネタ満載 “眈羅”から「キム・サムスン」引用まで…韓ドラ愛あふれる演出に反響

12時00分ドラマ
画像:SBS「멋진 신세계」より

SBS金土ドラマ「素晴らしき新世界」(原題:멋진 신세계)第6話「眈羅 島の青い夜」が放送・Netflixで配信され、今回も韓ドラファンを喜ばせる“仕込みネタ”の数々が登場し、話題を集めている。

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「素晴らしき新世界」は、朝鮮時代の悪女の魂を持つ無名女優シン・ソリ(イム・ジヨン)と、“資本主義の怪物”と呼ばれる財閥チャ・セゲ(ホ・ナムジュン)が繰り広げるロマンティックコメディ。これまでも数々の韓国ドラマや歴史要素を織り交ぜた“メタ的遊び”が注目されてきたが、第6話でもその傾向は健在だった。

まず注目されたのは、サブタイトル「眈羅(タムナ) 島の青い夜」。この“眈羅”とは、済州島の古い呼び名であり、2009年のMBCドラマ「タムナ~Love the Island」(主演:ソウ×イム・ジュファン)のドラマタイトルにもなっている。歴史的な地名をそのままエピソードタイトルに採用することで、物語に深みを与えている。

画像画像:SBS[멋진 신세계」EP6より
さらに終盤では、酔ったシン・ソリがチャ・セゲに対して「漢拏山(ハルラサン)に連れて行け」と突然の提案をする場面が登場。「やるべきことがある」と語るソリは、自身を“シン・ソリとして生き直す”決意を口にし、過去との決別を宣言する。

その流れの中でソリが持ち出したのが、「キム・サムスン」第12話だ。ソリは「サムスンが過去を清算し再出発を誓った回」と説明し、チャ・セゲを深夜のハルラ山へと導こうとする。

これは最高視聴率50.5%を記録した韓国ラブコメの金字塔的作品「私の名前はキム・サムスン」のこと。劇中ではキム・サムスン(キム・ソナ)がハルラ山に登り、ジノン(ヒョンビン)との恋を整理して新たな人生を誓う象徴的なシーンが描かれており、その名場面が本作にオマージュとして取り込まれた形だ(【最終回ネタバレ】参考)。

さらにこの“ドラマ引用”については、現代にやって来たソリが韓国社会を理解するため、過去の名作ドラマを学習しているという設定も重なり、キャラクターの背景にも説得力を与えている。

一方で話題を呼んでいるのが、ソリの魂に関する設定だ。彼女の中に宿る“カン禧嬪”は、第19代朝鮮王・粛宗の側室として知られる三大悪女のひとり、張禧嬪とは異なる存在であるとソリ自身が明確に否定。度々「私はチャン禧嬪ではなくカン禧嬪だ」と訂正する場面も描かれている。

最近では、MBCドラマ「21世紀大君夫人」での歴史歪曲問題に対して強く問題提起をした著名な韓国史講師も、「ドラマの主人公はチャン・ヒビンを思い起こさせるが、チャン・ヒビンは“庚戌換局”で亡くなったのではなく、“甲戌換局”の後に亡くなる」と説明した(5/23navicon記事より)。

また劇中では、「カチェ(かつら)禁止令」や「禁酒令」など、朝鮮時代の風習や政策に触れる発言も散りばめられており、歴史ファンの考察を刺激する仕掛けとなっている。

こうした細かな“韓ドラ小ネタ”の積み重ねは、単なるラブコメを超えたメタ的な楽しみとして視聴者の支持を集めており、『素晴らしき新世界』の大きな魅力のひとつとなっている。

【「素晴らしき新世界」を2倍楽しむ】では、全話のあらすじと見どこ以外にも、こうした小ネタや豆知識などまとめている。

「素晴らしき新世界」第7話は29日21時50分より韓国で放送、その後Netflixで配信される予定だ。

YouTube|素晴らしき新世界|オフィシャル予告編 | Netflix

SBS「素晴らしき新世界」HP

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