日本では、映画『花より男子 ファイナル』が6月28日に封切となり、ドラマで大ヒットした勢いをそのまま借りて、いきなり絶好調の滑り出しとなったようだ。『花より男子』は、月刊少女漫画「マーガレット」で、1992年-2004年まで連載された大ベストセラー少女漫画が原作。

ドラマ化は日本より台湾の方が一足早く、『流星花園』というタイトルで2001年より放送された。ドラマは放送直後から大人気となり、香港・インドネシア・シンガポールで歴代最高視聴率を記録し、日本にも逆輸入された。台湾版では、学園を牛耳るＦ４（エフフォー）を、ジェリー・イェンらイケメン俳優が演じて大ブレークし、世界中に『花男』ブームを巻き起こした。

確かにこの４人組、相当レベルの高いイケメン揃い。良くこれだけ揃えたもんだ。中国系の底力をこんなところでも見せつけられた。マンガの原作や日本版ドラマでは、主役らが「高校生」という設定だったが、台湾版は少し大人の「大学生」という設定になっている。年代もそうだが、小道具や道明寺が暮らすお屋敷のセットなども台湾版の方が豪華な気がする。少し上の年代層の視聴者を意識したのかも知れない。さあ、どちらの道明寺がお好み？

◆　台湾版 vs 日本版　◆
（キャスト）
つくし：バービィー・スーvs井上真央、道明寺司：ジェリー・イェン vs松本潤、
花沢類：ヴィック・チョウ vs小栗旬、西門総二郎：ケン・チュウvs松田翔太、
美作あきら：ヴァネス・ウーvs阿部力
（学　　校）
英徳学園大学 vs 英徳学園高校