★歴史ドラマを楽しむ-ドラマになった朝鮮王朝

特集 韓ドラここが知りたい ドラマで知る歴史
今回は、韓国歴史ドラマの中から舞台が朝鮮王朝時代のものに限って取り上げ、関連深い歴代王ごとにまとめて表「ドラマの朝鮮王朝」にしてみました。(一部、話題になった映画も含む)

朝鮮王朝は、500年という長い時空の中で27人の王を誕生させた。「ドラマの朝鮮王朝」の表を見て欲しい。この表を見ると、これまでひとつの点として観てきたドラマが、朝鮮王朝という長ーい歴史という線上に脈々と繋がっている気がしてくるから不思議だ。たとえそのドラマがフィクションで描かれたドラマであっても、間違いなく歴史という時空の中で息づいている。
現代ドラマもそうだが、特に歴史ドラマでは時代背景を理解した上で見ると、2倍にも3倍にも楽しむことができる。どうぞ、この表を自由に活用していろいろな楽しみ方を発見して欲しい。

たとえば…
在位期間が最も長いのは、ドラマ「イサン」の舞台となった第21代英祖王の52年、継いで「張禧嬪」の第19代粛宗王の46年だ。反対にもっとも短かったのは、「チャングム」「女人天下」の第12代仁宗王と「王と妃」「王と私」の睿宗王で共に1年の在位だった。(C)KBS&KBSi(C)KBS&KBSi最も長く治世した英祖はどんな人物だったのか?英祖は、ドラマ「張禧嬪」の粛宗の次男。英祖の母は、正妻インヒョン(当時は廃妃)と側室ヒビン(当時は正妻)との間で悩んでいた粛宗が、癒しを求めて愛した宮廷の下働き(ムスリ)娘。史実によると、ムスリはあまり美人ではなかったそうだ。粛宗がムスリを寵愛したのは、癒しと、健康な子供が産めそうだという期待があったためだといわれている。事実、英祖は歴代の王の中で最も長生きして80歳過ぎまで生きたというから、粛宗の読みは的中したことになる。

また・・・
最も多く、ドラマの舞台となった22代の正祖王の時代は、どんな時代だったのだろうか?正祖はドラマ「イサン」の主人公となった王で、英祖の孫にあたる。ハングルを創始した世宗と並ぶ好学の王として、今なお愛されている人気の王だ。この時代は、文化が大きく花開き「朝鮮のルネサンス」とも呼ばれた時代でもあった。だからこそ、ドラマ「風の絵師」が誕生したのだろう。

同じ時代にどんなドラマがあるのか?特定の王にドラマが集中しているのは何故か?同じ人物を別のどんな俳優が演じているのか?…など、視点を変えるとドラマの楽しみ方は無限に広がる。
ナビコンおすすめ隊では、今後もこの表の精度を高めるべく、追加更新していくので、ちょくちょく覗いてみて欲しい。

今回取り上げたドラマは、ナビコンおすすめ隊が実際にドラマを視聴したり、公式HPや歴史書などと照らし合わせて、舞台となったと思われる王に関連付けたもので、公式なものでないことをご理解いただきたい。

※お願い※
ナビコンおすすめ隊では、読者の方々からも表に追加して欲しいドラマ、紹介して欲しいドラマなどを広く受け付けます。他にも、朝鮮王朝に限らず、韓ドラに関わることなら何でもお知らせください。どうぞ、韓ドラおすすめ隊“外部協力隊”になったつもりで、どんどんご意見をお聞かせください。
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以下、「チャン・ヒビン」
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キャスト:キム・ヘス、チョン・グァンリョル、パク・ソンヨン、キム・ヨンエ、ソン・イルグク
監督/演出:イ・ヨングク/ハン・チョルギュン、脚本:カン・テワン