★「歴史ドラマ」を楽しむ-韓国三大悪女番外編「王の女」キム尚宮

【特集/韓ドラここが知りたい/三大悪女】

王の女© SBS Productions Inc. 三大悪女のドラマ「張禧嬪」で、涙ぐましい“聖女”インヒョン王妃を演じた女優、パク・ソニョンが、「王の女」で、“三大悪女”と肩を並べる悪女“キム尚宮”を演じた。(このキム尚宮は1995年「宮廷女官」でチャングムのイ・ヨンエが演じている。これについては、『張禧嬪』編②のパク・ソニョンの紹介部を参照)

「王の女」は、第15代王の光海君を敬愛する女官、キム尚宮の波乱の人生を描いたドラマだ(歴代王は「朝鮮王朝系図」の表を参照)。2001年の「女人天下」、2002年の「張禧嬪」に続いて2003年にSBSで放送された(「ドラマの朝鮮王朝」の表を参照)。光海君を演じたのは、「オールイン」「ニューハート」「ラストダンスは私と一緒」などで日本でも人気のチ・ソン。2013年「秘密」、2015年「キルミー・ヒールミー」でまた熱い視線を集めている。
キム尚宮が、愛しい光海君を次代の王にすべく14代の宣祖王にその身を投げ出して尽くす、という物語。まあ、光海君側から見れば究極の“献身女”だろうが、一般的に見れは若い体を使って男をたぶらかす“妖女”と称されても仕方あるまい。一部には、このキム尚宮こそ「三大悪女」の筆頭とする声もある。ドラマ第23話では、チャン・ノクスやチョン・ナンジョンが使った“媚薬”も登場する。さあ、その効き目のほどは、ドラマでお確かめあれ。

しかし、このキム尚宮も最初から悪女だったわけではない。子供を生めなかった王妃が、宣祖王の寵愛を独り占めする側室のヤン・ファダンを貶(おとし)めるため、ケトンと呼ばれた下女だったキム尚宮を“王の女”にしようとしたのだ。この王妃は宣祖の最初の正妻、後々まで「生涯を通して側室たちの子供をわが子のように慈しんだ、慎ましい国母」と言われたが、これが本当だったら、全くもってひどい女だ。もっとも、日本の“大奥”時代もそうだったように、当時の韓国も、宮女たちの究極の夢は“王の女”になることだったのだから、王妃だけを責める訳にはいくまい。

それにしても、この宣祖。実にいやらしい“スケベおやじ”感を出している。個人的には、「張禧嬪」の粛宗王を演じたチョン・グァンヨルの“スケベ度”も相当のものと見たが、宣祖を演じたイム・ドンジンのそれは半端じゃない。二人目の王妃を迎えるときは、身の毛もよだつ(?)いやらしさだ。もっとも、チョン・グァンヨルも、イム・ドンジンもどちらも演技でやっているだけで、両人とも素顔は至って紳士的だということをお断りしておこう。

宣祖王のいやらしさが、チ・ソン演じる光海君の若さ特有の清潔感をうまく際立たせている。名前からして歴代の王とは違う!ドラマでは誰もが認める眉目秀麗の若者と描かれており、源氏物語のプレイボーイ、光源氏を思い出してしまった。もっとも、こちらは、キム尚宮が自分のためにその身を差し出したことに、強く心を痛めるナイーブな人物。にもかかわらず、稀代の暴君“燕山君”と並んで、後に廃位されて“君”と呼ばれている。これについては、いつか詳しく紹介したい。

キム・ユソクが演じた、光海君の兄、臨海君もいい。“若気の至り”が随所に顔を出す役柄で、日本の戦国武将、織田信長の“ウツケ”ぶりがお好みのファンにはたまらない若者だろう。この、臨海君を影で見守り続ける山賊の頭領イ・ハンミンを演じたのは、イ・フン。愛しい人に告白もせず、生涯独身を続けた孤高の人物。実在の人物ではないが、ドラマでは見事なワイヤーアクションを見せている。“大奥モノ”にワイヤーアクション?第1話でいきなり登場したアクションシーンには、仰天したが、長編モノにありがちな中だるみを引き締めてくれるいい役割を果たしている。

2003年といえば、あの茶母の活躍を描いた「チェオクの剣」と同時期の作品(「ドラマの朝鮮王朝」の表を参照)。チェオクもワイヤーアクション満載で話題になっている。この2003年を、韓国歴史ドラマのひとつのターニングポイントと見ていいのかもしれない。

今回は、「朝鮮王朝系図」「ドラマの朝鮮王朝」の二つの表を参考にしてドラマを紹介した。おすすめ隊で提供する資料は、歴史書、作品公式HP、韓国テレビ局HP、Wikikediaなどを参考にし、ドラマを中心に独自に制作したもの。そのため、史実とは異なる表記もあることをご理解いただきたい。また、系図にある“即位した年齢”についても、韓国式、数え年など資料によって違うので、単純に即位年から誕生年を引いたものを当時年齢とした。あくまでも、ドラマを楽しく観る為の参考資料としてご活用いただきたい。また、今後も随時更新するので、手元に残す場合は最新のものをご利用されたい。

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Photo by (c)Tomo.Yun (yunphoto.net)
キャスト:チソン、パク・ソニョン、キム・ユソク、イム・ドンジン
監督/演出: キム・ジェヒョン 、脚本: ユン・ジュンゴン

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