タイトルの謎「キツネちゃん、何してるの?」

特集 韓ドラここが知りたい ドラマの不思議
2005年に大ヒットした『私の名前はキム・サムスン』の脚本家、キム・ドウが贈るラブコメ第2弾の『キツネちゃん、何してるの?』は、ちょっとエッチな雑誌の女記者ビョンヒと 、9歳年下の青年チョルスが綴る愛のメッセージ。

さすが、名脚本家キム・ドウが執筆したというだけあって、ストーリーは分かりやすいし、とても面白い。思わずメモりたくなるような名セリフもポンポン飛び出して、文句無しに楽しめる。しかし、タイトルの「キツネちゃん、何してるの?」にはどんな意味があるの?という疑問の声をよく聞く。そこで、ナビコン「韓ドラおすすめ隊?」が調査に乗り出した。

ドラマのオリジナルタイトルは「ヨウヤ、ムウォハニ?」。これを直訳すると「ヨウ=狐、ヤ=呼びかけ、ムウォハニ?=何しているの?」と日本版タイトルとなる訳だ。「狐」という言葉は、韓国でも狡賢いという意味で使われることがあり、たちの悪い女=雌狐という表現を使うことがある。タイトルとあらすじだけを読むと、年上女を揶揄するつもりでつけたタイトルとも読み取れる。しかし「~ヤ」という呼びかけには揶揄する響きはなく、むしろ、親しみを込めて呼びかけるときにつける接尾語だ。韓ドラなどで名前の後に「○○ヤ」と呼ぶのをよく耳にする。ということで、“雌狐説は”却下!…いろいろ調べたところ、おもしろい事実が分かった。

「勝って嬉しい花いちもんめ~♪」「負けて悔しい花いちもんめ~♪」や「だるまさんが転んだ!」など、幼い頃、こんなお馴染みの唄で仲間を取り合いっこする遊びをよくした。韓国にもこれに似たような遊びがある。「ヨウヤ、ヨウヤ、ムウォハニ~?(キツネちゃん、キツネちゃん、何してるの)」「チャムチャンダ!(寝てるの)」(*^_^*)このあと、ある言葉を合図に、相手側から好きな子を捕まえて、こちら側に引き入れるという遊び。

ドラマのタイトルはこの唄のフレーズをもじってつけたのだろう。では、なぜ、このフレーズを使ったのか?それは、第9話、第11話で真相が明らかになる。ヒントは1枚の写真!その写真に写っているのは、「チョルスとビョンヒ、そしてキツネのぬいぐるみ!」キツネは捕まえたい相手のこと!このキツネのぬいぐるみ、誰が誰にあげたものか?そして、キツネだけが知っている秘密は? ここから先は、ドラマを観てご自分でお確かめあれ!

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MBC JAPANlで「キツネちゃん、何しているの?」配信中
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キャスト:コ・ヒョンジョン、チョン・ジョンミョン、チョ・ヨンウ、コ・ジュンヒ
監督/演出:クォン・ソクチャン、脚本:キム・ドウ