「善徳女王」見どころ①トンマン誕生前[1話~3話あたり]

特集 韓ドラここが知りたい 2倍シリーズ
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さあ、いよいよドラマ「善徳女王」の見どころ紹介だ。このドラマを起承転結で段落分けするとこうなる。
【起】トンマンの出生から新羅に入国するまでの時代
【承】花郎に仕える郎徒として活躍した時代
【転】自身の出自を知りトンマン王女としてミシルと戦った時代
【結】善徳女王として国を治めた時代(第二部と考えてもいいかも)

通常、長編連続ドラマは大体ストーリーは決まっていても、撮影をしながら脚本を仕上げていくものらしい。ところが、「善徳女王」は全ての脚本が初めから書きあがっているのか思うほど、どこを切り取っても実によく練られている。他コーナーで、韓国歴史ドラマにハマるツボについて嵌るツボその2で脚本の素晴らしさを挙げたが、このドラマの脚本は特に素晴らしい!これについては、3月31日に開催されたプレミアム・イベントで浅野ゆう子が熱く語っている。
しかも、登場する女優や俳優たちは、主役はもちろん、脇役に至るまで日本でも良く知られている名優を配している。さらに、演者たちに仕掛けた演出がこれまた心憎い。大技小技がてんこ盛り!これだけでもおなかいっぱいのところ、豪華絢爛なセットや衣装など、1話でも見逃したら絶対損!
何しろ、豪華野外セットなど、1話だけで6億円を使い、500人ものエキストラを登場させた。ここでしっかりドラマの豪華さとスケールに慣れておかなければ、全編驚き通しになるので要注意!

では、トンマンの生まれる前(第1話~3話あたり)の見どころから紹介。
歴史ドラマ(以下、史劇)では、「チェオクの剣(茶母)」のように冒頭話で劇的な最終回の一部を見せる演出法と、「チャングムの誓い」「薯童謠(ソドンヨ)」のように事件の発端となる時代まで遡って、あらゆる場面で後々の布石を打っておく演出法が用いられるが、「善徳女王」は後者、冒頭話からまったく気が抜けない。
舞台は、ヒロインの善徳女王の父の祖父にあたる第24代、真興王の時代まで遡る。日本では古墳時代も末期、そろそろ飛鳥時代に入ろうとする頃。聖徳太子が生まれた頃の話だ。

イ・スンジェ と コ・ヒョンジョンイ・スンジェ と コ・ヒョンジョンこの王を韓国のハラボジ(おじいさん)と呼ばれる、名優イ・スンジェが演じている。史劇、現代ドラマにかかわらずいろいろな作品で渋い演技を見せている大俳優。史劇では「イ・サン」「ホジュン」「薯童謠」「商道」…学者肌の大物を演じさせたら右に出るものはいない。現代劇では「ルル姫」「ベートーベン・ウィルス」「ランラン18歳」など。
真興は、弱小国にすぎなかった新羅を大国へ仕立て上げた立役者だ。乙祭(ウルチェ)を片腕に、共に戦ったのは、美室、文努(ムンノ)、薛原(ソルウォン)。
ムンノ役のチョン・ホビンは、「朱蒙」でヒロインのソソノ嬢を支えるウテ役を演じた俳優だが、「アイリス」「花より男子」「オールイン 運命の愛」など、どちらかというと現代ドラマで活躍していた。ユシン役のオム・テウンとは「復活」で共演している。
ウルチェ役には、「世宗大王」「王と妃」「学校2」「銭の戦争」のベテラン俳優シン・グ。
ソルウォン役には、「星に願いを」「島の村の先生」「最強チル」のチョン・ノミン。

第1話では、まだ初々しさの残る若いミシルの見事な立ち回りも見られる。立ち回りの相手は、百済の「聖王」の仇討ちに差し向けられた刺客だ。聖王は百済の26代王で、「ソドンヨ」の第1話で殺された王だ。ドラマの年表で確認しておこう。

こうして、ミシルは身を挺して真興王と新羅の国を守ってきた。しかし、真興は、ミシルの実力を認めながらも彼女の底に秘めた野望を見抜き、己の亡き後はミシルは新羅の猛毒となると判断し、彼女の殺害を指示するのだ。あまりにもミシルが哀れではないか!この辺りをしっかり見ておかないと、この後悪女街道まっしぐらとなるミシルの立つ瀬がない。

中央:イム・ホ中央:イム・ホ真興王の腹の内を知ったミシルは、この後あの手この手で王妃になるため暗躍するのだ。最初のターゲットとなったのは次の真智王。「チャングムの誓い」で中宗王を演じたイム・ホが扮した。ところで、このイム・ホは、実に多くの王や世子(皇太子)役を演じている。(彼の顔は、韓国式の高貴な顔なんだろうか?)
真智は、真興王に見放されていたのだが、ミシルのおかげで王位に就いたのだ。二人の間に男児ももうけたのに、真智は即位したとたんミシルを捨てた…と思ったのだが、結局捨てられたのは真智の方だった。王位から引き摺り下ろされたのだ。後で大きな意味を持つので、ミシルが赤ん坊がどうするのかしっかり見届けておこう。

次にミシルが狙ったのは、ぐ~~んと歳下の真平王の妃の座。ところがこの王、幼い頃からミシルを恐れており妻にするなんてもっての外と拒否し続ける。かわいい妻を娶ったのだが、その王妃もミシルに命を狙われる。王妃の命を救ったのが、ムンノとソヨプ刀。この刀も後々大きな意味を持ってくる。
王妃に子宝が授かるが、なんと生まれたのは双子の女児。当時新羅の王室には「御出双生、聖骨男尽」という言い伝えがあった。つまり、双子を生むと王家に男の跡継ぎが途絶えると言うもの。
王妃が双子を産んだとミシルに知られれば今度こそ王妃が危ない!そこで、真平は、双子の存在を隠し妹の方を侍女のソファに託し、新羅を出て暮らすように命じる。

ここから双子の妹の争奪戦が始まる。王族側はムンノと侍女ソファ、対する反勢力側はミシル率いる多勢。王族側圧倒的に不利!手に汗握るハラハラドキドキのストーリーとアクションで、心拍数は上がりっぱなしだ。ここでムンノの立ち回りの型をしっかり頭に叩き込んでおこう。

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(c) MBC 2009 All Rights Reserved.
2009年MBC作品全62話
キャスト:イ・ヨウォン(トンマン)、コ・ヒョンジョン(ミシル)、パク・イェジョン(チョンミョン)、オム・テウン(ユシン)
演出:パク・ホンギュン、キム・グンホン/脚本:キム・ヨンヒョン、パク・サンヨン