トンマンの大義の前に、ミシル最後のあがき![48~49話]

特集 韓ドラここが知りたい 2倍シリーズ
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以下文中の登場人物は BSフジ[人物相関図]のページで、用語については「新羅王国」豆知識を参考に。

何とかチルスクたちの手から逃れたトンマンだったが、身代わりに養母ソファがチルスクの手によって殺されてしまった。この事実をトンマンはまだ知らない。トンマンは、次なる手に出た。なんと、トンマンは自ら宮殿に乗り込み、公開尋問をミシルに提案したのだ。そしてそれを知った花郎たちもまた、トンマンの公開尋問を王に願い出た。

トンマンのこの無謀な作戦を知っていたのは、ユシンひとり。後でチュンチュ公と一緒に作戦を聞かされたとユシンに怒るピダムユシンに怒るピダムきのピダムの鬼の形相をとくとご覧あれ!
もはやピダムの心はトンマンでいっぱいなのだ。ユシンが「トンマン王女かチュンチュのどちらかが、生き残ることこそ大義なのだ」とピダムに言い聞かせると、チュンチュを前にして「では、なぜトンマン王女なのか、チュンチュ公が行けばいい!」とまで言い出す。

結局、トンマンの覚悟を無駄にしないためユシンたちは協力して動き出した。チュンチュとヨムジョンは、復耶会の協力で、徐羅伐から一番近い所に五千の兵を持つチュジン(周真)公の窮地を救う。これでチュジン公をはじめ多くの貴族たちがチュンチュ公に従う決心を固める。この場面、これまでのつかみ所のないチュンチュが一足飛びに成長したようで、まるで親戚の子供の成長を喜ぶような気になった。

一方、花郎たちを味方につけるために動いたのは、国仙ムンノとユシン。もちろんムンノは死んでいるから誰かが変装しているのだ。
花郎たちは、キム・ソヨンやヨンチュン公を酔わせて和白会議から締め出したり、ユシンたちを公開尋問公開尋問罠にはめ、真平王までを拉致したミシルのやり方に違和感を覚えた。彼らもまた大義はトンマン王女にあることを知っていたのだ。ただ彼らにはそれを行動に起こす大義が無かった。そんな彼らを動かしたのは、他でもないムンノだ。花郎の神ともいわれるムンノが「行け!」というのだから、花郎たちは迷うこと無く風月主のユシンに従った。
ところで、ムンノに変装したのは誰だろう。スタッフはこんなところも決して手を抜かない!49話で確認できる。もちろん想像通りの人物だ。

公開尋問の席では、捕らえられた者たちが見守る中、トンマンとミシルのにらみ合いが続いていた。そのとき、ユシンたちの反撃で作戦が失敗に終ったと聞かされたミシルが、とんでもない真興王のソヨプ刀真興王のソヨプ刀行動にでた。それを救ったのが、見どころ①で紹介したあのソヨプ刀だった。この瞬間勝負はついた!神国(新羅)はミシルではなく、トンマンを選んだのだ。

今度はミシルたちが宮殿から逃げ出す番だ!
最後に残ったミシルの配下の者たちが、いっせいにトンマンたちに襲いかかった。そのとき、ピダムが現れた。「ピダム!」と声をかけるトンマンに、「今度無茶なまねをしたら、助けませんよ」と嬉しそうなピダム。きっとこれからも彼は、トンマンがどんな無茶をしても助けに行くのだろう。このときのピダムの髪型、いつもと違う。後ろにたらした長い1本の三つ編みといえば…。

今回のミシルの失敗は、大義を無視した彼女のあせりにあった。ミシルは新羅を手に入れるために、あまりにも遠回りしすぎてしまった。もう若くない彼女には、大義をたてて事を運ぶだけの時間が無かったのだ。計画は全て失敗!今度はミシルが終れる立場。計画は全て失敗!今度はミシルが終れる立場。宮殿から逃げるとき、ミシルは大切なあるものがなくなっていることに気付く。それは亡き真興王が遺した勅書で、そこには「ミシルを殺して大義を立てよ」と記されてあった。かつてそれを託されたソルォンは、すでにミシルと通じており、それを彼女に渡していたのだ。
そんな大切な勅書を持ち出したのは、ソファだった。玉璽をチルスクに取り上げられたとき、偶然見つけて持ち去り、トンマンに託しておいたのだ。トンマンはこれをある場所に隠しておいた。
ミシルらしくなかった彼女は、最後に宮殿を出るときだけは、いつものミシルだった。裏門から逃げると思っていたトンマンたちの裏をかいて、正々堂々と正門を突破したのだ。

トンマンvsミシルの最終決戦だが、決戦を目前にして、チルスクと花郎首長のソクプン(石品)が交わした、素敵な会話があるので紹介しよう。49話で、「大義を通さないということでトンマン側についた花郎が多い中、何故、ミシルに従うのか」というチルスク。これに対して「卑しい自分を引き立ててくれたミシルへの恩義の方が、自分にとっては大義より大きい」とソクプン。大義のために生きる男も素敵だが、恩義のために命を捨てる男もまたいい!

カッコいい男の台詞の次には、少々めめしい台詞を紹介しよう。これまで命を張ってトンマンを助けてきトンマンの前では幼子のようなピダムトンマンの前では幼子のようなピダムたピダムが、トンマンに愚痴った「私はあまり役に立てていないようですね~」という言葉。これは、ヨムジョンが「ユシンやアルチョンは重要な役を任されているのに、ピダムは外部の情報収集のみではないか」という言葉を聞いて心が揺らいだのだ。愛に飢えているピダムは、“自分が必要とされていない”や“邪魔者”という言葉にとても敏感なのだ。こんな男の操縦は大変だ。情が厚く頼りにはなるが、一歩間違えば何をしでかすか分からない。師匠のムンノが“柄のない刀”とピダムを比喩していたが、確かに言い得ている。果たしてトンマンはピダムという柄のない刀の鞘(さや)になれるのか?

最後の決戦ミシルとピダムはどんな話を?だからという訳でもないだろうが、この後、トンマンは大切な任務をピダムに命じる。このときのピダムの嬉しそうな顔!
任務は、トンマンが隠しておいた勅書を持ってくることだった。もちろん、トンマンはピダムがミシルの息子だと知らない。ここに大きな誤算があった。取りに行った勅書の中を見てしまったピダムは、トンマンではなく、ミシルの元に走った。さあ、ミシルとピダムはどんな会話を交わしたのか?この後、ミシルはもう一度ピダムの命を救う。
ピダムはミシル殺害の勅書を、とうとうトンマンに渡さなかった。次回はいよいよミシルの最期、お楽しみに。

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2009年MBC作品全62話
キャスト:イ・ヨウォン(トンマン)、コ・ヒョンジョン(ミシル)、パク・イェジョン(チョンミョン)、オム・テウン(ユシン)
演出:パク・ホンギュン、キム・グンホン/脚本:キム・ヨンヒョン、パク・サンヨン