THE MAKING全?話

シリーズ「ザ・メイキング」。身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、レトルト食品(カレー)。すっかりおなじみになったレトルト食品が日本で誕生したのは、昭和40年頃。三重構造のアルミの袋は、光や酸素を一切通さない。新鮮なじゃがいも・にんじんなどの皮をむき、ダイスカッターでさいの目状にカットする。ゆであがりに紫外線を当て、殺菌をする。カレールーは、カレー粉の他に30種類以上の調味料を混ぜ煮込む。野菜と肉は別々にカレールーと共に煮込む。これは袋に充填する際、肉の量、野菜の量を正確かつ均等にするため。アルミの袋を密閉し、高圧釜で120℃約30分熱することで中味は完全に殺菌される。これで防腐剤・保存料を一切使わに2年間保存できる。
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シリーズ「ザ・メイキング」。身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、食品サンプル。サンプルの材料は、「ゾル」ビニールの素となるもの。液体状のゾルを実際の食材から形どったシリコンのカタに流し込みオーブンで加熱して固める。着色は、油性の絵の具を使う。液体状のゾルに混ぜてしまうものと、後から着色するものとがある。天ぷらの衣は、パラフィン(ロウ)を使い、溶かしたパラフィンを冷たい水に落とし、衣のかたちが出来上がる。ソーダ水はゼラチンを使用し、よく泡立てて、ソーダの気泡をつくる。
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シリーズ「ザ・メイキング」。身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、消火器。明治45年、日本最初の消火器「二重瓶消火器」が作られた。現在、一般に使われているのは、粉末ABC消火器というもの。暑さ1ミリの鋼板を独自の「深絞り加工」で継ぎ目無く、容器のかたちにプレスする。容器は赤く塗装し、220℃で焼き付けをする。粉末の消火薬剤は、木材・繊維・ガソリン・灯油・天ぷら油・電気・ガスの火災の際に威力を発揮する。完成した品は検査官の立ち会いのもと一本一本厳しい検査をし、合格した消火器だけが全国に配送される。
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シリーズ「ザ・メイキング」。身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、ペットボトルリサイクル。回収時に汚れていたり、中にゴミが入っているとリサイクルできないので、捨てるときにはキャップを取り、ラベルを剥がし、中を洗浄しおくこと。工程は、集められたペットボトルを細かく砕き、水の浮力を利用してラベルと本体とに分け、本体の粉だけを利用する。フレーク状になったペットボトルを245度で加熱して溶かし、純粋なポリエステルに生まれ変わらせる。ひも状になったポリエステルを伸ばして糸にする。更に伸ばして繊維同士をからめると丈夫な糸が出来上がる。なお、Tシャツ一枚は、1.5リットルボトル2本で出来る。
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シリーズ「ザ・メイキング」。身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、カップめん。カップめんが日本で誕生してから約30年。現在、出荷量は年間160億食で世界中で楽しまれている。その3分の1は日本国内で消費される。麺を蒸すと、麺の中の澱粉がアルファー化され、胃の中で消化されやすくなる。蒸した麺を約160℃の油で揚げることによって、衛生的で長期保存が可能な麺が出来上がる。また「かやく」はフリーズドライ製法を使っている。フリーズドライ製法により、味・色・形・栄養素はそのまま保たれ、保存料なしで長期保存が可能となる。麺をカップに充填する際、麺にカップをかぶせ180度回転させる。これによって麺は折れる事無く、一定の位置で麺を確実に充填することができる。カップめん1つは、約40分でつくられる。
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シリーズ「ザ・メイキング」。身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、墨。油を燃やしてローラーに付着したすすを集める。釜で長時間煮て膠の液をつくる。解かした膠の液、香料をかくはん機でよく混ぜ合わせる。かくはん機の中で黒いおもちのようになった墨の固まりを、松板の上で手や足でよく練る。よく練った墨を一丁ずつ重さを量り木型に入れプレスする。水分を含んでいる柔らかい墨を乾燥する。この際「灰」が使用され約21日間毎日この灰を取り替える。
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シリーズ「ザ・メイキング」。身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、ハイテク野菜。ハイテク野菜は、三角パネルと噴霧水耕を使い、人工光で効率的に植物を栽培するハイテク農業施設で作られる。このため農薬は一切使わず、天候にも左右されない。人工照明は安価な夜間電力を利用するため、施設内は、夜が昼、昼が夜となる。栽培に使用される三角パネルは、山形に立体的な配置を組めるので、土地を有効利用できる。水平式の水耕栽培に比べて約二倍の収穫が可能。農地での栽培ではないので、スペースとエネルギーさえあれば、地下でも屋上でも栽培が可能となる。光量・炭酸ガス濃度・溶液濃度・温度はすべて自動制御。この仕組みによって、天候や季節に左右されることなく、良好な一定品質の野菜を計画的に一年中生産できる。
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シリーズ「ザ・メイキング」。身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、蚊取り線香。蚊取り線香は、明治23年日本人によって発明された。材料は、シロバナムシヨケギク・木粉・糊の役割をするタブ粉。これらに水と染料を加えよく混ぜ合わせる。練り合わせた材料をシート状にしてから金型で渦巻き状に打ち抜く。打ち抜かれた線香は、自然乾燥室で2日ほど乾燥させたのち、約40℃の乾燥室で乾かす。蚊取り線香の有効成分は、燃焼部分から数センチ離れた所から気体になって放出される。煙の中に有効成分があるように思われるが煙はその運び役。一本の線香は12畳の部屋の広さで約7時間、蚊を退治し続ける。
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シリーズ「ザ・メイキング」。身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、化粧品(フェイスカラーパウダー)。日本における化粧は古代人らによる魔よけのための赤化粧が始まりと言われている。日本人は特に神聖な赤色を好んで化粧の色としてきた。原料にはマイカなどが使用される。マイカは雲母のことで、これを粉末にしたものを「ピュアホワイトパウダー」ともいう。様々な色あいを出すため使用される色材は、ヘリコドンピンクなど100種類以上にも及ぶ。製造工程は大きく分けて、原料検査→秤量→混合かくはん→粉砕→測色検査・濾過→成型→落下テスト・紫外線検査・細菌検査→ケース開閉検査→仕上げに分かれる。
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シリーズ「ザ・メイキング」。身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、ポテトチップ。原料の馬鈴薯には、トヨシロ、ワセシロ、農林一号などの品種が使用される。これらの品種が選ばれた理由は、大粒であること、糖度が低いこと、水分が適度であることなど。原料(馬鈴薯)1に対して、その26%がポテトチップになる。工程は皮むき→目視選別→スライス→洗浄→フライ→サイザー(ふるい)→色彩選別→目視選別→塩掛け→計量→金属検出→包装→量目検査→箱詰め→封函という流れ。加工時間はおよそ15~20分。
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