THE MAKING全?話

シリーズ「ザ・メイキング」。身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、「七輪」。七輪の名前の由来は昔「燃料代が一日七厘で済んだ」「空気穴が七つ開いているから」などと言われている。能登半島の珠洲市は主材料である珪藻土(けいそうど)が無限にあると言われるほど豊富である。珪藻土とは太古の昔、淡水・海水の植物プランクトンの死がいが堆積したもので、地下約30メートルから切り出される。珪藻土の主成分は二酸化珪素水化物で、日本では主に北海道や日本海側地方などに存在する。珪藻土の岩盤には、筋や亀裂が入っている事も多い。軽くてもろい珪藻土をブロック状に切り出すには、知識と経験、技術が必要である。珪藻土は多孔質で吸収性に富み、耐火材や吸収材、ダイナマイト製造などにも使用されている。
  • 有限会社丸和工業
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シリーズ「ザ・メイキング」。身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、「ハンコ」。ハンコの中でも、朱肉のいらない浸透印ではなく、実印や銀行印などの製作工程を追う。実印・銀行印などは、出来合いの物ではなく、自分だけの印章を使用する。その材料(印材)は、水晶・瑪瑙(めのう)・水牛の角などがよく使わるが、最近では「斧折れ樺」オノオレカンバという木も使われるようになった。この名は、斧が折れる程堅いという所からきている。印材を削り、研磨をした後、ハンコの先の丸い部分を作る。これを頭付け(あたまづけ)加工という。印面の加工は、下書きや彫りは全て手作業で行われる。彫りには、スピンドルというペンシル型彫刻機を使う。文字の太さや彫る深さなど、ハンコの製作工程の中で最も高い技術が必要である。
  • 有限会社丸和工業
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シリーズ「ザ・メイキング」。身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、「草刈機」。ポータブル草刈機は農業だけでなく、ガーデニングなどでも広利用されるようになった。日本では、昭和34年に第1号ポータブル草刈機が製造された。当時は、ギヤを使わずベルトによって回転数や回転の方向を変えていた。パイプの中に挿入された、ドライブシャフトが回転し、その回転運動が刃に伝わり、草を刈る事ができる。ドライブシャフト用の軸受けは、振動を押さえ、安定した回転に変換する役割がある。
  • 株式会社ニッカリ
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シリーズ「ザ・メイキング」。身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、「鍵盤ハーモニカ」。商品名は、「ピアニカ」あるいは「メロディオン」今からおよそ40年前にドイツで生まれたと言われ、日本ではその数年後に教育用楽器として製造・販売が始まった。唄口から息を吹き込み、鍵盤の裏にある金属のリード弁を振るわせて音を鳴らす。リード弁の材料は、リン青銅(銅・錫・リンの合金)。弾力性に富み、耐久性も優れている。リードは、厚みと長さで音程が決まり、短いほど音は高く、長いほど低い。調律では、規定の音程より低ければ、リードの先端を削り、高ければ根元を削って調律する。
  • 株式会社鈴木楽器製作所
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シリーズ「ザ・メイキング」。身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、「グミキャンディー」。 グミ=GUMMYとは、ドイツ語で「ゴム状」という意味。主成分はゼラチン。ゼラチンは誘導タンパク質の一種でコラーゲンを含む物質。動物の皮や骨などを長時間、石灰液中で溶かしたもの。熱湯には速やかに溶解し、冷却すれば凝固する性質を持つ。グミキャンディーは、このゼラチン質で、独特の食感を作り出している。グミの成型には、スターチ粉が使われる。スターチ粉は、圧力を加えるとその形を保つ性質がある。成型後スターチ粉はグミと分離され、再利用される。
  • カバヤ食品株式会社
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シリーズ「ザ・メイキング」。身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、「釣竿」。 釣竿(竿の部分)は、特にロッドと呼ばれる。材料として一昔前は、グラスファイバーが使われていたが、現在は「カーボン繊維」が主流。カーボンはアメリカのNASAが開発したもので、釣竿用に「熱硬化樹脂」を含ませてある。熱硬化樹脂は、熱を加えなければ軟らかい素材。竿の成形はこの特性を活かして、鉄芯にカーボンシートを巻き付けて行う。その後過熱し、カーボンシートをパイプ状に形作る。そこで鉄の芯を引き抜く。すると、中が空洞で、良くしなる丈夫な竿に変身する。
  • ダイワ精工株式会社東久留米工場、ダイワ精工株式会社西那須野工場
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シリーズ「ザ・メイキング」。身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、「卓球ラケット」。卓球のルールでは、ラケット本体の85%以上は天然の木を使用する事と定められている。ラケットには、ペンを持つように握る「ペンホルダーラケット」と握手をするように握る「シェイクハンドラケット」がある。材料は厳選された木曽ひのき材を使用。木目が均一でまっすぐなのが最良とされ、1~3年かけて自然乾燥する。本体は、合板製造工程→形状加工工程→グリップ加工工程→仕上げという作業の流れで製造される。
  • 株式会社タマス
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シリーズ「ザ・メイキング」。身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、「メガネフレーム」。 現在、フレームの材料に最も多く用いられているのは「形状安定チタン材」。軽くて弾力性に優れ、丈夫である。フレームのパーツは、「リム」「テンプル」「ブリッジ」「モダン」に分かれる。それぞれは金型と成型機で作られる。金型は、放電加工機で作られる。金属と電極の間で放電をくり返し、金属を溶かして細かな模様まで見事に再現できる。フレームのちょうつがいの部分=丁番(ちょうばん)は、ネジのゆるみ防止や、動きを滑らかにするため「座金」を入れて組み立てる。
  • 長谷川眼鏡株式会社
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シリーズ「ザ・メイキング」。身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、「野球グラブ」。 材料となるのは、牛の背の皮。コンピュータに入力された画像データに従って一枚の大きな皮を各パーツに裁断していく。裁断には、高圧の水で自動裁断する「ウォーターカッター」が用いられる。皮は繊維が複雑なためナイフなどではきれいに裁断できないが、高圧の水は素早くきれいに裁断できる。各パーツを縫い合わせた後、手の形をした特殊なアイロンを使って、「くせ取り」が行われる。親指・小指部分は、打球を捕える上で重要な部分である。その為、指の動きがグラブの先端まで十分に伝わるように、高強度なフェルト芯を入れて補強する。
  • ミズノ株式会社
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シリーズ「ザ・メイキング」。身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、「手袋」。 毛糸の手袋は、まず糸を染色する事から始まる。サンプル用に指定色で染められた糸を、コンピュータにかけると、その色を分析し配色やその各色の分量 など全て瞬時に計算し、調合まで行ってくれる。調合に間違いがないかサンプル用に糸を染めて検査し OKならば、染色工程へと進む。自動編み込みを終えると、毛糸の手袋特有の肌触りを出すため、特殊なローラーで「毛羽立たせる」。皮の手袋は、全てが手作業で作られる。手袋用の金型で打ち抜き、縫製して出来上がる。形を整えるには、温めた鉄製のコテを用いて、皮をのばしながら成型する。
  • 株式会社フクシン
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