アトムの夢全33話

原子力を理解するために基本となる知識と技術をわかりやすく説明し、中学生と一緒に考える番組です。第31回「原子の研究と超電導」中学生への質問①鉄が溶ける温度は?②太陽の表面温度は?③核融合がおこる温度は?高い温度は無限だが、低い温度はマイナス273、5℃以下にはならない。最低温度を絶対温度と呼ぶ。そして、絶対温度近くになると或る物質に超電導現象がおこる。超電導現象とは、電気の抵抗値がゼロになる。従って、電気を蓄めることができる。もうひとつ、マイスナー効果がおこる。これは磁力線が入り込めない。従って、磁石が反発して浮く。この原理を応用したのが、リニアモーターカー。でも、実用化のためにはもっと高い温度で超電導現象がおこる物質を見つけなければなりません。原子力研究所の先端基礎研究センターでは、新しい超電導物質さがしの研究もしていること。
  • 餌取 章男 日本科学技術振興財団 理事、立川 らく次 立川企画 落語家、麻布科学実験教室 中学部のみなさん 株式会社 創造教育センター、
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原子力を理解するために基本となる知識と技術をわかりやすく説明し、中学生と一緒に考える番組です。第32回「水素エネルギー」中学生と一緒に水素をつくる実験。水素はとても軽い。酸素と結びついて水になり、同時にエネルギーを出す。この原理を応用した発電装置が燃料電池。すでに、燃料電池で走る自動車もつくられテスト走行中。燃料電池の問題点は、燃料となる水素が地球上では水となってしまい、単体ではほとんどないこと。従って水素を手に入れるためにコストがかかる。なんとかして水素を大量生産できないものか。赤道直下で太陽熱と海水から水素を作るアイデアもあるが、経済性、環境の点で問題がある。クリーンなエネルギーである水素を安く入手できれば、未来エネルギーの本命となる。核融合も水素の同位体が原料。核融合と水素の特徴を最後に確認。
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原子力を理解するために基本となる知識と技術をわかりやすく説明し、中学生と一緒に考える番組です。第33回「発電のベストミックス」、復習としてエネルギーとはなにか。一次エネルギーとして、どんなものを使っているのか。石油、石炭、天然ガス、原子力、水力など。日本では石油、フランスでは原子力が大きな比率を占めていること。アメリカは化石燃料のバランスがとれていること。次に二次エネルギーである電気をなにからつくっているのか。日本は石油、フランスは原子力。アメリカは以外に石炭が多く、石油は一次エネルギーとして使っていること。エネルギーの利用は、各国それぞれの事情がある。いずれにしても、文明社会を支えるエネルギーを、ひとつの資源に頼るのは危険。化石燃料、原子力、自然エネルギーのベスト・ミックスこそ望ましい。
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