宮崎緑の発見!こんなところに放射線全10話

私たちの暮らしの中にはたくさんの放射線が存在している。宇宙や大地からやって来る自然の放射線だけでなく、医療や工業、農業に人工の放射線が利用されている。そして今や、放射線は生活していくうえで、なくてはならないものになっている。放射線はどのように利用されているのだろう。そして、どんな研究が進んでいるのだろう。元NHKキャスターで、現在千葉商科大学助教授の宮崎緑さんが、それぞれの分野の最新研究に携わる研究者を訪ね、放射線の安全利用についてお話をうかがい、リポートする。今回はその第1回目。テーマは「日常生活と放射線」。放射線の人体に関する安全基準を決定する国際機関ICRP(国際放射線防護委員会)の委員をされている、東京大学原子力研究総合センター助教授の小佐古敏荘さんを訪ねお話を伺う。放射線とはどんなものなのかを、先生のお話と茨城原子力科学館の展示物で、分かりやすく解説する。番組内容は次の通り。「放射線とはどんなものなのか」「自然界の放射線」「身の回りの放射線」「放射線と放射能」「放射線の歴史」「放射線の種類」「放射線の工業、医療利用」「体の中の放射線」「放射線の単位と強さ」
  • 小佐古敏荘 東京大学原子力研究総合センター 助教授、宮崎緑(リポーター) 千葉商科大学 政策情報学部 助教授
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私たちの暮らしの中にはたくさんの放射線が存在している。宇宙からやって来るもの、医療用に使われるもの、工業や農業に使われるもの…。今や、放射線は生活していくうえでなくてはならないものになっている。放射線はどのように利用されているのだろう。そして、どんな研究が進んでいるのだろう。元NHKキャスターで現在千葉商科大学助教授の宮崎緑さんが、それぞれの分野の最新研究に携わる研究者を訪ね、放射線の安全利用についてお話をうかがい、リポートする。今回はその第2回目。テーマは「放射線による環境浄化」。長年放射線の性質を研究されている東京大学教授の勝村先生を訪ね、お話をうかがう。番組の前半では、どんな種類の放射線で、どのように浄化するのか、そしてどんな環境汚染に有効なのかなど、基本的な疑問についてわかりやすく解説していただく。VTR部分では、現在最も注目されている汚染物質のひとつ、揮発性有機物の有害性や、排出規制の厳しい状況を紹介し、その浄化の研究に取り組む日本原子力研究所高崎研究所の広田耕一さんに研究の内容を説明していただく。番組の後半では、放射線で分解した物質が人体に与える影響や、放射線による環境浄化技術を普及するための課題について再び勝村先生にお話ししていただく。
  • 勝村庸介 東京大学大学院工学系研究科、広田耕一 日本原子力研究所 高崎研究所、宮崎緑(リポーター) 千葉商科大学 政策情報学部 助教授
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私たちの暮らしの中にはたくさんの放射線が存在している。宇宙からやって来るもの、医療用に使われるもの、工業や農業に使われるもの…。今や、放射線は生活していくうえでなくてはならないものになっている。放射線はどのように利用されているのだろう。そして、どんな研究が進んでいるのだろう。元NHKキャスターで現在千葉商科大学助教授の宮崎緑さんが、それぞれの分野の最新研究に携わる研究者を訪ね、放射線の安全利用についてお話をうかがい、リポートする。今回はその第3回目。テーマは「放射線で宇宙を探れ!」。長年天体から発せられる放射線を研究されている文部科学省宇宙科学研究所の的川泰宣先生を訪ね、お話をうかがう。番組前半では、宇宙から降り注ぐ様々な放射線、特に、X線を通して天体を見ることで宇宙の何が見えるのか、X線はどこからくるのか、それをどのように計測するのかなど、基本的な疑問についてわかりやすく解説していただく。また後半では、X線天文観測の歴史や貴重な映像を見ながら、解説をしていただく。将来期待されている天文観測衛星ASTRO-EⅡ(アストロイーツー)についても紹介する。
  • 的川泰宣 文部科学省宇宙科学研究所 鹿児島宇宙空間観測所長 対外協力室 教授 工学博士、宮崎緑(リポーター) 千葉商科大学 政策情報学部 助教授
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最先端の考古学には、放射性物質が欠かせなくなっている。土器など、調査したい物質に含まれているある元素の数を調べると、その物質が何年前のものか分かるのだ。その放射性物質とは、”炭素14”。この"炭素14”とはどんな元素なのか。またどのようにして、年代を測るのか。日本で最先端の年代測定技術を誇る、東京大学総合研究博物館を訪ね、吉田邦夫さんに炭素14年代測定法について詳しく話を伺う。
  • 吉田邦夫 東京大学総合研究博物館 放射性炭素年代測定室、宮崎緑(リポーター) 千葉商科大学 政策情報学部 助教授
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体に悪いと思われている放射線。しかし、今、放射線の一種である重粒子線を使ってのがん治療が注目を集めている。放射線医学総合研究所では、1964年から、重粒子線を使ってがんの治療試験を行っている。それを可能にしたのが、がん治療装置・HIMACの開発だ。HIMACは、炭素から炭素イオン線を取り出し、いくつかの過程を経て高速に加速させる機械だ。その高速に加速した炭素イオン線を体内のがん組織に照射することで治療を行う。放射線でのがん治療の欠点は、正常組織も照射してしまうため、破壊されることだ。しかし、重粒子線は、ある一定のところでのみパワーがあがるので、その位置をがん組織のところに持ってきてやることで、正常組織の損傷を極力無くすようにできる。今回は、今注目の装置HIMACとがん治療について研究所の村上健先生にお話を伺う。
  • 村上健 放射線医学総合研究所 ビーム利用調整室長、宮崎緑(リポーター) 千葉商科大学 政策情報学部 助教授
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放射線は病気を診断する方法として、医療の分野で幅広く利用されてきました。レントゲンは骨折や内臓の病気を見つける方法として役立ち、X線CTは体の中の組織を輪切りにし、病巣部の形や大きさを映し出します。このような、放射線をつかった診断方法の中で、今もっとも注目を集めているのが、ポジトロン断層撮影法、PET診断です。これは、放射性物質を含んだ薬を体内に投与し、病状を細胞の働きや活動状況で捕らえるという画期的な診断方法です。この番組では、PET診断の流れや仕組み、安全性、将来性について、宮崎緑さんが放射線医学総合研究所を訪れ、2人の先生にお話を伺い、最先端の診断方法を報告します。
  • 鈴木和年 放射線医学総合研究所 放射薬剤製造開発室長 工学博士、村山秀雄 放射線医学総合研究所 医学物理部、診断システム開発室室長 工学博士、宮崎緑(リポーター) 千葉商科大学 政策情報学部 助教授
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私たちの暮らしの中にはたくさんの放射線が存在している。宇宙からやって来るもの、医療用に使われるもの、工業や農業に使われるもの…。今や、放射線は生活していくうえでなくてはならないものになっている。放射線はどのように利用されているのだろう。そして、どんな研究が進んでいるのだろう。元NHKキャスターで現在千葉商科大学助教授の宮崎緑さんが、それぞれの分野の最新研究に携わる研究者を訪ね、放射線の安全利用についてお話をうかがい、リポートする。今回はその第7回目。テーマは「放射線による品種改良」。農業生物資源研究所放射線育種場を訪ね、永富成紀場長にお話をうかがう。番組の前半では、放射線を使った品種改良の方法、放射線があたることで突然変異が起こる仕組みについて解説していただく。また、実際に放射線を照射している屋外の施設「ガンマーフィールド」に入り、どのように放射線照射が行われるか、どんな作物が栽培されているか見せてもらう。また、梨の品種改良にまつわるあるエピソードも伺う。番組の後半では、放射線による品種改良の安全性、遺伝子組替えとの違いなどについてお話ししていただく。
  • 永富成紀 独立行政法人 農業生物資源研究所 放射線育種場、宮崎緑(リポーター) 千葉商科大学 政策情報学部 助教授
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私たちの暮らしの中にはたくさんの放射線が存在している。宇宙からやって来るもの、医療用に使われるもの、工業や農業に使われるもの…。今や、放射線は生活していくうえでなくてはならないものになっている。放射線はどのように利用されているのだろう。そして、どんな研究が進んでいるのだろう。元NHKキャスターで現在千葉商科大学助教授の宮崎緑さんが、それぞれの分野の最新研究に携わる研究者を訪ね、放射線の安全利用についてお話をうかがい、リポートする。今回はその第8回目。テーマは「放射線による材料強化」。放射線による化学反応の研究および電子線の加速器開発をされている早稲田大学教授の鷲尾先生を訪ね、お話をうかがう。番組の前半では、放射線による化学反応の仕組みを解説していただくほか、電子線照射により耐熱性や強度が向上したさまざまな製品を紹介いただく。VTR部分では、電子線照射による加工処理施設を紹介。耐熱性テストによるデモンストレーションで、電子線加工による効果を見せる。番組の後半では、加速器開発や電子線利用の歴史的背景やその推移および、ほかのエレルギー利用に比べた電子線の効率の良さなどを鷲尾教授にご解説いただく。
  • 鷲尾方一 早稲田大学理工学総合研究センター、宮崎緑(リポーター) 千葉商科大学 政策情報学部 助教授
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私たちの暮らしの中にはたくさんの放射線が存在している。宇宙からやって来るもの、医療用に使われるもの、工業や農業に使われるもの…。今や、放射線は生活していくうえでなくてはならないものになっている。放射線はどのように利用されているのだろう。そして、どんな研究が進んでいるのだろう。元NHKキャスターで現在千葉商科大学助教授の宮崎緑さんが、それぞれの分野の最新研究に携わる研究者を訪ね、放射線の安全利用についてお話をうかがい、リポートする。今回はその9回目。テーマは「放射線で犯罪捜査」。残念ながら私たちのまわりでは、毎日事件や事故が起きている。また毒物を使った犯罪など、その種類も多様化・複雑化してきている。そのような犯罪の解決に向けて、放射線は重要な役割を果たしているのだ。放射線を使った犯罪捜査は、各警察本部に設置されている科学捜査研究所で行われている。今回は、神奈川県警察本部科学捜査研究所を訪ね、実際に放射線による分析実験を見せてもらいながら、その仕組みや意義について紹介する。また、日本中を震撼させた和歌山毒物カレー事件の容疑者特定に効力を発揮した放射線施設・スプリング8を訪ね、世界最新の大型放射線施設を紹介する。
  • 渡邉邦夫 神奈川県警察科学捜査研究所、原雅弘 財団法人高輝度光科学研究センター広報部、寺田靖子 財団法人高輝度光科学研究センター分析チーム、宮崎緑(リポーター) 千葉商科大学 政策情報学部 助教授
  • 再生時間 : 29分
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私たちの暮らしの中にはたくさんの放射線が存在している。宇宙からやって来るもの、医療用に使われるもの、工業や農業に使われるもの…。今や、放射線は生活していくうえでなくてはならないものになっている。放射線はどのように利用されているのだろう。そして、どんな研究が進んでいるのだろう。元NHKキャスターで現在千葉商科大学助教授の宮崎緑さんが、それぞれの分野の最新研究に携わる研究者を訪ね、放射線の安全利用についてお話をうかがい、リポートする。第10回は、宮崎緑自身の意見や感想を織り交ぜながらこれまでの放送を振り返る総集編。各回をダイジェストで紹介する。番組の前半では、天体観測や、年代測定、犯罪捜査など様々な分野で活躍する放射線・放射性物質活用技術を振り返る。番組の後半では、放射線・放射性物質利用技術の安全性についてどのように考えているかを研究者に伺ったインタビューをまとめたものを紹介する。放射線利用技術の現状、今後の展望について考える最終回。 
  • 小佐古敏荘 東京大学原子力総合研究センター、広田耕一 日本原子力研究所 高崎研究所 環境保全技術研究室、的川泰宣 文部科学省 宇宙研究所 鹿児島県宇宙観測所 対外協力室教授、吉田邦夫 東京大学 総合博物館 放射線炭素年代測定室、 株式会社 アイ・エレクトロンビーム、渡邊邦夫 神奈川県警本部 加賀町分庁舎 科学捜査研究所、永富成紀 農業生物資源研究所 放射線育種場、鈴木和年 放射線医学総合研究所 画像医学部 放射薬剤製造開発室、村上健 放射線医学総合研究所 加速器物理工学部 ビーム利用調整室、宮崎緑(リポーター) 千葉商科大学 政策情報学部 助教授
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