米ちゃんのよみがえれ地球~アースプロジェクト21~全13話
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ゴミの分別回収やリサイクルなど、ゴミを出さない運動が全国に盛り上がっている。しかし、分別回収を進めてもリサイクルできるモノは限られているため、どうしてもゴミとして廃棄しなければいけないモノが出てくるのが現状である。そこで、リサイクルの方法を根本的に見なおそうという動き「ゼロエミッション構想」が注目されている。これは廃棄物全てを再利用し、ゴミそのものを出さない資源循環型の社会をめざすというものである。進行役のサイエンスプロデューサー米村傳治郎さんは「ゼロエミッション構想」を取り入れた本田技研浜松工場を訪問し、製造過程で出る産業廃棄物から、社員の出す一般ゴミまで徹底したリサイクルを行う現場を見てゆく。また、「ゼロエミッション構想」を打ち出した、国際連合大学高等研究所の鵜浦真紗子さんにインタビューを行い、ゼロエミッション構想の始まりや、資源循環型の社会を作るための条件など伺ってゆく。
今、日本の河川改修工事は曲がり角にきている。従来の治水工事は川の氾濫を防ぐことを第一に進められてきた。その結果、日本の川の多くはコンクリートの護岸に囲まれ、巨大な排水溝のように直線的な川の流れに作り変えられてしまった。洪水は減ったものの、川辺の植物は繁茂する場所を失い、魚や水生昆虫といった水の中の生き物も姿を消してしまった。近年、川の本来あるべき姿を取り戻しつつ治水を行う「多自然型川づくり」が注目を集めている。多自然型川作りとは一体どのようなものか?この研究の第一人者独立行政法人土木研究所の小澤卓思さんを訪ね、全国で行われた工事を例に多自然型川づくりとは何かを伺ってゆく。
オゾンホール、地球温暖化、エルニーニョ現象…。異常気象の原因になったり、生物に害をもたらすこうした現象は少しづつ地球に広がっている。地球の環境はこれからどうなるのか?悪化する環境問題を改善するためにはどうしたらよいのか?将来の予測と解決方法を探るために、コンピュータを駆使して地球の未来を科学的に予想しようという計画がすすんでいる。現在横浜市に建設中の「地球シミュレータ」がその中心となる研究所。こちらでは普通のコンピュータの25万台分の能力を持ち、計算速度は世界最高速というスーパーコンピューターを備え、100年後、1000年後の気候の予測だけでなく、地震の予測も立てられるという。開発担当者、研究責任者の方々に解説をいただきながら、「コンピュータがつくる仮想地球」の研究を紹介する。
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