時代を超える技~歴史的建造物を科学する~全13話

切り立った岩壁に立つ鳥取県三朝町の三仏寺投入堂。古くから修験道の修行の場として開かれ人々の信仰の的となってきましたが、いつ建てられたものなのか、その起源については不明でした。文献の解読だけでは分からない歴史.。それを読み解くために用いられるのが、木材の年輪を調べることで伐採された年代が明らかになる年輪年代法です。三仏寺投入堂はいつ建てられたのか。この年輪年代法がその謎を解き明かしていきます。
  • 光谷拓実 博士 独立行政法人奈良文化財研究所、埋蔵文化財センター年代学研究室、松浦正昭教授 富山大学芸術文化学部、米田良中住職  三徳山三仏寺
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日本三名園のひとつ兼六園。そこでは水を豊富に使った演出が人々の目を楽しませています。しかし兼六園は標高およそ50m近い高台にあるのです。どうやって豊富な水を高台にくみ上げたのでしょうか?そこには当時としては高度な測量技術を用い、わずか9ヶ月で完成された水路の工事と、とある物理の原理が用いられていました。番組では兼六園の魅力とともに、水を引くために使われた高度な技術と当時の人々の知恵を紹介します。
  • 北浦 勝 金沢大学工学部、安達 実 金沢大学工学部、畦地 實 辰巳用水土地改良代表
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江戸時代に建築された庶民の学校、岡山県備前市の閑谷学校。藩主池田光政の教育重視の政策により、閑谷学校は代々まで残るよう堅牢かつ豪壮な学校に仕上げられました。その屋根瓦に使われたのが、備前焼です。一般的な瓦の寿命は約60年とされていますが、閑谷学校の瓦の建築から約300年経った現在でも、その大半が割れることなく使用されています。番組では、その秘密を現代科学の観点から分析し、割れない瓦の謎を探ります。
  • 小林 雄一 教授 愛知工業大学工学部 応用化学科、松下 福三 課長 愛知県産業技術研究所常滑窯業技術センター・三河窯業試験場、竹内良雄  特別史跡閑谷学校顕彰保存会 閑谷学校資料室、小山 一草 備前焼作家
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