技術立国のリーダーたち全20話

発酵技術でのリーディングカンパニー、協和発酵。医薬、化学品、酒類、食品、バイオケミカルという5つの事業分野を持つ。6年前、社長に就任した平田正さんは根っからの研究者で、10年前に開発した薬は、海外に技術輸出され世界中で販売されています。昨年、医薬事業をコアとし、ガンとアレルギーをターゲットに抗体医薬という分野で成長を目指しています。そうした事業の「選択と集中」を中心にお話を聞きます。バイオケミカル分野で、今後期待されている「糖鎖」の研究者へのインタビューや、青少年の理科離れを憂える平田さんが始めた「出前実験」なども紹介します。
  • 平田正 協和発酵工業㈱ 取締役社長、遠藤徹夫 協和発酵工業㈱ 東京研究所、熊谷知乃 協和発酵工業㈱ 東京研究所、島英津夫(ナレーター) 
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世界有数の総合化学メーカー「三菱化学」。石油化学からライフサイエンスまで、実にさまざまなマテリアルを製造しています。しかし、世界の中で競争に勝つ企業となるには、会社の規模ではなく、どこにもない技術でより良いもの、付加価値の高いものを安く供給することが求められます。そのための改革を進める、専務取締役、浅野応孝さん。「収益とスピード」をテーマにした、組織変更、社員の意識改革、ベンチャー立ち上げなど、その取り組みについてインタビューします。また、改革のために最高技術責任者として招聘されたステファノポーラス教授(マサチューセッツ工科大学)にも、これからの研究開発や技術について聞きます。新薬ターゲットの情報や化合物を販売するベンチャーの研究者や、三菱化学で研究者の手本とされる「チーフ・サイエンティスト」に選ばれた研究者にも取材します。
  • 浅野応孝 三菱化学㈱ 専務取締役、ジョージ・ステファノポーラス 三菱化学㈱ CTO常務執行役員、杉尾成俊 ゾイジーン㈱ 研究開発センター構造解析Bグループ、グループマネージャー、村山徹郎 三菱化学㈱ チーフサイエンティスト 有機エレクトロニクス研究所、島英津夫(ナレーター) 青ニプロダクション
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今回は、日本の経済活動の中心、首都圏に安定した電力を供給する東京電力。今、電力自由化を受け、お客から選ばれるための魅力ある技術開発が重要な課題になっています。その一つが、NAS電池という蓄電池の商品化です。他にも、PCBを無毒化する化学抽出法、地球温暖化問題に対応した森林のCO2吸収の研究、マイクロガスタービンの排熱を効率的に利用する小型のコジェネシステムなど、注目の研究を紹介。時代に対応し、変化しようとしている東京電力の方向性を、取締役、岩科季治さんに聞きます。
  • 岩科季治さん 東京電力㈱ 取締役 技術開発本部 副本部長、兵藤守さん  東京電力㈱ エネルギー・環境研究所 電力貯蔵グループ、堂元拓哉さん  東京電力㈱ エネルギー・環境研究所 石炭・新燃料グループ、平野篤さん 東京電力㈱ エネルギー・環境研究所 省エネ・環境技術グループ、伊藤智也さん 東京電力㈱ エネルギー・環境研究所 分散型発電技術グループ、川口宰曜子(ナレーター) 
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注目の新技術や研究開発、それに携わる若手研究者なども紹介し、科学技術と社会の関係を多面的に描きます。ゼネコン大手5社のうちの一社、大林組。取締役で技術研究所の所長を務める表佑太郎さんにインタビュー。地震対策技術や、環境改善技術など時代のニーズにどのように取り組んでいるかを聞きます。注目の技術として、全自動ビル建設システムや、可変形状トラスによる可動建築物の研究を紹介。その研究を行う若手研究者にも話を聞きます。
  • 表 佑太郎 株式会社大林組 取締役 技術研究所長、栗田康平 株式会社大林組 技術研究所 建築生産システム研究室、川口宰曜子(ナレーター) 
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パイオニア㈱の総合研究所長の相澤さんは、どれだけ研究費を使ってどれだけ利益を生むか、研究にも経営の視点が必要だと考え、研究分野を横断した「横串活動」など、マネジメントに力を入れています。これまでにないものを創るという社風と、光をテーマにした技術開発により、大容量の記録が出来るブルーレーザーを用いたディスクレコーダーや、服に張り付けることも可能な有機EL(フィルムのように薄い自発光ディスプレイ)などが形になってきています。
  • 相澤宏紀(あいざわこうき)パイオニア㈱ 執行役員 研究開発本部次長兼総合研究所長、高橋一雄 パイオニア㈱ 総合研究所 ディスクシステム開発グループ第三開発室、三宅貴子 パイオニア㈱ 総合研究所 デバイス開発グループ第二開発室、川口宰曜子(かわぐちさよこ) ナレーター
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注目の新技術や研究開発、それに携わる若手研究者なども紹介し、科学技術と社会の関係を多面的に描きます。世界3大タイヤメーカーの一社,ブリヂストン。グローバル企業として勝ち残るためにどんな技術研究を行っているのか、常務執行役員であり、タイヤ開発の責任者である井上晧さんに聞く。タイヤを通じて車文化に貢献すること、タイヤのポテンシャルをもっと引き出すことなどがテーマ。タイヤの性能低下を抑える基礎技術、勝ち負けで研究の成果が問われるF1用タイヤ開発、パンクしても安全に走行できるランフラットタイヤ、ブレーキなどのメーカーと共同で車の足回りをモジュールとして総合設計する研究など、最新研究を紹介する。
  • 井上晧(あきら)㈱ブリヂストン 常務執行役員 タイヤ開発担当、林一夫 ㈱ブリヂストン MSタイヤ開発部、瀬田英介 ㈱ブリヂストン タイヤ研究部、西川智久 ㈱ブリヂストン タイヤ開発第3本部 PSタイヤ開発第3部 先行開発第1ユニット ユニットリーダー 課長、堀内守 ㈱ブリヂストン 商品企画開発本部 モジュール&システム商品開発部 サスペンションモジュール性能設計・評価ユニット 課長補佐、ナレーター 川口宰曜子(さよこ) 
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世界企業IBMの日本法人、日本アイ・ビー・エム(株)が、世界に向けて開発・発売したノートパソコン「ThinkPad」。その生みの親とも言える人物が、32万人のIBM社員中52人しかいない最高の技術専門家「IBMフェロー」である内藤在正さんです。内藤さんは「持ち運んで使うこと」に第一の価値をおいて開発し、丈夫で使い勝手のよいノートパソコンとは何かを追求してきました。使う人のニーズに合う製品をどのように作り出すのか?その秘訣、開発の苦労、ビジョンなどをお聞きします。内藤さんの考えを具体化する開発現場では「より小さくより高性能」を実現するために努力する基盤設計者、技術とお客のニーズを合わせた最適な商品仕様を企画する技術者など、若手技術者の考え方を紹介します。
  • 内藤在正(ないとうありまさ)日本アイ・ビー・エム(株)ポータブル・システムズ担当 IBMフェロー 理事、加藤敬幸(かとうたかゆき)日本アイ・ビー・エム(株)ポータブル・システムズ 第一ポータブル製品 、岩川晃久(いわかわあきひさ) 日本アイ・ビー・エム(株)ポータブル・システムズ 技術企画、ナレーター 川口宰曜子(かわぐちさよこ)
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昆布のうまみ成分である「グルタミン酸」を大量生産し、万能調味料として商品化した味の素(株)。「グルタミン酸」は、蛋白質を構成する20種類のアミノ酸のうちのひとつで、アミノ酸についての技術や知見を長年蓄積してきました。意外と知られていませんが、味の素の輸液や栄養剤などのアミノ酸医薬は、世界でも高いシェアを占めています。そのアミノ酸を人々の健康にもっと役立てたい。「トータルヘルスケア」こそが今後のビジネスと技術のテーマであると専務、西山さんは言い切ります。西山さんは、どんな食品にでも入れられて、食べれば健康が保持できるような物質を探し出すために、健康基盤研究所を作りました。それは第二の味の素として、今後のビジネスを担う物として期待されています。西山さんのアミノ酸とトータルヘルスケア事業に賭けるビジョンを聞きます。アミノ酸医薬の臨床データを分析する技術者、健康基盤研究所で人間のバイタリティを高める物質を探索する研究者にもインタビューします。
  • 西山徹(にしやまとおる) 味の素(株)代表取締役専務、坂内慎(ばんないまこと) 味の素(株)健康基盤研究所、梅澤努(うめざわつとむ) 味の素ファルマ(株)消化器グループ 担当課長、ナレーター 川口宰曜子(かわぐちさよこ)
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松下電器産業㈱の先端技術研究所は、松下電器の新しいビジネスを創造するための研究や、現在の事業をさらに発展させるための研究を行うのが目的です。「ナノテクノロジー」「モバイルネットワーク」「ヒューマンウェア」という大きく3つのテーマで、研究を進めています。その所長である江田和生さんに、研究所の戦略、現在の取り組み、注目の研究、研究者のマネジメントなどについて聞きます。また、生物の仕組みを利用してナノサイズの電子デバイスを作る研究に取り組む研究者も取材。タンパク質の形を遺伝子操作によりコントロールし、その内部に無機材料を取り込むことで、約5ナノメートルという超小型の素子をつくり、タンパク質の自己組織能によって素子をシリコン基板上にきれいに並べることに成功しています。この独創的な研究は、日本のナノテクノロジー分野、産業界に夢を与えるものとして期待されています。
  • 江田和生(えだかずお)松下電器産業㈱ 先端技術研究所所長、山下一郎(やましたいちろう) 松下電器産業㈱ 先端技術研究所 主席研究員、ナレーター 川口宰曜子(かわぐちさよこ)
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一世紀の歴史を持つ住友電気工業㈱は、電線、光ファイバー、光通信機器、自動車部品など様々な製品を手がけている。代表取締役専務の髙島さんは、自社の研究開発の哲学を、社会に正しく貢献する技術を常に追い求めていることだと言います。その哲学はどのように実践されているのでしょう?研究者のマネジメントや、技術開発ビジョンを聞きます。具体的な技術としては、大阪市にあるエネルギー環境技術研究所を取材。高電圧で岩などを破砕するプラズマ破砕技術、電気抵抗ゼロでの送電を可能にする高温超電導ケーブル、大容量の蓄電池であるレドックスフロー電池について、どんな技術なのか、開発のポイントなどを紹介します。
  • 髙島秀行 住友電気工業㈱ 代表取締役専務、畑良輔 住友電気工業㈱ 支配人 エネルギー環境技術研究所統轄、増田孝人 住友電気工業㈱ エネルギー環境技術研究所 エネルギー機器研究部 主任研究員、岡崎徹 住友電気工業㈱ エネルギー環境技術研究所 エネルギー機器研究部 主席Ph. D. 、重松敏夫 住友電気工業㈱ 電力貯蔵システム事業部 技術部 主席、ナレーター 川口宰曜子(かわぐちさよこ)
  • 再生時間 : 29分
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