出動!子供科学博士全52話
52件中31~40件を表示しています。
今回のテーマは、「マイクロローバー」。調査をしてくれたのは、愛知県に住む小学校6年生の白木健登博士と、千葉県に住む小学校5年生の山田絢子博士の2人です。2人が調査した「マイクロローバー」は、総重量が約5キログラムで、5輪の惑星探査車です。そのため、「マイクロ5(ファイブ)」と名付けられています。まずは、月へ探査しに行くことを目的としています。月と地球では、およそ38万キロも離れているので、地球から信号を送って月に届くまで、1.5秒もかかります。ですから、地球から遠隔操縦をすることはとても難しく、「マイクロローバー」自身が自分で考えて走行できるようになっています。宇宙空間では、どんなアクシデントに遭遇するかわかりません。岩にぶつかったり、クレーターから抜け出せなくなるようなことも考えられます。そこでこの「マイクロローバー」は、アクシデントに遭遇すると、地球にSOSの信号を出し、地球から遠隔操縦をすることも可能になっているのです。白木博士と山田博士は、「マイクロローバー」について調査するため、神奈川県相模原市にある、文部科学省宇宙科学研究所の久保田孝先生を訪ねました。
今回のテーマは「クモの糸」。調査をしてくれたのは、上田紗耶子博士。大阪府に住む中学校1年生です。クモは4億年という進化の歴史を持つ動物です。長い進化の時間を使ってクモは、他のどんな動物よりも優れた糸の使い方を編み出しました。例えばクモが作る巣は通常7種類の糸からできています。7種類の糸はそれぞれ太さや、伸び縮みの度合いが違っていて、クモは巣を作るたびに正確に7種類の糸を使い分けているのです。その中でも、クモが行動するときに必ず出すという、「牽引糸(けんいんし)」は特に注目されています。研究の結果、これまでに私たち人間が作り出したどんな人工センイにも負けないほど丈夫でしなやかな糸であることがわかってきました。クモの糸は、これからの新しいセンイとして注目されているのです。上田博士は「クモの糸」の研究について調査するために、奈良県橿原市にある奈良県立医科大学医学部の大崎茂芳教授を訪ねました。
今回のテーマは、「森林」です。調査をしてくれたのは、東京都に住む中学校2年生の宇佐見朋弘博士です。森林は二酸化炭素を吸収して、酸素をはき出しています。つまり、光合成をしているのです。それと同時に、森は枝や幹が呼吸をするときや、土の中の微生物が、木から落ちた葉を食べて呼吸をし、二酸化炭素を出しています。その量はとても膨大です。現在、環境問題となっている地球温暖化。果たして、森は地球の二酸化炭素をどれだけ酸素に変えてくれるのでしょうか。光合成量の測り方や土壌からの二酸化炭素の放出量の測定を体験しながら、森の呼吸について知り、地球温暖化の対策として私たちができることについて調査するため、宇佐見博士は、茨城県にある森林総合研究所を訪ねました。
岐阜県に住む子供科学博士、岡田空馬くんが、中部大学工学部を訪ねる。ここでは今までの飛行船とは違う「ソーラー飛行船」が研究開発されています。この飛行船は太陽電池と燃料電池だけで推進する、環境にやさしい飛行船です。ソーラー飛行船の開発を調べながら、太陽電池や燃料電池の仕組みを学びます。また、このソーラー飛行船の将来の利用方法について調査します。
今回、調査をしてくれたのは、齋藤光晴博士。福島県に住む中学校3年生です。齋藤博士に与えられたテーマは、有機の力で光る「有機EL」。齋藤博士がまず手にしたのは、プラスチックの薄いシート。厚さ1mmもない薄いシートが、本当に光るのか、そしてどうして光るのか興味津々です。齋藤博士と、サイエンスライターの山村紳一郎さんは、山形大学大学院の城戸淳二先生を訪ねました。城戸淳二先生は、蛍光物質を電気で刺激して光らせるという方法で、今までにない新しい素材を開発しました。その光る素材は、薄くて柔らかく、曲がっても光ります。有機ELの仕組みを城戸先生に解説していただきながら、有機ELの実用化に向けての試みを調査しました。
「ペットボトルを上から見ると円形のものと四角形のものがある。」その違いにふだんから疑問を感じていた子供科学博士・板橋一陽君はサイエンスナビゲーターの杉木優子さんとともに「形の科学」の第一人者、東京農工大学の高木隆司教授を訪ねます。ペットボトルの形の違いをはじめ、ハチの巣の6角形など、高木先生はその形の理由を実験を通して分かりやすく解説していただきます。子供博士たちは先生といっしょに外に出て自然の中のいろいろな形を探し、カタツムリの殻や、木の枝の形などに隠された意味を調査します。
冬の雪を保存して夏に利用する――雪国に住む誰もが思い描いていた夢が実現しました。毎年大量に捨てられる雪を米の貯蔵に使ったり、住居の冷房に使うことができるようになったのです。2001年、こうした利雪技術は「雪エネルギー」として正式に認められ、現在北海道や東北各地で実用化が進んでいます。調査をしてくれたのは丸山顕史博士。利雪技術の第一人者である室蘭工業大学の媚山先生に雪エネルギー施設を案内してもらい、利雪の原理と実用を学びました。
「科学マジック~!」と子供科学博士の小山宇宙博士と小林稜博士に所長がだしたマジックは、磁石を近づけると動きだすトマトの手品です。なぜ、トマトは磁石を近づけると動くのでしょうか?この謎を解き明かすために、子供科学博士とまゆみ助手は、茨城県つくば市にある物質・材料研究機構の木吉司先生を訪ねました。身近な磁石から世界一の磁石まで、磁石の性質を徹底調査し、トマトが動くわけを解明します。そして磁石の最先端科学を木吉先生に案内してもらいました。
現在、コンピュータは、私達の生活になくてはならない存在です。コンピュータは、仕事や趣味その他あらゆる場面で我々をサポートしてくれます。今回の調査テーマは、今のコンピュータよりも一歩進んだ、「ウェアラブルコンピュータ」です。「ウェアラブル」とは、装着することができる、着ることができる、という意味。つまりウェアラブルコンピュータとは、体に装着できる、服のように着ることが出来るコンピュータのことなのです。装着したり服のように着たりできるコンピュータとは、一体どんなものなのか?ウェアラブルコンピュータ研究の第一人者、宝塚造形芸術大学の志水英二先生にお話しをお聞きします。調査してくれたのは、岡山県の高橋誠治博士。ヘッドマウントディスプレイや知的消防服などのウェアラブルコンピュータを実際に体験してもらい、これまでのコンピュータとの違い、特徴、人の関わりなどを調査してもらいました。
今回調査をしてくれたのは、藤本龍之介博士。大阪府に住む中学校3年生です。藤本博士に与えられたテーマは、「動物の模様の謎」これまで動物の模様は「周りの風景にとけこむ為」、「自分の体を大きく見せる為」など、色々な理由があると考えられてきました。しかし、今回の調査で「動物の模様の意味」について、新たな考え方が明らかになりました。藤本博士とサポートのあき助手が訪れたのは、神戸市中央区にある理化学研究所・神戸研究所。位置情報研究チームのチームリーダー、近藤滋先生にお話を伺いました。シマウマ皮膚を観察して、模様をつくる色素細胞の働きを知った二人、ボードゲームのコマを使って模様ができる仕組みを解明していきます。
52件中31~40件を表示しています。