未来への挑戦!科学の先駆者たち全7話

広大な宇宙のなかで、周期表にある元素はどのようにして出来たのか。素粒子や原子核など、ミクロな世界の法則を使い、宇宙や星座といったマクロな世界の現象を解き明かそうとする理論物理学者、梶野敏貴。粒子加速器を使って恒星の中で生まれる元素の合成を検証する実験物理学者、本林透。周期表の中で最も重く、最も新しい元素合成に、日本で初めて成功した物理学者、森田浩介。理論や実験を通して、元素誕生の秘密に迫る科学者達を紹介します。
  • 森田浩介 独立行政法人 理化学研究所、本林透 独立行政法人 理化学研究所、梶野敏貴 自然科学研究機構 国立天文台、
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植物の光合成にとって重要な、光受容体を研究する和田正三さんと長谷あきらさん。赤い光の受容体を研究している長谷さんは、フィトクロムBが核の中を自ら移動し核のなかの遺伝子に直接情報を伝えていることを発見。青い光の受容体を研究している和田さんは、葉緑体光定位運動を利用して葉に文字を描くなどユニークな方法で研究を進め、フォトトロピン2の関与を証明、発表した。さらに、シダ植物の研究中に第3の光受容体(フィトクロム3)も発見。これからも光を駆使して生きる植物の戦略を探り続けます。
  • 和田正三 東京都立大学、長谷あきら 京都大学、
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「近接場光」。聞き慣れないこの言葉。「近接場光」とはいったいどのような光なのか・・・。光のあたった壁に、光の波長より小さな穴をあける。すると、この穴に光の小さな粒が発生する。これが光の波長よりも小さい「近接場光」。この光の粒は、マックスウェルの電磁場理論体系の中に潜んでいたが、長い間このような光は必要とされておらず、「近接場光」は完全に忘れられた存在となった。しかし、100年以上たった20世紀末、テクノロジーの進化にともない、この小さな光が必要とされ、世界で初めて「近接場光」を発生させることに成功することとなった。その研究者は日本人。この日本人研究者が創り出した「近接場光」は、私達の生活の中で活躍する様々なテクノロジーに応用されるべく、研究が続けられている。
  • 大津元一 東京大学大学院 工学系研究科 電子工学専攻 教授、磯部 弘(ナレーター) ㈱青二プロダクション、
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ゲノム解析が終わった現在、その解析結果が新たな研究を進めている。オーダーメイド医療に向けた遺伝子研究。医療を根本から変えるこの研究は、東京大学医科学研究所・中村祐輔教授のもと行われている。ヒトゲノム、つまり人間の生命の設計図を解析することで、副作用のない個人個人の「体質」にあった治療が可能になる。現在およそ9万人分ものDNAサンプルから世界最新鋭の施設を使い進められている遺伝子治療。研究の対象となっているのは、ガンや心筋梗塞の成人病から、白内障や歯周病、花粉症まで、世界中で治療が待ち望まれている47疾患にも及ぶ。番組は、オーダーメイド医療に向けた遺伝子研究に迫りました。
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衣料や容器などに使われ、私たちの生活に欠かせない身近な素材、プラスチック。そのプラスチックが今最先端の高分子化学によって生まれ変わろうとしています。ひとつは、生分解性プラスチック。それは、土や水の中にいる微生物によって分解され自然に還る地球にやさしいプラスチック。もうひとつは、導電性プラスチック。1977年、のちのノーベル賞受賞にもつながった白川英樹博士(東京工業大学出身)の発見した導電性プラスチックは、それまで金属が主体であったエレクトロニクス産業をも変える世紀の大発見でした。電気を通すプラスチックは、現在半導体製造などに応用されています。最先端の高分子化学が描く未来は、無限の可能性を秘めています。
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原子核のまわりを回っている電子は、「自転」のような性質をもっており、これは「スピン」とよばれます。今、この「スピン」を利用した技術、「スピントロニクス」は、産業界の注目を浴びています。「電子のスピンを制御することで電流の通りやすさを変える」ハードディスクの読み取りヘッドなどにはこの原理が利用されています。そして現在では、物質の原子レベルでスピンを扱う研究が進められています。「スピンの方向を揃えると物質が電気を通しやすくなる」この物質の性質を変えてしまう仕組みを利用すると、物質そのものをメモリに出来るかもしれないのです。スピントロニクスは、情報通信の新たな扉を開こうとしているのです。
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世界各地を襲う大洪水や干ばつ、海面上昇...今、地球では温暖化が影響を及ぼしていると言われる異常気象が多発しています。このまま異常気象は続くのか、そして未来の地球はどうなるのか。その温暖化の将来像を最先端の科学で解明しようとする科学者たちがいます。世界最高レベルのスーパーコンピューターを駆使し100年後の未来の地球を導き出した科学者たちは、その未来に何を見つめ、何を解明したのか、地球温暖化の研究に迫ります。
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