魍魎の匣全13話
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昭和二十七年。女子校に通う楠本頼子は憧れのクラスメイトである柚木加菜子に魅了され、感化されていく。ある日、自分のように貧しく父親もいない子と付き合うのかと尋ねた頼子に対し、加菜子は「君は私の、そして私は君の生まれ変わりなんだ。」と奇妙なことを口にする。そして頼子は加菜子に湖へ行こうと誘われるが…。
(C)京極夏彦／VAP・マッドハウス・NTV・D.N.ドリームパートナーズ キャラクターデザイン原案：CLAMP(C)2008 CLAMP
加菜子をはねた電車に乗り合わせた刑事の木場修太郎は、頼子から事情を聞く。そして病院に駆けつけた加菜子の姉の柚木陽子は加菜子の深刻な容態を知り、懇意にしている名外科医のもとへ加菜子を移すと告げる。半月後、バラバラ事件の取材を終えた小説家の関口巽は、編集者の鳥口らとともに帰路を急ぐが…。
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加菜子を乗せた救急車は、美馬坂近代医学研究所へと到着した。美馬坂の手術を受けた加菜子は、この夜奇跡的に命を取り留める。暫くして、加菜子を誘拐するとの脅迫状が陽子のもとに届く。更に木場は、頼子から「黒服に手袋をした男が加菜子を突き落とした」という新たな証言を得る。頼子と木場は加菜子を見舞うが…。
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加菜子が消えた。程なくして須崎の他殺死体が発見され、雨宮は謎の失踪を遂げる。その頃、関口は出版社にいた。編集者たちの話題は、新鋭作家の久保竣公と、武蔵野周辺で頻発しているバラバラ事件のこと。相模湖で出た両足とは別人の右腕が、新たに二本発見された。謹慎処分中の木場のもとに後輩の青木がやって来て…。
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“千里眼”を持つ探偵の榎木津礼次郎のもとに、弁護士の増岡が調査依頼に来る。その内容は、“柚木陽子の娘、加菜子を捜して欲しい”というものだった。一方、関口は三鷹の御筥様を潜入取材して失敗したという鳥口から話を聞く。鳥口は、御筥様がインチキ宗教であると断言する。関口は鳥口を一軒の古本屋へ連れて行き…。
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