9月16日、フジテレビのドラマ「ビューティフルレイン」は最終回を放送、自分の夢は何かと問う美雨（芦田愛菜）に、圭介（豊川悦司）は箱根へ旅行に行きたいと伝える。折りしも中村家は町内会の役員を引き受けたことで祭の準備で手一杯だった。二人きりの旅行を案ずる一同だったが、ある日主治医の古賀（安田顕）が圭介を訪ねてきた。

＜最終回みどころ＞
圭介を取り巻く中村産業の人々は、圭介親子を支えることでしっかりと団結している。彼らの支えを得て圭介が今のうちに出来ることを精一杯しておこうとするその姿はこれまでも感動を呼んできた。進む病を前に、今出来る事をしておこうという前向きな圭介の姿、幼いながらも懸命に父を支えようとする美雨の姿、温かく見守る周囲の人々…善き人たちで支えられている物語の結末が見るものの涙を誘うだろう。

■第11話あらすじ
出来る限り美雨と一緒に生活することを選んだ圭介を、祖父母も応援すると美雨に手紙が届く。美雨も手伝いをして圭介を助け、共に暮らす日々を支えた。中村家の人々は千恵子（丘みつ子）とアカネ（中谷美紀）で圭介たちの家事を分担すると申し出る。そこで、圭介はこれまで親子だけで食べていた夕食を中村家でお世話になることを承諾した。秋生（三浦翔平）は圭介に黒板をプレゼントした。メモ帳を見ずに作業が出来るように、工場内に掛けておくためだという。そして新学期が始まり、突然大学に行きたいと言い出す美雨は圭介やアカネに早く頭がよくなりたいと相談する。そしてアカネのアドバイスを受けて本を読みはじめる。読み始めたのはナイチンゲールの伝記だった。
その頃中村産業は大きな問題を抱えていた。長く取引のある得意先から、これまでの7割で納入して欲しいと言われる。そこで今回だけは7割で受けるが、その後は8割にしてもらうことにしてはどうかと圭介が提案した。圭介は8割にするための見積書を作成して得意先との話し合いに臨む。富美夫（蟹江敬三）と共に取引先に向かった圭介だったが、肝心の見積書を車に置き忘れてしまう。圭介を案じて富美夫が車に取りに行くが、その間に圭介は専務から取引価格の質問を受け、それに答えていた。専務が席を外した間、その父親である社長から美雨のことを聞かれて和やかに談笑するが、再び戻って来た専務から原価の事を再び尋ねられると、さっき答えられていたことがもう分からなくなっていた。戸惑って沈黙する圭介を、専務は隠していると受け取る。そして富美夫が戻り、社長の一存で中村産業側の言う通りに今後も取引を続けるとその場の話はまとまった。喜んで帰る富美夫たちだったが、その後会社宛に専務から電話があり、やはり取引は出来ないと言い渡された。圭介は自分の失態であると落ち込むが、富美夫は勿論、アカネたちもトラブルを承知で圭介と居る事を選んだのだと圭介を諭す。
富美夫はこれまでの取引先に営業電話を掛け始めた。そしてその中の一つから仕事を引き受ける事になり喜ぶのだった。一方圭介は診察に行き、古賀に美雨と一緒に暮らすことになった経緯を伝えた。古賀は圭介の環境がとても幸せであると感想を漏らす一方で、圭介の病気が進む5年後に備えておくべきことを指示していく。どうやら古賀にも身内にアルツハイマー病の患者がいたらしく、古賀は自らの経験も交えて圭介にアドバイスしながら、自分の出来ることは圭介の病状が進行しないようサポートすることだと告げるのだった。圭介が去った後、古賀はアメリカのアルツハイマー研究チームから招聘のメールに目を通していた。古賀は現在の病院を退職することを決めていたのだった。その夜、美雨は圭介に対して自分は医者になりたいという夢を告げた。医者になって父ちゃんや病気で苦しんでいる人を助けたいというのだった。
ある日圭介は自分の通帳全てとカード、暗証番号や保険証券などを中村夫妻に知らせて管理を託した。そして一日休みをもらい、圭介はショッピングに出かけた。この先大きくなっていく美雨のために先に誕生日プレゼントを買っておこうと思ったのだった。中学生の美雨には腕時計を、18歳の美雨にはネックレスを…大きくなる娘を想像し、あちこちでプレゼントを買い漁る慶介の両手はあっという間に買い物袋で塞がっていく。帰り道、美雨たちに見つからないように圭介はこっそり帰宅する。そして最後にしたことは、ボイスレコーダーに大きくなった美雨へのメッセージを残すことだった。美雨が世界で一番大好きだと言って圭介は締めくくる。

「ビューティフルレイン」最終回話は16日（日）よる9時から放送。予告動画はドラマ公式サイトで視聴出来る。また、ウェブ限定で各話のダイジェスト動画およびスペシャル動画も公式サイト内「スペシャルムービーコンテンツ」で配信中。フジテレビオンデマンドでは見逃し配信も実施、放送後の毎週水曜日に最新話を追加する。

ビューティフルレイン‐フジテレビ
ビューティフルレイン‐フジテレビオンデマンド

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