嵐・二宮和也主演!柴咲コウが将軍の男女逆転の宮廷絵巻「大奥」、特報動画と漫画で予習!
徳川の時代、男だけを襲う謎の疫病で日本は8割の男が死亡、全ての要職は女性が占め、男が体を売る男女逆転の浮世!なんともショッキングな物語が、あの嵐の二宮和也が主演で映画化される。映画のタイトルはズバリ「大奥」!これまでの大奥とはまるで逆転の発想の歴史絵巻は、隔月刊誌「MELODY」(白泉社)に連載されている、よしながふみの少女漫画が原作。今秋の10月1日に映画公開される予定と、映画公開はまだまだ当分先の話だが、映画公式サイトでは特報動画も公開されそろそろ撮影の準備も始まるところ。
男女逆転というからには、大奥の主である将軍は女。共演の柴咲コウが八代将軍徳川吉宗を演じる。倹約を好み、将軍職に就くまでは木綿の小袖で過ごしていた。大奥での仰々しい夜伽などの作法も嫌ったが、水野祐之進を見初める。
二宮和也が演じるのは、将軍に見初められる水野。貧乏旗本の息子でお家のため初恋を諦め、自ら大奥入りを決意する。大奥入りしてからは、剣の腕と優れた才覚で大奥での地位を上げていく。
物語は男だけを襲う恐ろしい疫病から始まる。一人の少年が茸を採りに出かけた山で熊に襲われ、死亡する。その少年の死んだ後、兄や幼馴染み、村人が次々と高熱を出し、真っ赤な発疹が全身に広がり、爛れ膨れ上がって次々と死んでいった。病に罹るのは若い男ばかりで、その奇妙な病は隣村から数年後には関東一円にまで伝染し、「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」という名で国に根付いてしまった。こうして男子の人口は遂に女子の4分の1にまで減ってしまい、男子は子種を持つ宝として大事に育てられ、女子があらゆる労働から要職まで担う男女逆転の世が始まった。
江戸城でも、将軍職は女子へと引き継がれていった。そして、大奥は、ただでさえ男子が少ない中で美男三千人が将軍に仕える女人禁制の男の城となっていた。
はじめこのキャスティングを聞いたとき、強烈なカリスマを持つ女優柴咲コウは納得できたが、嵐の二宮が相手役と聞いて首をかしげた。すでにハリウッドでその実力が認められている二宮。演技力がどうこうというわけではない。男女逆転のストーリーでしかも時代劇への出演ということで驚いたのだ。急いで、物語のあらすじを調べて合点がいった。男女比が大きくちがわない現代の世の中でも人気絶頂の二宮和也、架空の江戸の世ではあるが、男不足とあれば引く手あまたは当然の成り行き。しかも、小動物のような愛らしい彼の外見ならば、将軍が傍に置きたいと願うのも至極当然。
しかし、実際の二宮は外見とは違う。絶妙のタイミングの突っ込みや時には嵐のメンバーを引っ張っていく指導力も持ち合わせている。大奥で成り上がっていくには十分な資質を持ち合わせているようだ。
そう考えれば、今回のキャスティングなかなかいいかもしれない。そんな期待値大の映画「大奥」、現在配信中の特報動画では我慢できないという方は、白泉社の「大奥」詳細ページで漫画の試し読みができるので、そちらであらすじを予習しておこう。
もちろん、歴史改変SFと銘打った作品だが、実際の歴史を知っておけばさらに楽しめること間違いない。秋までには、嵐ファンの歴女(歴史オタク)が相当増えるかも?
映画「大奥」公式サイト
白泉社「大奥」(よしながふみ原作漫画)