韓国のキムタクが強烈なマザコンに!自立する女性を描いた「冬鳥」は21世紀版ノラ!まずは1話無料で。

2010年12月08日13時31分ドラマ
視聴サイトへ
Licensed by EVERYSHOW (C)2007 E&B STARS

「冬鳥」は、大御所脚本家キム・スヒョンの同名小説が原作で、1992年にもドラマ化され大ヒットをとばした、昼メロの決定版ともいえるドロドロの愛憎劇。ShowTimeで好評配信中だ。

「冬鳥」の主演を務めるのは、朝鮮三大悪女のドラマ「張禧嬪(チャンヒビン)」で悲劇の王妃を演じたパク・ソニョン、「淵蓋蘇文(ヨンゲソムン)」のイ・テゴン、韓国のキムタクとも言われている「僕の妻はスーパーウーマン(内助の女王)」のユン・サンヒョンの3人。豪華キャストに注目が集まったが、何よりお勧めしたいのが、言葉の魔術師といわれるキム・スヒョンの描く台詞の数々。韓国でも衝撃的な台詞が多くの視聴者のハートをがっちり掴んだ。

ドラマのヒロインは、突然孤児になり、他所の家族の一員として成長した女性ヨンウン。自身の喪失感によって愛情表現ができず、仕方なく運命に引きずられるように生きる哀しい女性の人生を描いている。しかし、決して救いのない悲劇だけのドラマではない。まるで覚めない悪夢のような結婚、離婚というトンネルを通過しながらも、自分自身を取り戻した女性が一人歩きするまでの過程を描き、見る人に勇気を与えるドラマであり、また、すぐそばにいる人の大切さを発見する物語でもある。

番組の制作側はドラマの制作意図を「『冬鳥』は自分の絶望と戦いながら心の傷を治癒していく一人の女性を通して、人間の運命に対する深い疑問にスポットライトを当てる21世紀版ノラの物語である」と語っている。ノラとは、イプセンの戯曲「人形の家」のヒロイン。夫にとって可愛いだけの人形から、夫や子供を捨て、自我に目覚めて自立を望んだ新しい女性を描こうとしたのだ。

ヒロインのヨンウンを演じたパク・ソニョンは、「チャンヒビン」でも、本作とおなじく哀しい結婚生活を演じたが、「オー!必勝」「18・29~妻が突然18才?~」とシリアスな物語からコミカルな約まで自在に演じることができる透き通った美しさのある女優だ。(詳しくは特集「三大悪女-張禧嬪 チャン・ヒビン編」で詳しく紹介)「冬鳥」では、母親を病気で、和食店主の父を交通事故で、数ヶ月のうちに相次いで亡くし、まるで運命の風の前に一人で立つ冬鳥のような女性を演じている。

一方、ヨンウンを愛する二人の男性はドヒョンとギョンウ。
ドヒョンは、ヨンウンが引き取られた会長の息子で、ヨンウンを愛しながらも、妹として接するしかないと自分にいい聞かせ、一度は愛をあきらめながらも、ヨンウンの不幸を知り生涯彼女を守ろうとする心強い男性。イ・テゴンが高句麗の英雄「ヨンゲソムン」とはまた違った魅力で頼もしく演じている。
ギョンウは、ヨンウンの夫の一流皮膚科レジデントながら、強烈なマザコンでヨンウンを愛していながら、愛する方法を知らず母親の操り人形となっている男性。演じたのは、韓国のキムタクと呼ばれ、SONY PSPのCMでずば抜けた存在感を見せつけ、ドラマ「百万長者と結婚する方法」では主人公に抜擢された、今最も注目されている俳優。

第1話から怒涛の不幸が押し寄せる昼メロの王道「冬鳥」。まずはショウタイムの1話無料のサービスで、その不幸を存分に味わってみよう。

■「冬鳥」作品情報
・話数: 全43話
・放送: MBC
・放送年: 2007年
・監督/演出: チョン・セホ
・脚本: イ・グムジュ
・出演者: パク・ソニョン、イ・テゴン、ユン・サンヒョン、パク・ウォンスク、

視聴価格は、第1話無料、2話以降は各話210円/3日間、14話パック(2話~15話、16話~29話、30話~43話) 2730円/14日間で視聴可能。

ShowTime「冬鳥」


kandoratop[愛憎劇&ヒューマンドラマ]に戻る

★本サイトで掲載されている記事、写真については無断使用・無断複製を禁止いたします。