ダメ青年だった武誠治（二宮和也）は、母の病気がきっかけで自分と向き合い、家族のために立ち上がり、そして仲間を得てひと回り大きく成長した！その誠治がドラマ最終回で悩みに悩む。「フリーター、家を買う。」、21日（火）の最終回は20分拡大で放送、番組サイトには予告動画が公開されている。

「最終回は20分拡大！」と聞いて正直ホッとした。それほど武家には難問が山積しているのだ。前回の第9話では、母・寿美子につきまとう悪質訪問販売員との関係を終わらせるために、必死で貯めた100万円を手渡した誠治。弱者の弱みに付け込む卑劣な手口に怒りながらも、母のために虎の子を差し出した誠治の優しさに胸を打たれ、誠治の悔しさに一緒に涙した視聴者も多かったのでは？前回の二宮の演技はそれほど真に迫ったものだった。

最終回の放送では、誠治が大悦土木の職長・大悦貞夫（大友康平）から正社員にならないか、という話を持ちかけられる。誠治の人柄とパソコン技術などを総合して、彼になら事務と営業を任せられると判断したのだ。尊敬する大悦の申し出に喜ぶ誠治だが、また同時に悩みの種がひとつ増えてしまったのも事実だ。誠治は、安定した企業、いわゆる大手への就職を希望しているのだから…。そんな誠治が相談を持ちかけたのは、やはり真奈美（香里奈）だった。真奈美は、どの会社に入るかは誠治自身の基準で決めればいいとアドバイスをする。
そんな矢先に誠治が最終面接をすっぽかした医療機器の会社から、もう一度誠治と会って話がしたいとの連絡が入る。果たして誠治の基準はどう動くのか？

また誠治は、設計部門に移ることになった真奈美の送別会の席上で、彼女が研修のために和歌山に行くことを知りショックを受ける。誠治としては良き仲間と思っていた真奈美の転勤に、ショックを受けた自分の心にこそ驚いたのかも知れない。就職とは別のところで誠治の悩みがまた増えた。果たして誠治と真奈美は仲間から一歩進んだ関係になれるのか？二人のラブラインも気になるところだ。

他にも最終回では、姉の亜矢子（井川遥）の堪忍袋がキレてしまう。姑（鷲尾真知子）との折り合いがますます悪くなり、遂に息子の智也（橋本智哉）を連れて実家に戻ってきたのだ。そこに、頑固者の父・誠一（竹中直人）が口を挟んだものだから事態はさらに悪化する。やはり、20分の拡大放送は大正解だ！

こんなに問題を残した武家、そして最終回で誠治は家を買うことができるのか？ドラマは最終回の最後の最後まで目が離せそうもない。

ところで最終回では、真奈美が設計部門に移ることで、代わりの現場監督がやってくる。嵐のドラマでは、次のクールにドラマ出演するメンバーが最終回で友情出演をするのが定例。今回は、もちろん相葉雅紀だ。局は違うが、相葉はテレビ朝日の1月スタートのドラマ「バーテンダー」に主演する。その相葉が香里奈の代わりに最終回に登場する。感動の最終回に、二宮から相葉へのドラマのバトンがどう渡されるのか、こちらも気になるところだ。香里奈も1月ドラマで主演する。1月期のドラマについては予告動画で先取りチェックを参考にされたい。

それにしても今回のドラマは、内容も素晴らしかったが、出演陣の演技力が素晴らしかった。竹中直人の分らず屋親父ぶり、かつてのトレンディー女優の浅野温子のうつを患った母、元祖癒し系の井川遥の少々きつめの姉、香里奈の男前ぶりも見ていて気持ちが良かったし、大友康平はさすがの迫力だった。関ジャニ∞の丸山隆平の演技も好感が持てたし、アンジャッシュの児嶋一哉との絡みも何気に面白かった。しかし、やはりなんといっても本作は二宮の演技力光っていた。ダメ青年から少しずつ成長する姿に、同世代の若者は多くの勇気をもらったのではないだろうか。ぜひとも同じメンバーで続編が観たいものだ。

「フリーター、家を買う。」最終回は、明日、21日（火）夜9時から、20分拡大で10時14分まで放送。予告動画は、番組サイトから視聴できる。


「フリーター、家を買う。」予告動画
「フリーター、家を買う。」番組サイト
フジテレビOnDemand「フリーター家を買う」

※ナビコンでは、過去に紹介した嵐関連の動画を嵐のCM特集のコーナーで一挙紹介。
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