父の仇敵・信長に魅了される江、大河ドラマ「江―姫たちの戦国」第2回予告動画配信

2011年01月11日18時07分ドラマ

信長との初対面に江は…、大河ドラマ「江―姫たちの戦国」第2回「父の仇」の予告ムービーが、NHKのドラマ公式サイトに配信されている。



■第2回あらすじ
天正7年(1579年)春。小谷城落城から6年が経ち、市(鈴木保奈美)と茶々(宮沢りえ)、初(水川あさみ)、そして江(上野樹里)の3人の娘たちは、信長の弟・織田信包(小林隆)の居城・伊勢上野城に身を寄せ、平穏な日々を送っていた。そんなある日、信長(豊川悦司)から市の元へ安土城へ来るよう書状が届く。

信長と初めて対面した江は、その圧倒的な姿に魅了される。しかし、父・浅井長政を自害に追い込んだことを覚えている2人の姉が信長を見る目は違っていた。信長が母や姉らを悲しませた張本人であることを知った江は…。


第1回では冒頭のサービスカットのみ登場だった上野樹里演じる江が、いよいよ主人公として登場する。落城の憂き目を身をもって知る2人の姉とは違いのびのびとした性格のまま育った江。第1回でもそんなキャラクターの片鱗が垣間見えていたが、はたしてとのようなヒロインへと転じていくのか、まずは楽しみな第2回だ。

そんなかたちで始まった「江―姫たちの戦国」、物語のプロローグとなった第1回を振り返りながらポイントを押さえておきたい。まず、第1回の主役というべき江の母・市。鈴木保奈美の存在感はやはりさすがと言っていいだろう。輿入れ前の岐阜城内での凛々しい表情と、夫・浅井長政と出会ったあとの“女らしさ”の使い分けは、10年のブランクを感じさせない。

その市にまつわる有名なエピソードの一つに、信長が越前・金ヶ崎の戦いで浅井・朝倉連合軍に挟み撃ちにされた際、市が両端を麻の紐で結った小豆袋を陣中見舞いに送り、兄・信長に危機を知らせたという話がある。この逸話を逆手にとったシーンが、第1回のターニングポイントとして挿入されていた。このいわば“定番崩し”に、脚本家・田渕久美子の意思表示が見て取れる。従来の歴史ドラマを見重ねているファンには少なからぬ抵抗があるかも知れないが、むしろこれまでの既成概念をどう切り崩していくのかを楽しみにするくらいの気構えを持ってドラマを見るのもまた一興だ。

また、今や天才子役と注目される芦田愛菜が演じた少女時代の茶々の立ち居振る舞いも要チェックだ。やがて大坂城に君臨する烈女・淀君の片鱗をうかがわせる大胆な行動を、大人顔負けの演技でやってのけるあたりに、女優としての彼女に末恐ろしさを感じずにはいられない。

そんな「江―姫たちの戦国」の第1回「湖国の姫」は、NHKオンデマンドの見逃しサービスにて配信中だ。視聴料金は210円。

大河ドラマ「江―姫たちの戦国」 NHK公式サイト
大河ドラマ「江―姫たちの戦国」第1回「湖国の姫」 NHKオンデマンド

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