最先端の科学を通して人体の謎に迫るドキュメンタリー「サイエンスミステリー2011」、29日（土）の放送は、「見えざる禁断の世界～極限の運命と闘う人々」をスペシャルで放送、番組サイトには驚くべき予告動画が公開されている。

今夜紹介するのは、「人類究極のダイエット法」「頭蓋結合双生児が教えてくれたこと」「1つの身体に20の脳」「無意識殺人の恐怖」「世界一美しく太りたい女性」「眠りを奪われた一族」。

「人類究極のダイエット法」では、どうしてもダイエットしたいという62歳の女性が試した究極のダイエット法を紹介。彼女が試したダイエット法とは、脳に直接電極を埋め込み、摂食中枢を刺激して食欲を消し去るというもの。人間の本能までもコントロールした女性は、望むようなダイエット効果が得られたのか？

「頭蓋結合双生児が教えてくれたこと」は、頭蓋骨がくっついて生まれた双生児の不思議な能力に迫る。独立した脳を持つはずの二人は、一人が見たり考えたりすることをもう一人がわかってしまうのだ。二人に授かった特別な能力を最新科学が紐解く。

「1つの身体に20の脳」では、20人の人格をもつ多重人格者を紹介する。なんの予兆もなく突然20もの人格が入れ替わるのはイギリスに住む50歳の女性。彼女には13歳になる娘がいて、娘は母の複数の人格を受け入れ生活しているのだ。

「無意識殺人の恐怖」は、殺人を犯しながら裁判で無罪判決を受けた人物の脳の無意識の領域
に迫る。なぜ人間は、意識のないところで突飛な行動をとるのか？“無意識”とはいったい何なのかを探る。

ダイエットは多くの女性が気になることだが、「世界一美しく太りたい女性」では、NYマンハッタンで行われている真夜中の「肥満系パーティー」に参加するために太りたいと願う女性を紹介。彼女が目指すのは、ただ太るのではなく、部分的に太るところは太り、痩せるところは痩せたいと思っている。現在研究が進んでいる「痩せる物資」が実用化されれば、「部分痩せ」も可能になり、彼女の夢がかなうかもしれない。そんな究極のやせ薬に迫る。

「眠りを奪われた一族」では、発症すれば致死率100％の奇病に迫る。スペイン・バルセロナに暮らす女性は、全く眠ることができないという遺伝子を持つ人物。この病気を発症すると、全く眠ることができず、1年ほどで死に至ってしまう。現在のところ彼女は発症していないが、いつ発症するかわからない。彼女はこれまで遺伝子検査を拒んできたが、結婚・出産という人生の節目を迎え、究極の選択を迫られていた。

番組では、以上の6人の人物の脳に潜む謎に迫り、脳の神秘と不思議を紐解いていく。司会は所ジョージと杏。ゲストは東京大学大学院教授の佐倉統氏を迎える。

放送は、フジテレビにて今夜29日（土）9時から。番組サイトでは今夜の予告編と、過去のサイエンスミステリーで紹介した内容をアーカイブしている。

予告動画
「サイエンスミステリー2011」番組サイト