母の心と、2人の息子の思い…「鉄の王キム・スロ」第19話あらすじと見どころ-BSフジ
イジンアシは、母チョンギョンの心がスロに移ったことを恨み、スロを殺害しようとした!イジンアシの振り下ろす短剣をとめたのはチョンギョンだった。第19話では、イジンアシのスロへの憎しみがますます大きくなる。一方で、スロは自分の進むべき道をはっきり見定めるのだった。
【第19話のあらすじと見どころ】
イジンアシはこれまでクヤ国の王座に就くことだけを目指して生きてきた。いや、チョンギョンに教育されてきた。ところがスロが我が子と知ったとたん母は手のひらを返したような態度。母が許せない!目の前のスロに重傷を負わせたのも母なのだ。「自分のことなど眼中にないのか」と訴えるイジンアシに、「子供はみんな同じように大事だ」というチョンギョン。しかし、どうみてもそうは取れないチョンギョンの態度に、イジンアシはショックを受ける。せめてあの時イジンアシを追いかけていれば…。
さて、すっかりスロの母親気取りのチョンギョン。哀れなのは何も知らなかった養母のスリンだ。しかしご安心あれ。ようやく意識を取り戻したスロの態度がスリンを救った。一瞬のことなのでお見逃しなく。この後、スロは2人の母とそれぞれ2人きりで話しをする。
まずは、いきなり「ウリ スロ」と擦り寄ってくる実母チョンギョンだ。20年間憎まれ続け、命まで狙われた相手を母と思えない、とこころを閉ざすスロ。そういえば、スロは一度だけチョンギョンが母かも知れないと考えたことがあった。しかし、それも昔のことと、スロの心の扉は閉ざされたままだ。ただ一瞬、実父の話を聞いたときだけはスロの心は揺れたようだ。「祭天金人族の王キム・ユン」これがスロの父。クヤ国にたどり着くまでのチョンギョンの悲惨な人生をスロの心はどう聞いたのだろう。
一方、養母スリンとの場面では、血はつながらなくとも心の通じた母子の温かい会話が胸を熱くする。もうこれからは自分が母を守る!シングィガンを恐れることはない!と宣言したスロだったが…。
身から出たさびとはいえ、チョンギョンは哀れだ。スロは心を開こうとしない。イジンアシは荒れてチョンギョンのことを「スロの母」と呼ぶ始末。さすがにかわいそうな気がする。そういえば、スロが我が子と知ってから、まるでつき物が落ちたような柔らかい表情を見せるチョンギョンの。演じたぺ・ジョンオクの演技力もさすがだ。
養母とかつてのふるさとに戻ったスロは、スロは人々のために努力することとシングィガンと戦うことを誓い、ヌク島の恩人ソンドに支援を求める。しかし、ここでちょっといい場面がある。すでに、ファンオクとトゥクソンがスロの気持ちを察してソンドの支援を取り付けていたのだ。今後スロを支え力を貸してくれる心強い3人のスロを思う気持ちは強い。しかし、気になるのは、トゥクソン。彼の記憶が戻ったら…。いや、今は考えるのをやめておこう。
スロが自分の進むべき道を見出し、大志を抱いた頃、イジンアシは酒びたりになっていた。チャンソ谷から自分を慕ってやってきたポドゥリを相手に絡んでみたり、かつての彼の姿はどこにもない。
そんなイジンアシを見かねたチョンギョンは、聖地ソドに出かけて神女ナチョルリョに相談に出かける。(前回あんな拷問にかけておきながら…。と思った筆者だが、神女はそんなことを恨んだりしないのだ)
そこで、チョンギョンはナチョルリョに驚きの事実を聞かされる。果たしてその事実とは何なのか?これはドラマで確認しよう。
息子2人にそっぽを向かれたチョンギョンを慰めてくれるのは、もはやファンオクしかいなかった。しかし、チョンギョンはファンオクから、スロを毒殺しようとした医者がアロと一緒にいるところを見たと聞かされる。アロとアヒョ、そして医者の元へと兵が差し向けられ、ただちに捕えられた。拷問にかけられた医者の言葉に観念したアロは、遂に自分たちの正体を明かす。
その頃、サロ国に亡命したソク・タレはクヤ国の現状を話し、自分がクヤ国に内紛を起こさせるから、サロ国の兵を貸してくれと頼むが…。
アヒョの正体を知らないスロは、アヒョを救いに向かう。この場面はアヒョの気持ちになって観よう。スロを愛しながらもスロをだまし、叔母のアロが仕向けたとは言え、結果的にスロの命まで狙ってしまった自分。そんな自分を救いにやってきたスロ。アヒョはただただ泣きながら謝るしかなかった。
さあ、アロとアヒョの正体は?チョンギョンが2人の正体を聞いて恐れたことは?サロ国に亡命したタレの運命は?
【作品詳細】【「鉄の王 キム・スロ」を2倍楽しむ】
※「キム・スロ」韓国公式サイト(話題の1分動画視聴)
※BSフジ「鉄の王 キム・スロ」番組サイト
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また、ここに紹介したのは、あくまでもドラマを楽しむための歴史紹介です。事実と異なる部分もあることをご了解ください。