ニコニコ韓流アワー、「快刀ホン・ギルドン」紹介②登場人物とキャスト-ソン・ユリ、キム・リナ　ほか編

今回の登場人物とキャストの紹介は、ソン･ユリとキム・リナ編！男性主人公たちと同様に、こちらも対照的なキャラクター設定が魅力。目も鼻も丸くて愛らしいイノクと、決して笑顔を見せない冷たいお嬢様のウネ。果たして演じたのはどんな女優なのか？

■ホ・イノク
ホ・イノク（ソン･ユリ）清から帰国した薬商人。過去を知らずにホ老人の孫娘としてたくましく成長するが、実はその出自はチャンフィと深い関係がある。武術に長けた男勝りな性格で、とにかくよく食べる。あまりに明るく純粋なため、ギルドンからは“マヌケ”と呼ばれている。

★ソン・ユリ（1981年3月3日生、168cm、44kg、Ｏ型）
まさに韓国で理想とされているプロポ－ションに大きな瞳の愛らしい顔立ちで、ダントツに男性ファンの多い女優。デビューは歌手として、1998年にピンクル（FIN.K.L）という女性4人のグループ。韓国の芸能界を変えたと言うあのイ･ヒョリがリーダーを務めたグループ（他のメンバーはオク・チュヒョン、イ・ジン）。イ･ヒョリがセクシーでエキゾチックな容貌に、媚びないスタイルで「主張する女」というイメージに対して、ソン･ユリはグループのマンネ（末っ子）というポジション。育った環境が父が牧師で大学教授、兄は医者というまさにお嬢様。劇中のイノクは下品で大飯ぐらい。でもまあくれくらいは許そう。ところが、第2話では屋外でも平気で用を足す、早い話が“野○ソ”までやってのける。実像とはまるで逆のキャラクター設定だ。
彼女の代表作といえば、2002年「千年の愛」、2006年「雪の女王」。「千年の愛」では、現代にタイムスリップしてきた百済の姫。劇中彼女が使ったお姫様言葉が韓国の若者の間で流行した。「雪の女王」も、ヒョンビン相手の典型的なお嬢様キャラで、「ソン･ユリ＝お嬢様」のイメージが浸透していただけに、このイノクの役で「女優生命は大丈夫か？」と心配してしまった。しかし、ご安心あれ！イノクは4話以降どんどん愛らしくなり、最終回ではきっと抱きしめたくなるはず。自慢の美声が聞けるのも嬉しい。
ちなみに、2009年最大のヒット作「善徳女王」のヒロイン・トンマンは、当初ソン･ユリがキャスティングの候補に上がっていた。契約料などの問題で、土壇場でイ・ヨウォンに白羽の矢が当たった。朝鮮半島初の女帝である善徳（トンマン）を、彼女ならどう演じたのか、見てみたい気もする。

■ソ・ウネ
ソ・ウネ（キム・リナ）両班（高級官僚）のお嬢様。もっと自由に生きたい、と妓生に憧れたり、ばあやをお供にたびたび外出するなど良家のお嬢様にしては非常に行動的だが、プライドは人一倍高い。ギルドンの兄（こちらは嫡子）の許婚でありながら、娼館で出会ったギルドンに興味を持ち、何としても自分のものにしようとする。
★キム・リナ（1985年8月1日生、167cm、47㎏）
キム・リナを本作の前から知っている方は相当の韓ドラ通！日本ではまだそれほど名前が知られている女優ではない。2006年のホラー映画「ある日突然 3番目の話-D-day」で女優デビュー。韓国では美人女優がホラー映画でデビューするのはごく一般的で、映画「女子高怪談」などは若手女優の登竜門として知られるほど。2010年にBeeTVで配信したキム・ジェウク、キム・ジュン、南沢奈央が主演の日韓合作ドラマ「キミの記憶をボクにください～ピグマリオンの恋～」を視聴された方は、気づいただろうか。コンニム役で出演している。まだそれほど多くの作品には出ていないが、理知的なイメージの女優として注目された。
「ホン･ギルドン」で彼女が演じたウネという役は、母を亡くしてひねくれた微笑を忘れた「氷のお姫様」という役柄。氷のお姫様といえば、ソン・ユリのヒット作「雪の女王」を思い出すが、本人は意識しただろうか？当時大学生だった彼女は、インタビューでは、イ監督にも目をかけてもらい、衣装などにも格別の配慮をしてもらったと答え、ぺ・ヨンジュン主演「太王四神記」のイ･ジアのように新人賞を取りたいと女優としての意欲も満々に話していた。（2008年韓国東亜ニュースのインタビューより）

(c)KBS＆KBSi他にも「快刀ホン･ギルドン」には、まだまだ魅力的な俳優が大勢出演している。
たとえば、ギルドンの兄のホン・インヒョンを演じたキム･ジェスンは、「華麗なる遺産」のジュンセの後輩。チャンフィの後見人役のノ尚宮は、「美男＜イケメン＞ですね」でもチャン・グンソク」と共演している。盗賊団のゴムイ（コム）を演じたメン・セチャンは、ウォンビンの出演した「コッチ」で主人公の同級生役を演じた少年だったり、ウネの父役で高級官僚を演じたアン・ソクファンは、韓国版「花より男子」のクム･ジャンディ（つくし）の父クム・イルボンで庶民的なクリーニング屋さんのオヤジ。
ドラマ大国の韓国では放送されるドラマ数も半端じゃなく多い。日本でもなじみの俳優や女優が、思わぬ役柄で登場したりしているので、それらを探してみるのも韓ドラの楽しみ方のひとつ！あなたは、何人見つけられるかな？

※韓国ドラマの紹介や韓流エンタメについては、ナビコン特集「韓ドラここが知りたい！」から。朝鮮王将時代の地図や年表、党派の歴史表もあります。

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