感動の最終回は涙の抱擁…「幻の王女チャミョンゴ」39話あらすじと見どころ

2011年03月19日20時48分ドラマ
(C)SBS

愛という名の毒にやられ背徳の王女となったラヒと、愛を捨ててまで楽浪の救世主となろうとしたもうひとりの王女チャミョン…感動の最終回は、ドラマ冒頭から最期まで、涙腺決壊の韓国史劇最高のラブラインが見られる。

第39話のあらすじと見どころ
最終回のオープニングは、切り裂かれた自鳴鼓(チャミョンゴ)の前で血塗られた剣を持つホドンからC)SBS(ラヒ王女)C)SBS(ラヒ王女)始まる。楽浪王チェ・リの命を自らの剣で終わらせたホドン。彼がラヒと交わした約束-楽浪の王族を、高句麗の貴族として迎え、民は高句麗の民とわけ隔てなく扱う-は、何一つ実行されることはなかった。いや、そんなことを初めから守るつもりなど大武神王はなかったのだ。高句麗の王はいよいよ楽浪支配を進める。ホドンは楽浪の民を迫害しないよう嘆願するが、そんなことを聞き入れる大武神王ではない。それどころか、楽浪の民の怒りを、国を裏切ったラヒへと仕向ける。ラヒは民衆の怒りの前にさらされることになるが、ラヒの迫真の演技をお見逃しなく。まずはじめは、養母モ・ハソ王妃に最期の挨拶をする場面、続いてホドンとの別れの場面。また、いよいよ怒れる民の前にさらされる場面では、ハソの慈愛に満ちた言葉と行動をお見逃しなく。

ラヒのもう一人の母、実母ワン・ジャシルは、わが娘の最期に対してハソとはまったく違う、いかにも彼女らしい激しい執着心と盲目愛を見せる。それにしても、これほどまでに娘ラヒを王座につけることに執着したジャシルだが、まさか当の本人に何もかもをぶち壊わされるとは、思っても見なかっただろう。唯一救われるのは、散々疎まれたチェ・リ王の霊が棺の前のジャシルに優しく微笑んで見せてくれたことだ。

さて、チャチャスンの夫妻のおかげで命が助かったチャミョンは、大将軍ワン・ホルと力をあわせて楽浪国の復興を目指す。
ここで物語りは、第1、2話と続くのだ。1年後、チャチャスンの人形劇を観劇したホドンは芝居小屋の床下に隠し部屋があることに気づき、そこにチャミョンが隠れていることを確信する。再会したホドンとチャミョン。ともに熱望した再会…。しかし、チャミョンとホドンの目的は違っていた。
筆者はこれまで50作ほどの韓国史劇を観てきた。恋物語から格闘シーンになったり、恋を成就するために戦ったりという作品は数多く見てきたが、格闘シーンがそのまま熱烈な胸キュンのラブラインになっている作品には、これまでお目にかかったことがない。チャミョン(プク)を知って、野望より深い愛を知ったホドン王子。ホドンを愛して、愛より大事なものがあることを悟ったチャミョン。二人の長い格闘シーンのラストに来る愛の抱擁をお見逃しなく。

ドラマのラストは、ほかにもさまざまな愛が描かれている。チャチャスン、ヘンカイの愛、ハソとジャシルに仕えた侍女たちの忠心、最後に見事な見せ場を作ってくれたホドンの部下テチュの忠誠心、ワン・ホル大将軍のチャミョンへの深い愛。そして、ホルとモ・ヤンヘの夫婦愛にも大いに泣かされる。

“愛”ということにテーマを絞ってみれば、「幻の王女チャミョンゴ」はひょとすると、数ある韓国歴史ドラマの中でピカイチかも知れない。
「幻の王女チャミョンゴ」、凄まじい「闘い」と究極の「愛」!そして衝撃のラストシーン!謳い文句に何一つ偽りのない素晴らしい作品だった。


本作の2倍楽しむは、いかがでしたか?このコーナーに感想を寄せてくださる読者の中には、なぜ、本作が韓国で視聴率が悪かったのかをいぶかしがるご意見をたくさん頂戴しました。主演俳優たちの紹介と一緒にもコーナーで紹介していますので、ご覧ください。予告動画と、人物相関図は「幻の王女 チャミョンゴ」オフィシャルサイトで視聴、チェックできる。
「幻の王女チャミョンゴ」は、2012年2月現在、BSフジで一挙放送中。

「幻の王女 チャミョンゴ」オフィシャルサイト[予告動画]
BSフジ番組サイト (2011年4月17日より放送)
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LaLa TV「幻の王女チャミョンゴ」

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