呂布が劉備の窮地を救う…ドラマ「三国志Three Kingdoms」第14話あらすじと第15話みどころ-BSフジ
4月18日、BSフジのドラマ「三国志Three Kingdoms」は第15話「衛門に戟を射る」を放送する。袁術からの兵糧を受け取った呂布だったが、劉備の守る小沛を袁術に明け渡すと次は徐州が危うくなる。そこで呂布が考えたのは自らの武勇に訴える和睦だった。呂布は自らの勇猛さで袁術軍と劉備軍の衝突を回避する事に成功するが、それは新たな遺恨を生みだしていた。その頃、かつて呉の覇王だった孫堅の長男である孫策は、袁術の下で一介の将軍として使える身であった。父を失い放浪の果てに辿りついた場所で、屈辱を耐え忍びながら孫策は見事な武将に成長していたのだった。
第14話
皇帝からの密書として袁術征伐を命じられた劉備は、その裏に曹操の意図があるのを知りつつも義に従って袁術征伐を受ける事にした。しかし、出兵の間に誰が徐州を守るかが問題となる。関羽や趙雲が守備を申し出るが、2人には同行して欲しいと劉備は考えた。それを知って張飛はふて腐れるが、劉備が張飛には留守を任せられないかもと案じると慌てて留守番を申し出る。そんな張飛に劉備は酒飲まぬこと、腹を立てぬこと、兵に乱暴をせぬことの3つを言いつけた
一方の袁術も劉備の襲撃を知り、その裏の曹操の意図を把握して劉備不在の徐州を呂布に襲わせるように画策する。留守を預かる張飛は張り切って劉備からの言いつけを紙に書いて貼っておくように家臣に言いつける。しかし、それと同時に50瓶の酒も用意するように申し付けていた。行軍中の劉備は張飛を案じていたが、それ以上に呂布の動向を関羽は気にしていた。呂布のもとには袁術から徐州を攻略する旨の密書が届いていた。金一万両と絹布二千反に軍隊という褒賞に目がくらんだ呂布は早速陳宮に相談する。陳宮は取りあえず袁術に承諾の返事をして先に金と絹布をもらい、行動するのは機を見てからと提案する。
留守を守る徐州で、張飛は酒を飲んでそれを兵士たちにも振舞っていた。兵たちに酒を勧める中、一人の兵士が下戸であるとして張飛の酒を断った。その兵は呂布の従弟の曹豹であり、呂布の名にかけて張飛へ許しを乞うのだった。ところが呂布を気に入らない張飛は却って激怒し、曹豹を酷く殴りつけて侮辱するという行為に出た。結果として劉備が禁じた3つの誓いを全て破ってしまったのだった。張飛の乱暴狼藉で傷ついた曹豹は呂布に窮状を訴え敵を討つように願い出た。この曹豹の報告によって徐州の城に張飛しか残っていない事を呂布が知る事となり、これを機に徐州へ攻め入る事を決める。曹豹は城に戻って潜伏し、夜中に城門を開けて呂布の軍隊を城内に引き入れた。酒に酔った張飛が目覚める頃、呂布は城内の要所の殆どを制圧していた。一時は抵抗を試みた張飛だったが、圧倒的に不利な状況に陥って結局は逃げる他は無かった。徐州では呂布や陳宮が勝ち戦の報告を次々に受けて喜びに勇んでいるところだった。
敗れた張飛は、恥を偲んでも劉備のもとへ行く他は無かった。嘆き悲しむ張飛に対し、徐州は偶然手にしたものに過ぎず失ったことも天意として深く責める事は無かった。しかし劉備の夫人と妾を城内に残したことを関羽に咎められて自決を図ろうとする張飛に、劉備は桃園の誓いを挙げて死ぬことはならぬと止めるのだった。前を袁術、退路を呂布に挟まれた劉備が選んだのは、徐州に戻って呂布を頼ることだった。寝返ったとされてもおかしくない呂布のもとに来て、徐州を呂布に委ねた上で小沛へ赴く事を願い出た劉備に対し、真の君子であるとして呂布は感動する。結果として呂布と劉備の関係は場所は違えど以前と同じ同盟関係を崩すことは無く、曹操や袁術のもくろみは外れた格好となってしまった。しかし袁術は20万石の兵糧を呂布に送り、その見返りとして劉備への援軍をしないように申し出る。呂布がそれを受けたのを機に、袁術は小沛攻略を始めた。袁術の攻撃を前に、劉備は趙雲を徐州へ使いに出して援軍を請う。その際、呂布ではなく軍師の陳宮に相談するようにいいつけるが一抹の不安は拭えなかった。
第15話みどころ
ここ数話は呂布の知力に乏しい、どちらかというと欠点を見る場面が多かったが、ここは久々に呂布の軍人としての才覚が冴える回である。更に久々に孫策が登場、以前は父に頼る善良な息子というだけの印象だったが、その逞しい風貌と表情に流れた年月と武将としての成長が伺える。三国志でもかなりの人気を誇るキャラクター・周兪もいよいよ登場し、登場人物も多くみどころが山盛りの回となる。
「三国志Three Kingdoms」第15話はBSフジにて4月18日(月)午後6時から放送。作品オフィシャルサイトでは予告とダイジェスト動画を公開中。
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