袁術攻撃で緊迫する曹操、劉備、呂布の関係…ドラマ「三国志Three Kingdoms」第15話あらすじと第16話みどころ-BSフジ
4月25日、BSフジで放送の「三国志Three Kingdoms」は第16話「呂布、徐州牧となる」を放送する。孫策のたくらみで玉璽を手に入れた袁術が皇帝の名乗りを挙げた事は、曹操にとって袁術攻撃のきっかけを作る好機となってしまった。曹操の手が及ぶ事を案じた袁術は、呂布を味方に引き入れるべく政略結婚を申し出る。しかし、曹操が皇帝の名を以って呂布を徐州牧に命じた事で呂布は一気に曹操へ加担する。曹操が袁術を攻撃する際、呂布からの援軍として出向くように命じられたのは劉備たちとなってしまう。
第15話あらすじ
袁術の命を受けて小沛攻略に向かった紀霊の軍は間もなく近づいていた。この緊迫した事態において余裕の構えを見せる呂布に対し、陳宮は苦言を言って徐州の危機である事を悟らせようとした。しかし呂布は劉備の遣いで訪れた趙雲に、小沛に程近い五里坡に設けた宴席に招待するよう言づてるのだった。袁術から20万石の兵糧が呂布に渡っている事は既に知られており、この招きを警戒した関羽と張飛は劉備を止めた。しかし呂布は自らを殺すことは無いと考え、宴席に出向くことを決意する。劉備を案じる張飛は随行を申し出、劉備はやむを得ず関羽と趙雲に小沛を託して五里坡に赴く。
五里坡で迎える呂布の布陣は完璧で、道楽者の一面がありながらも戦に関しては天賦の才がある事を劉備は高く評価した。呂布の設けた宴には、袁術軍の紀霊も招かれていた。互いを見て一触即発の状態になるが、そこを呂布は止めて宴会を始める。そこで呂布が切り出したのは、劉備と紀霊の講和だった。唐突に呂布は弓の腕前を紀霊と張飛に尋ねたが、二人とも自分の強さを決して譲らなかった。そこで呂布は方天画戟を城門に立てさせて自らが射た弓が方天画戟を射抜いたら和睦、失敗したら戦にするという条件を出した。紀霊は呂布が遠く離れた戟を射抜くことは無理と理解し、これこそ戦を始めるきっかけになると踏む。対する劉備は、呂布の言葉通りに戦いか和睦かは天意に任せると腹をくくる。それぞれの思惑を胸に、両軍は呂布の申し出を承諾する。そして呂布の放った弓矢は見事方天画戟を飾る房を射落とし、これには張飛も呂布の腕前を見直さずにはいられなかった。戦を仕掛けた紀霊だったが、この約束の前には撤退せざるを得ず、呂布は見事に戦を避けることに成功した。これで袁術からの兵糧を手にしたまま劉備を敵にする事無く丸く治めたかに見える呂布だったが、これが袁術の怒りを増大させることとなった。
すぐにでも呂布を討たんとする袁術だったが、その対応で家臣と紛糾している時、小覇王として成長した孫策が袁術から攻略を命じられた盧江をわずか3日で攻略し、貸し与えられた3万の兵は馬を400頭失った以外は損失が無い事も告げられた。早速宴会を開こうとする袁術だったが、この日が父・孫堅の命日であるとして墓参りに行きたいと孫策は断った。墓へ向かおうとする孫策に、かつて孫堅軍の要であった黄蓋が声を掛けた。今は袁術のもとへ身を寄せる黄蓋だったが、いざという時はかつての主君の子息である孫策に身を賭して力になると誓いを述べた。孫策は家の再興を誓うため、父・孫堅が手に入れて隠していた玉璽を袁術に手渡した。そしてその見返りとして、かつての旧臣であった黄蓋ら4人を自分の配下に戻すように願い出た。玉璽を手に入れたことで舞い上がり、自らが皇帝とならんとする袁術は後先も考えず、優れた武将である4人を孫策に渡してしまう。かくて、孫策は再び旧臣らと団結して袁術の元を離れ、自らの勢力を固めるために旅立つ。
第16話みどころ
これまで長きにわたって繰り広げられた様々な話から築き上げられた現在の関係が、玉璽の登場によって更に微妙な展開へと動き出す。ふとしたきっかけでかつての敵が味方に、味方が敵になるという戦乱の世の中の様子が描き出されているのがこの回だ。群雄割拠の時代だからこそ生じる人間関係の機微、求められる知略や武力というものが現れ、まさに戦国ドラマの醍醐味とも言える回となる。
「三国志Three Kingdoms」第16話はBSフジにて4月25日(月)午後6時から放送。作品オフィシャルサイトでは予告とダイジェスト動画を公開中。
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